こんにちは!IT解決コラム編集部です。
現代社会において、ネットワークは私たちの生活に欠かせないものとなっています。
突然ですが、以下のようなお悩みはありませんでしょうか?
- 会社(お店)のネットが遅い
- 定期的にネットが落ちて困っている
- Wi-Fiに接続ができているのになぜか遅い
これらに当てはまる方は会社(お店)のネットワークが混雑してしまっている可能性があり、通信速度が低下したり、接続が不安定になったりすることがあります。
そこで、本記事では「ネットワークが混雑する原因と改善策」について紹介します。
株式会社MJE
「ワークプレイスをより良くすることで企業の成長に貢献する」をミッションとして、複合機、セキュリティ、ネットワーク等、オフィスに必要な様々な商品を取り扱っております。全国16,000社以上の導入実績と豊富なノウハウをもとに、事業を加速させる最善策についてご紹介します。
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ネットワークが混雑する原因
ネットワークが混雑する原因は、主に以下のようなものが考えられます。
端末の接続台数が多すぎる
昨今、Wi-Fi(無線LAN通信)を前提とした端末が増えており、PC、タブレット、スマートフォン、IoTデバイスなど、様々な種類の端末をネットワークに接続する利用シーンが増えています。
そのため、ついつい多くの端末をWi-Fiに繋げようとしてしまいがちですが、ネットワークに接続できる台数はルーターやアクセスポイントなどのネットワーク機器の処理能力で決まっています。
この上限を超えると、ネットワークへのアクセスが過度に集中する「輻輳(ふくそう)」という現象が発生し、全体の通信速度が遅くなってしまいます。
そもそも輻輳ってなに?
疑問に思われる方も多いと思いますので輻輳の仕組みについては、下記記事にてご紹介しておりますのであわせてご覧ください。
大容量の通信データ
近年、働き方改革やリモートワークの普及により、高画質の動画視聴やWEB会議、大容量ファイルのアップロード・ダウンロードといったデータ量の大きい通信を行うことが一般的になっています。
インターネット回線は予め決められたデータ量(帯域幅)しか同時に通信することができないため、こうした大容量の通信を行うことで上限値に達してしまい、通信データの交通渋滞が発生し通信速度が低下する場合があります。
セキュリティ対策が強固
近年、企業を狙ったサイバー攻撃が増加していることから、ネットワークセキュリティに対する意識が高まってきており、ウイルス対策ソフトやファイアウォール、その他セキュリティ機器を導入する企業が多くなっています。
しかし、それらのセキュリティ対策が強力であるほど通信データをチェックするための処理速度が遅くなり、通信速度が低下することがあります。
ハードウェアの処理能力が低い
ネットワークには次のように機器が接続されており、これらの機器の処理性能が低いと通信速度が遅くなる場合があります。
●ONU(回線の光信号と通信データを相互変換する機器)
●ルーター(1つの回線を複数の端末で使用できるように通信データの交通整理をする機器)
●スイッチングハブ(1つのLANケーブルを複数の端末で使用できるように通信データの交通整理をする機器)
●アクセスポイント(通信データと電波を相互変換して無線LAN通信をする機器)
●ファイアウォール(ネットワークの不正アクセスを遮断する機器)
●端末(PC、タブレット、スマートフォンなど)
ネットワークの通信速度は、そのネットワーク内で最も遅い通信速度が適用されます。
そのため、どれほど高性能な機器をたくさん導入していても、処理能力の低い機器が1つでもあれば通信速度は遅くなってしまいます。
ネットワークの混雑を改善する方法
ネットワークの混雑が発生した場合、以下のような改善策があります。
通信の利用方法を見直す
まずは、高画質の動画視聴や、WEB会議、大容量データのアップロード・ダウンロード等の通信利用を必要以上にしないようにすることで、ネットワークの混雑を改善することができます。
しかしながら業種によってはどうしても大容量データ通信が必要になるケースもあります。具体例を挙げますと下記の通りです。
- CAD
- Illustrator
- Photoshopデータ
上記のほかでいえばシェアオフィス・貸会議室・ホテル・学校など不特定多数の施設利用者がデータ通信を行う場合は、通信利用を意識的に制限させることは難しいため、下記の取り組みを行うことをおすすめします。
Wi-Fi環境を見直す
ネットワークの混雑の発生源としてよく挙げられるのはWi-Fi(無線LAN)の環境です。
そのため、下記の通りWi-Fi環境を見直すことで、ネットワークの混雑を改善することができます。
①アクセスポイントの位置を変える
Wi-Fiが繋がりにくい場合、アクセスポイントと端末との間で電波障害が発生している可能性があります。
例えば、壁などの遮蔽物がある場合や、アクセスポイントとの距離が遠い場合は、電波が届きにくいためWi-Fiの通信が不安定となります。
そのため、アクセスポイントの位置を変更することで、Wi-Fiがつながりやすくなる場合があります。
②Wi-Fiのチャンネルを変更する
Wi-Fiで使用する電波の周波数帯には大きく分けて2.4GHz帯と5GHz帯の2つがあります。
Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの違いとは?
2.4GHz帯は遮蔽物に強く広範囲まで電波を届かせられるものの、他の同じ周波数帯の電波と干渉してしまい通信速度が遅くなる性質があります。
特に、電子レンジなどの家電製品も同じ周波数帯を使用しているため、同時に利用するとネットワークが不安定になる可能性が高くなります。
一方で5GHz帯は、波長が短いため他の電波と干渉しづらく安定した通信ができるものの、遮蔽物に弱く狭い範囲でしか電波を届けられないという性質があります。
そのため、もし2.4GHz帯を使用している場合は、5GHz帯に変更することでWi-Fiがつながりやすくなる場合があります。
ただし、上述のとおり5GHz帯は遮蔽物に弱いため、同時にアクセスポイントの位置の見直しも検討するとよいでしょう。
セキュリティ対策の見直し
セキュリティ対策によって通信速度が低下している場合は、セキュリティレベルと対策ツールを見直す必要があります。
①セキュリティレベルの見直し
ファイアウォール、ウイルス対策ソフトの設定にて、適用機能を調整することによって、通信速度を改善することができます。
もちろん全ての機能をONにして完璧なセキュリティ対策をすることが望ましいですが、強固なレベルの対策をする場合は高速回線の導入や高性能PCの導入などのコストが伴うため、コストとの兼ね合いをみつつセキュリティレベルを適正化しましょう。
②通信データ量の小さいウイルス対策ソフトを選ぶ
ウイルス対策ソフトは、同じセキュリティレベルでもメーカーによって動作の軽さが異なります。
有名なウイルス対策ソフトの中では、ESET社のウイルス対策ソフトが操作の軽快さの面でとくに評価が高いことで知られており、弊社でも全社員にPCに導入がされています。
こうしたウイルス対策ソフトを選ぶことによって、セキュリティレベルを維持しつつも軽快な動作を実現することができます。
ハードウェアのアップグレード
ネットワークの通信速度は、そのネットワーク内で最も遅い通信速度に合わせられるため、処理能力の低いハードウェアがあると通信速度が低下する原因となります。
そのため、ネットワークが慢性的に混雑しており通信速度が常に遅い場合、ハードウェアを高性能なものに切り替えることで解決する場合があります。
①PC、タブレット、スマートフォンなどの端末
よく見落とされがちですが端末の処理性能が低いと、その分アプリケーションの動作が遅くなってしまいます。
一度「使用している端末が古いものでないか、処理性能が十分かどうか」を確認してみましょう。
②ルーター・スイッチングハブ・アクセスポイントなどのネットワーク機器
全世界的な通信利用量の拡大に伴って、通信規格も劇的に進化しており、ネットワーク機器の処理性能も飛躍的に向上しています。
そのため、古いネットワーク機器を使っていると、新しい通信規格に対応した端末と合わなかったり、利用ニーズに適したパフォーマンスを発揮できない場合があります。
ネットワーク機器も、導入したら終わりではなく、定期的に新しいものへ切り替えていくことをおすすめします。
③インターネット回線
高速なインターネット回線を契約することで、通信速度を改善することができます。
ただし、下記の記事でもご紹介しましたが、最大通信速度と実際は異なるため、期待するほどの効果がでない可能性も大いにあります。
業者と相談して、自社に導入するとどれほどの効果があるかについてヒアリングのうえ、導入を検討しましょう。
ネットワークの帯域幅を最適化
インターネット回線には同時に接続できる通信量の上限(帯域幅)があり、通信データ量がその上限値を超えると、一部の通信データが渋滞し通信速度が低下します。
そのため、下記のような取り組みを行い帯域幅を最適化することで、より安定した通信を行うことができます。
①インターネット回線の増強
以下の記事でもご紹介しましたが、インターネット回線を複数契約することによって、通信の使用量の多い部門を切り分けて負荷を分散させることができます。
ただし、回線の利用料が倍増するほか、ネットワーク管理の工数が増えるため、ネットワークエンジニアが不足している企業ではおすすめできません。そんなときは、次にご紹介する方法をおすすめします。
②使用帯域を自動調整する
回線が1つだけでも、処理可能な通信量の上限値に達しないように通信データ量を自動的に調整すれば、通信速度の低下を防止することができます。
これまではそのような解決方法がなかったため、ハードウェアのアップグレードか回線を増やすなどの選択肢しかありませんでしたが、東証スタンダード上場企業であるチエル株式会社が販売する「Tbridge」という装置の登場により、それらを簡単に解決できるようになりました。
Tbridge(ティーブリッジ)のご紹介
「Tbridge」は、無線LANの状況を「把握→改善→安定化」するサイクルを自動的に繰り返すことで、「速度が遅い」「よく切れる」「つながらない」といった問題を解決し、安定的な無線LANの運用管理を可能にする無線LAN最適化ソリューションです。
機能① 無線LANの問題を可視化
Tbridgeは、無線LANの状況をリアルタイムで数値やグラフとして表示することで、現在ネットワーク内でどのような問題が発生しているかを瞬時に把握することができます。
機能② 独自アルゴリズムでデータ転送を高速化
Tbridgeは、無線通信専用の独自のTCPアルゴリズムを採用しており、このアルゴリズムによって通信データ(パケット)の送信量を自動で調整し、ネットワーク輻輳を効果的に回避します。
これにより、パケットロス、再転送、遅延を改善し、最大約350%のデータ転送速度を実現します。
機能③ トラフィック制御
Tbridgeは、データ通信を自動調整することにより、容量の大きなデータ通信を行う端末による帯域幅の独占を防止し、安定した通信トラフィックを実現します。
以上の3つの機能で、Tbridgeはこれまでになかったアプローチでネットワーク輻輳の根本的な問題解決に貢献します。
また、Tbridgeはルーターとスイッチングハブ・アクセスポイントの間に接続するだけで利用でき、ネットワーク構成の変更が不要なので、スピーディに導入することができます。
この革新的な機能は特許取得済み(第6145190号)ですので、他社にはない強みがTbridgeにはあります。
Tbridgeは2024年でリリース10周年を迎えました
オフィスでの効果も十分に発揮しますが、学校などの教育機関でも大きくサポートをしてくれます。
1人1台環境に対応した校内LANを実現し、授業運営を円滑にすることから、学校や自治体などのユーザーにも評価されており、これまでの累計出荷台数は2000台以上、国内の約10%の自治体の教育委員会(約170自治体、約2000校)で利用されています。
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実際に弊社で検証した結果もありますので、以下の記事もご参照ください。
今なら、Tbridgeをレンタルからスタートできるキャンペーンを実施しているので、ぜひ下記からお問い合わせください!
まとめ
本記事では、ネットワークが混雑する原因と改善策について紹介させていただきました。
ネットワークが混雑すると、通信速度が低下するだけでなく、接続が切断されたり、データ転送が失敗したりする可能性もあります。そのため、ネットワークの管理者やユーザーは、ネットワークが混雑しないように対策を講じる必要があります。
具体的な改善策としては、Wi-Fiの環境を整備する、ネットワーク帯域幅の最適化、ハードウェアのアップグレード、ネットワークセキュリティの見直しなどがあります。これらの対策を講じることで、ネットワークが混雑する問題を改善し、よりスムーズな通信環境を実現することができます。
もしネットワーク環境を見直したくてもネットワークやシステムに詳しい専門スタッフが社内にいない等のお悩みがあるようでしたら、プロの専門業者へご相談されることをおすすめします。
MJEは、全国1万6,000社もの企業様のご支援をさせていただいた実績に基づき、最適なネットワーク構築のご提案が可能です。
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