【検証】レンタルオフィスにTbridgeを導入するとどうなる?実際に調査してみた!

ネットワーク

こんにちは、IT解決コラム編集部です。

突然ですが企業・店舗の経営者様やIT担当者様の中で、以下のような悩みを抱えていませんか?

  • 従業員から「ネットが遅い」という声が絶えない
  • シェアオフィスやホテルなどでお客様にWi-Fiを提供しているが、「ネットが遅い」と頻繁にクレームが入る
  • 時間帯よってつながりにくいタイミングがあるため、会社のインターネットを安定させたい

前回、当社オフィスに「Tbridge(ティーブリッジ)」を設置し、ネットワークが本当に改善するのかを検証した内容を「【改善される?】Tbridgeが本当に速いのか検証してみた【Before/After】」でご紹介しました。

今回はその続報として、当社が運営するコワーキングスペース兼レンタルオフィス「billage(ビレッジ)」の各拠点にTbridgeを導入した後、どのような変化があったのかについてまとめましたので共有します。

結論から言うと、全体的に非常にポジティブな結果が得られました。

一部で改善が見られない結果もありましたが、全拠点で「応答時間」が大幅に改善され、「パケットロス※1」と「再送※2」の数も顕著に減少しました。

まず、「Tbridgeとは?」について簡単にご紹介し、その後で「billage OSAKA+ 大阪センタービル」「billage OSAKA 野村不動産御堂筋本町ビル」「billage OSAKA 朝日プラザ梅田」「billage SHIBUYA 二宮ビル」の4拠点で行った検証結果について、それぞれ詳しく見ていきます。

※1 パケットロスとは、何らかの理由でネットワークの転送経路の途中でパケット(送信するために分割されたデータ)を喪失し、指定された宛先まで届かないことです。
※2 再送とは、パケットロス等により破損または喪失したパケットを再び送ることです。

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≫【法人向け】通信速度安定化が可能!Tbridgeについて詳しく見る

そもそもTbridgeとは?

実際に導入したTbridge300の外観
実際に導入したTbridge300の外観

Tbridge」とは、一言でお伝えすると「会社・お店・学校・公共施設などのネットワークが遅い問題を解決するための装置」です。

Tbridgeはデータ伝送を自動制御することにより、アクセス集中による通信の混雑を抑えて通信を安定化してくれます。

そのため、これまで主流だった「通信回線やネットワーク機器をアップグレードする方法」とは異なるアプローチで通信改善できます。

Tbridgeを設置していない場合

  • LANの品質が悪いと、大容量回線にしてもインターネットは遅いままです(TCP※1の再送要求と輻輳※2)。
  • 無線LANは、1か所で止まると他の端末がすべて待機状態になります(転送待機)。

※1 TCPとは、インターネットにおいて世界標準的に広く利用されている通信プロトコル(通信規格)です。
※2 輻輳(ふくそう)とは、ものが1か所に集まることを意味し、通信分野ではインターネット回線にアクセスが集中することを言います。
※3(図内) パケットロスとは、何らかの理由でネットワークの転送経路の途中でパケット(送信するために分割されたデータ)を喪失し、指定された宛先まで届かないことです。

Tbridgeを設置した場合

  • Tbridgeがデータを高速再転送。輻輳の発生を防ぎ、インターネットが遅くなりません。
  • 無線LANの転送待機を解消。パソコン・タブレットなど1人1台でもストレスなく活用できます。

Tbridgeを設置することで輻輳(ネットワークの混雑)を防ぎ、非常に快適にインターネットにアクセスすることが可能です。

Tbridgeに関する詳しい説明は、以下のサイトにてご紹介しておりますのでご参照ください。

無線LAN(Wi-Fi)の課題を自動で解決するシステム「Tbridge」
Tbridgeは、オフィス・マンション・ホテルなどの無線LANの遅い・すぐ切れる・つながらないといった課題を自動で解決し最適化するシステムです。遅い原因を分析し、把握・改善・安定化を自動で実行することで、ハイパフォーマンス稼働をサポート致します。

輻輳については、以下の記事にて詳しく解説しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。

それでは次に、拠点ごとの具体的なレポートへと進みます。

検証方法

Tbridge最適化機能のON/OFF期間をそれぞれ設け、OFF期間は通常のネットワークのログを、ON期間はネットワーク通信を最適化した状態でログを取得して効果を検証しました。

以下の項目で、通信状況の差異を分析しました。

  • ユーザー数とセッション数の変化
  • 応答時間(RTT)の変化
  • パケットロス率と再送率の変化
  • パケット数とパケットサイズの変化
  • 通信量の変化

※ 応答時間・パケットロス・再送は、数値が低いほどネットワーク品質が良いとされています。

billage OSAKA+ 大阪センタービルの結果

通信状態の差異を分析したところ、通信安定性において改善効果が認められました。

検証期間

  • 最適化ON期間:8/3~8/16(うち10日間)
  • 最適化OFF期間:8/17~8/30(うち10日間)
    ユーザー数の少ない土日祝日、および平日18:00~翌日8:59は分析対象外とします。

ユーザー数とセッション数の変化は?

最適化ONの期間では、セッション数(平均)が減少したため、あまり変化が見られませんでした。

応答時間(RTT)の変化は?

最適化ONの期間では、応答時間(RTT)が短縮したことから、LAN及びWAN側のデータ転送速度が向上したと考えられます。

パケットロスと再送の変化は?

最適化ONの期間では、WAN側のパケットロス率・再送率が減少したことから、WAN側でのパケット再送が減少し、WAN側の通信安定性が向上したと考えられます。

パケットの変化は?

最適化ONの期間では、パケット数がWAN側で増加した一方でLAN側で減少したことから、外部との通信が活性化し、内部データの交換効率が向上したと考えられます。

通信量の変化は?

最適化ONの期間では、通信安定性が向上したことにより部分的に通信速度が向上しました。特にTCPアップロードにおいて大きな改善が見られました。

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billage OSAKA 野村不動産御堂筋本町ビルの結果

通信状態の差異を分析したところ、通信安定性通信速度において改善効果が認められました。

検証期間

  • 最適化ON期間:11/15~11/18(うち4日間)
  • 最適化OFF期間:11/22~11/28(うち4日間)
    ユーザー数の少ない土日祝日、および平日18:00~翌日8:59は分析対象外とします。

ユーザー数とセッション数の変化は?

最適化ONの期間では、セッション数(平均)の変化が減少したため改善が見られませんでした。

応答時間(RTT)の変化は?

最適化ONの期間では、応答時間(RTT)が短縮したことから、LAN及びWAN側のデータ転送速度が向上したと考えられます。

パケットロスと再送の変化は?

最適化ONの期間では、WAN側のパケットロス率・再送率が減少したことから、WAN側でのパケット再送が減少し、WAN側の通信安定性が向上したと考えられます。

パケットの変化は?

最適化ONの期間では、パケット数がWAN側、LAN側で減少したことから改善が見られなかったと考えられます。

通信量の変化は?

最適化ONの期間では、通信安定性が向上したことにより全体的に通信速度が向上しました。
特にダウンロードトラフィックにおいて大きな改善が見られました。

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billage OSAKA 朝日プラザ梅田の結果

通信状態の差異を分析したところ、通信安定性・通信速度において改善効果が認められました。

検証期間

  • 最適化ON期間:8/3~8/16(うち10日間)
  • 最適化OFF期間:8/17~8/30(うち10日間)
    ユーザー数の少ない土日祝日、および平日18:00~翌日8:59は分析対象外とします。

ユーザー数とセッション数の変化は?

最適化ONの期間では、あまり変化がなかったと考えられます。

応答時間(RTT)の変化は?

最適化ONの期間では、応答時間(RTT)が短縮したことから、LAN及びWAN側のデータ転送速度が向上したと考えられます。

パケットロスと再送の変化は?

最適化ONの期間では、WAN側のパケットロス率・再送率が減少したことから、WAN側でのパケット再送が減少し、WAN側の通信安定性が向上したと考えられます。

パケットの変化は?

最適化ONの期間では、パケットサイズが増加したことにより、内部データの交換効率が向上したと考えられます。

通信量の変化は?

最適化ONの期間では、通信安定性が向上したことにより全体的に通信速度が向上しました。
特に、ダウンロードトラフィックにおいて大きな改善が見られました。

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billage SHIBUYA 二宮ビルの結果

通信状態の差異を分析したところ、通信安定性・通信速度において改善効果が認められました。

検証期間

  • 期間:9月(ON2週間/OFF2週間)
    ユーザー数の少ない土日祝日、および平日18:00-翌日8:59は分析対象外とします。

ユーザー数とセッション数の変化は?

最適化ONの期間では、セッション数(平均)が上昇したことから、通信安定性が向上し、ユーザあたりの快適性が向上したと考えられます。

応答時間(RTT)の変化は?

最適化ONの期間では、応答時間(RTT)が短縮したことから、LAN及びWAN側のデータ転送速度が向上したと考えられます。

パケットロスと再送の変化は?

最適化ONの期間では、WAN側のパケットロス率・再送率が減少したことから、WAN側でのパケット再送が減少し、WAN側の通信安定性が向上したと考えられます。

パケットの変化は?

最適化ONの期間では、パケット数がWAN側で増加した一方でLAN側で減少したことから、外部との通信が活性化し、内部データの交換効率が向上したと考えられます。

通信量の変化は?

最適化ONの期間では、通信安定性が向上したことにより全体的に通信速度が向上しました。
特に、ダウンロードトラフィックにおいて大きな改善が見られました。

まとめ

いかがでしたか?

以上、当社のコワーキングスペース兼レンタルオフィス「billage」の各4拠点でTbridgeを実際に設置した結果についてご紹介いたしました。

Tbridge設置後の効果について

改めて各拠点に設置した結果をお伝えすると以下の通りです。

  • billage OSAKA 大阪センタービル
    →通信安定性において改善効果が見られた。
  • billage OSAKA 野村不動産御堂筋本町ビル
    →通信安定性・通信速度において改善が見られた。
  • billage OSAKA 朝日プラザ梅田ビル
    →通信安定性・通信速度において改善が見られた。
  • billage SHIBUYA
    →通信安定性・通信速度において改善が見られた。

一部で改善が見られない結果もありましたが、4拠点すべてで何らかの改善結果が確認できたことで確かにTbridgeの効果を実感しました。

≫【法人向け】通信速度安定化が可能!Tbridgeについて詳しく見る

また、当社ではbillageだけでなく本社オフィスにも「Tbridge」を導入し、効果検証しました。その際、情報システム部が感じた懸念点や気を付けるべきポイントについて、インタビューした内容を以下の記事にてまとめておりますのでぜひご覧ください。

Tbridgeは2024年でリリース10周年を迎えました

これまで解決できなかった無線LANの安定化を実現「Tbridge」

Tbridgeはオフィスや店舗だけでなく、学校などの教育機関からも評価されています。

1人1台環境に対応した校内LANを実現し、授業運営を円滑化に貢献。これまでの累計出荷台数は2,000台以上、国内の約10%の自治体の教育委員会(約170自治体、約2,000校)で利用されています。

通信の最適化機能は、特許(第6145190号)を取得しているTbridge独自の技術であり、他社には強みです。

特許取得済み(第6145190号)

まずは、ネットワークが遅い原因の調査やヒアリングからさせていただくことも可能です。もしネットワークの遅延でお困りの経営者様、IT担当者様、またはコワーキングスペース・レンタルオフィスの運営者様がいらっしゃいましたら、下記フォームからお気軽にご相談ください!

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