こんにちは!IT解決コラム編集部です。
突然ですが、ホテル・旅館の管理者の方で下記のようなお困りごとはありませんでしょうか?
- 宿泊客から「Wi-Fiが遅い」というクレームが絶えない…
- 通信トラブルの対応に追われている…
- Wi-Fiを高速化したいが、どうすればいいか分からない…
昨今、ライフスタイルの変化によって、動画視聴、テレワーク、WEB会議、クラウドサービスの活用などが加速し、日常生活におけるデータ通信量が急激に増加しています。
そのような中で、宿泊シーンにおいても、大きなデータ通信量でも快適にインターネットを使用できることが顧客満足度に直結するようになってきています。
今回は、ホテルですぐできるWi-Fi高速化方法について、ご紹介します。
≫【ホテル・旅館に】Wi-Fi通信速度安定化が可能!Tbridgeについて詳しく見る
1.ホテル・旅館のWi-Fiが遅くなる理由
①アクセスポイントが遠い/障害物がある
アクセスポイント(AP)と端末の間の物理的な距離や、壁やドアなどの障害物が多い場所では、Wi-Fi信号が減衰しやすくなります。
特にホテルや旅館のように部屋が多く、複雑な構造を持つ建物では、各部屋に十分な信号が届くようAPの配置を最適化することが重要です。
アクセスポイントの選び方については以下の記事をご参照ください。
②同時接続している端末が多すぎる
Wi-Fiルーターやアクセスポイントに同時に接続できる台数には上限があります。
一般的に、家庭向けの製品なら10台~20台、法人オフィス向けなら~50台などの接続端末数の上限があります。
ホテルや旅館の場合は、宿泊客の利用端末数がルーターの接続上限を超えてしまい、通信が不安定になってしまうケースが考えられます。
③電波干渉が発生している
Wi-Fi信号は2.4GHz帯や5GHz帯で通信しますが、特に2.4GHz帯は他の多くの電子機器と周波数帯が重なりがちです。
電子レンジや他のBluetoothデバイスとの干渉を避けるために、可能な限り5GHz帯を利用するか、APとこれらの機器との物理的な距離を確保することが有効です。
④ネットワーク輻輳が発生している
「ネットワーク輻輳(ふくそう)」とは、簡単にお伝えしますと「多くのデータアクセスが1か所に集中して混雑している状態」のことを指します。
同じネットワーク内で多くの人が同時に大量のアクセスを試みると、ルーター、アクセスポイントなどのネットワーク機器への負荷が高まり、通信データ(パケット)が正常に送受信されず消失する「パケットロス」が発生しやすくなり、通信速度が低下します。
輻輳のメカニズムについての詳細はこちらをご参照ください。
2.ホテル・旅館のWi-Fiを高速化する方法
Wi-Fiが遅いときの対処方法について、原因ごとにご紹介します。
①アクセスポイントの増設/中継器の設置
ホテルや旅館においては、各部屋にアクセスポイントを設置するのが理想ではありますが、費用が高額になるため、期待するパフォーマンスと予算の兼ね合いをみつつ、アクセスポイントを廊下に増設したり、中継器を設置するなどの対策が良いでしょう。
②接続上限の多いネットワーク機器の導入
ルーター・アクセスポイントへの接続端末数が多すぎる場合、機器の見直しが必要です。
法人向けのルーター・アクセスポイントであれば、接続台数が数十名規模~数百名規模まで、幅広く販売されています。
宿泊者数や、通信ニーズに合わせて、最適なネットワーク機器を導入することで、通信を改善することができます。
③5GHz帯のチャンネル使用
電波干渉が発生している場合、Wi-Fiでよく使われている周波数帯の2.4GHz帯から5GHz帯にチャンネルを変更することで、改善される場合があります。
5GHz帯は、周波数が高いため距離が遠いと電波が弱まる、また障害物がある場合も電波が弱くなるという短所がありますが、一方で他の電化製品などと電波干渉が起こりにくいため、通信を安定化することができます。
④伝送データを調整する
上述の要因のほか、宿泊者が一時的に大量のデータを送受信したり、多くの宿泊者が一斉に通信をすることで、ネットワーク輻輳が発生し、通信が遅くなるケースも考えられます。
従来、ネットワーク輻輳が発生した際の対処方法としては、余裕をもってオーバースペックなルーターを購入するか、プロバイダーの見直しを行うといった方法しか選択肢としてありませんでした。
しかし、根本的な解決策として、帯域幅を最大限活用できるように通信データ(パケット)の送信量を調整することでネットワーク輻輳を防止し、通信速度を安定化させる「Tbridge(ティーブリッジ)」という装置が開発されました。
こちらについて、次章でご紹介します。
3.Tbridge(ティーブリッジ)のご紹介
「Tbridge」は無線LANの運用を自動で最適化するソリューションです。このシステムは、「速度の低下」、「接続の断絶」、「接続不能」といった一般的な無線LANの問題を解決し、安定した無線環境の提供を目指します。
具体的には、無線LANの状況を「把握→改善→安定化」というサイクルで繰り返し評価し、継続的に環境を最適化します。
実際に弊社でも「本当に安定するのか調査」をしましたので、以下にて記事にしておりますのでご覧ください。
機能① 無線LANの問題を可視化
Tbridgeの最初の主要機能は無線LANの問題を可視化することです。
このシステムはリアルタイムで無線LANの状態を数値やグラフで表示し、ネットワーク内で発生している問題を瞬時に把握できます。これにより、ネットワーク管理者は迅速に対処することが可能になり、システムのトラブルシューティングが容易になります。
この機能は特に、大規模オフィスや教育施設、ホテルなど、多くのユーザーが同時に接続する環境での無線LANのパフォーマンス監視に非常に役立ちます。
ネットワークの問題点を明確に把握することで、具体的な改善策を計画し、実行することが可能になります。
機能② 独自アルゴリズムでデータ転送を高速化
Tbridgeは、無線通信専用の独自のTCPアルゴリズムを採用しており、このアルゴリズムによって通信データ(パケット)の送信量を自動で調整し、ネットワーク輻輳を効果的に回避します。
これによりパケットロス、再転送、遅延を改善し、最大約350%のデータ転送速度を実現します。
機能③ トラフィック制御
Tbridgeは、データ通信を自動調整することにより、容量の大きなデータ通信を行う端末による帯域幅の独占を防止し、安定した通信トラフィックを実現します。
以上の3つの機能で、Tbridgeはこれまでになかったアプローチでネットワーク輻輳の根本的な問題解決に貢献します。
また、Tbridgeはルーターとスイッチングハブ・アクセスポイントの間に接続するだけで利用でき、ネットワーク構成の変更が不要なので、スピーディに導入することができます。
このソリューションの独自性と効果は特許によって保護されており(特許第6145190号)、Tbridgeを利用することで、他の市場製品にはない高い競争優位を享受できます。
実際に、多くの企業や施設での導入実績があり、その効果が広く認められています。
Tbridgeは2024年でリリース10周年を迎えました
Tbridgeは、そのネットワーク最適化機能がホテル業界において通信速度の安定を図る一方で、教育分野においても大きな役割を果たしています。
このシステムは、1人1台の端末を使用する学校の環境に対応し、校内LANを通じて授業運営をスムーズにサポートします。
教育機関や自治体からの評価も高く、日本国内の約10%の自治体の教育委員会(約170自治体、約2000校)が導入し、累計出荷台数は2000台を超えています。
この実績は、Tbridgeがいかに信頼されているかを示すものであり、その効果の幅広さを証明しています。特に、ホテルや旅館におけるWi-Fi通信の速度と安定性向上は、顧客満足度を高める重要な要素です。
≫【ホテル・旅館に】Wi-Fi通信速度安定化が可能!Tbridgeについて詳しく見る
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今回は、ホテルや旅館の事業者様に向けて、Wi-Fiが遅くなる原因と対処法について紹介しました。「ホテルのWi-Fiが遅いな」と感じたら、一度お問い合わせしてみてください!