こんにちは!IT解決コラム編集部です。
複合機の導入を検討する際に、このようなお悩みはありませんか?
- 「高画質で鮮やかなカラー印刷ができる複合機を探している…」
- 「トラブルが起きたときに、すぐに対応してほしい…」
- 「使いやすさや操作性も重視したい…」
弊社はこれまで多くの企業様の最適な複合機選びをサポートしてきました。その豊富な経験を基に、ワンランク上の画質を求める企業には富士フイルムの複合機をおすすめします。富士フイルムは、圧倒的な印刷品質、信頼できるサポート体制、そして長期間にわたる耐久性で、数多くの企業から高い評価を得ています。
本記事では、富士フイルムの複合機がなぜ多くの企業から支持されるのか、価格、印刷品質、耐久性、サポート体制、そして他社メーカーとの違いに焦点を当てて、詳しくご紹介していきます。
リース料の相場や各メーカーの比較については、こちらをご覧ください。
株式会社MJE
「ワークプレイスをより良くすることで企業の成長に貢献する」をミッションとして、複合機、セキュリティ、ネットワーク等、オフィスに必要な様々な商品を取り扱っております。全国16,000社以上の導入実績と豊富なノウハウをもとに、事業を加速させる最善策についてご紹介します。
富士フイルムビジネスイノベーションの概要
富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)は、キヤノンやリコーと並ぶ3大メーカーの1つで、業界で初めて普通紙複写機を国内に導入したメーカーとして知られています。
特に、全国のセブンイレブンに導入されているため、利用したことがある人も多いのではないでしょうか。
富士フイルムの複合機は「高性能×高価格」という特徴があります。他メーカーと比較して画質や耐久性の面で優れている一方、価格は高めに設定されています。
代表的な機種であるApeosシリーズは、拡張性とカスタマイズ性に優れ、さまざまな業務ニーズに対応可能です。
コストはかかるものの、高い印刷品質と充実のサポートを求める企業にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
富士フイルムビジネスイノベーションの歴史
富士フイルムビジネスイノベーションは、1962年の設立以来、日本の複写機市場に革新をもたらしてきた企業です。
デジタル技術の進化や環境への配慮といった時代の流れに対応し続けながら、富士フイルムは常に最先端の技術を提供し、国内外の多くの企業から信頼を得ています。
以下では、 富士フイルムビジネスイノベーションがどのようにして市場をリードしてきたのか、その歴史を振り返ります。
年代 | 出来事/革新の歩み |
---|---|
1960年代 | 1962年に富士ゼロックス(現:富士フイルムビジネスイノベーション)設立。業界初の普通紙複写機を発売し、企業の業務プロセスに革命をもたらした。 |
1970~80年代 | 1970年代には、初の自社開発による世界最小サイズの複写機や業界初のフルカラー複写機を発売。デジタル技術の進化に伴い、1980年代にはデジタル・フルカラー複写機を発売。 |
1990年代 | 1990年代には多機能化が進み、FAX・複写機・プリンターの機能を合わせもつ複合機が誕生。 |
2000年代 | 2000年代に入り、 環境への配慮が重要視される中、LEDプリントヘッドやバイオマス樹脂を採用した複合機や、環境負荷削減ソリューションを提供する複合機を発売。 |
2010年代以降 | 近年では、AIやIoT技術を活用したスマートオフィスソリューションの提供を開始。 印刷だけでなく、ドキュメント管理や業務プロセス全体の最適化をサポートし、 企業の業務効率化を促進。 |
このように富士フイルムビジネスイノベーションの歴史は、常に技術革新と顧客ニーズへの対応を追求してきた結果、複合機のリーディングカンパニーへと成長したことを物語っています。
富士フイルムの複合機を選ぶメリット
富士フイルムの複合機には、以下のようなメリットがあります。
1,200×2,400dpiの高解像度印刷
富士フイルムの複合機は、業界でも屈指の印刷品質が魅力です。
特に色彩の再現力に優れており、微妙な色合いまで忠実に表現できます。たとえば、プレゼン資料やクライアント向けの印刷物など、ブランドのイメージを正確に伝えたい場面では、この再現力が大きな強みとなります。
加えて、富士フイルムはオフィス向け複合機でも書き込み解像度が1,200×2,400dpi※あり、細かい文字や斜めの線もなめらかに印刷できます。
一般的なオフィス業務では、解像度が600~1,200dpiあれば十分な品質だと言われています。そのため、他メーカーでは600×600dpiや1,200×1,200dpiで設計されていることが多く、富士フイルムのように高解像度印刷に対応している機種は限られています。
富士フイルムの複合機は、デザイン会社や設計事務所など日常的に高品質な印刷が求められる企業からも高く評価されているため、印刷品質に妥協したくない企業には特におすすめです。
※dpi(ディーピーアイ)とは「Dots per inch」の略で、1インチあたりにドットが何個あるかを示す単位です。
アドビの純正PostScript®に対応
PostScriptとは、Adobe Systemsが開発したページ記述言語(PDL)の一種で、プリンターや画像処理装置などの出力機器で使用されています。
デザイン業務における信頼性の高い出力が保証され、特定のメーカーや装置に依存しない一貫した品質が得られます。これは、クリエイティブな業務で一貫した高品質を求める企業にとって、大きな利点となります。
全国のセブンイレブンにも導入される高い耐久性
全国のセブンイレブン店舗で富士フイルムの複合機が採用されています。
コンビニのような気温や湿度が不安定な環境下で、なおかつ利用頻度が多い場所でも安定して稼働できるため、その耐久性が高く評価されています。
9年連続で1位の高い顧客満足度
富士フイルムの複合機は、「J.D.パワーの顧客満足度調査」で9年連続1位を獲得しています。この評価は、製品の品質やサービスの高さが広く認められている証です。
業務効率を最大化するクラウド連携機能
富士フイルムの複合機は、クラウド連携機能が充実しています。
例えば、フラッグシップモデル「Apeos C7071」シリーズでは、スキャンした文書をクラウドサービスに自動保存したり、クラウドに保存されたデータをパソコンを介さずに複合機の操作だけで直接印刷したりできます。
連携できるクラウドサービスは、OneDrive for Business、Google ドライブ、Dropboxなどさまざまです。またクラウドストレージに加え、DocuSignと直接連携により署名依頼ができるほか、kintoneとの連携ではレコードをもとに帳票の一括作成もできます。
さらに、富士フイルム独自の文書管理ソフト「DocuWorks(ドキュワークス)」を活用すれば、スキャンデータやOfficeファイル、PDF、画像など、異なるファイル形式を1つのデータにまとめ、簡単に編集できるため、作業効率が向上します。
DocuWorksの機能については、以下の動画を参考にしてみてください。
充実かつ質の高い保守サポート
富士フイルムは、全国に300拠点を超える多くの保守拠点を展開し、迅速な対応ができる体制を整えています。また、保守サポートのほとんどは自社およびグループ会社が実施しています。
これにより、万一トラブルが発生した際でも、すぐにサポートが受けられるだけでなく、高い品質と対応レベルが期待できます。また、複合機にはすべての部品にセンサーが搭載されており、不具合が起きた場合はすぐに察知できる仕組みになっています。
また、富士フイルムのシステムとインターネットでつながっているため、消耗品の自動配送や日々の状態監視、故障時の自動通知など、ユーザーは手間をかけずに安心して複合機を利用できます。この手厚いサポート体制は、特に大企業や忙しいオフィスで、安定した業務運営を支えています。
富士フイルムの複合機を選ぶデメリット
富士フイルムの複合機には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。導入を検討する際は、その点も考慮しておきましょう。
価格が高い
富士フイルムの複合機は、その高い性能ゆえに、他社製品と比較して本体価格が高めに設定されています。
このため、特に予算が限られている企業にとっては、導入を検討する際の障壁となることがあるでしょう。
本体価格だけでなくカウンター料金も高い
印刷ごとに発生するカウンター料金が他メーカーよりも割高であるため、特に印刷量が多い企業の場合ランニングコストが増える可能性があります。
コスト管理が厳しい企業にとっては、他の選択肢と慎重に比較することが必要です。
「カウンター料金の相場や仕組み」について詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事:複合機のカウンター料金とは?相場と仕組みを解説!低コストなおすすめ複合機も紹介
中古市場での流通量が少ない
富士フイルムの複合機は、中古市場での流通が限られていることがデメリットの一つです。
富士フイルムはリユース品を積極的に回収しているため、中古品を入手することが難しくなっています。そのため、予算を抑えて複合機を導入したい企業にとって選択肢が限られてしまう可能性があります。
富士フイルム複合機のラインナップ
富士フイルムの複合機は、さまざまなニーズに応えるために多彩なラインナップを展開しています。
Apeos シリーズ
主力シリーズである「Apeosシリーズ」は、2021年に富士フイルムビジネスイノベーションへと社名を変更したのを機にスタートした新ブランドです。
「Apeosシリーズ」は、クイック機能やスマートフォンでのリモート操作が可能で、作業効率アップをサポートします。また、米国セキュリティ基準である「NIST SP800 171」に準拠する格付けで最高評価を取得し、セキュリティにも優れています。
ApeosProシリーズ(デザイン業界向け)
ApeosProシリーズは、デザイン業界や高品質印刷を求める企業に特化したモデルで、高い色彩再現性と細部までの正確な印刷が特徴です。世界初の2,400×2,400dpiの高解像度印刷が可能です。
富士フイルム複合機の価格表
以下に、代表的なApeosシリーズの機種ごとの本体価格とカウンター料金をまとめました。
機種名 | 印刷速度 | 本体価格(税抜) | カウンター料金(参考) |
Apeos C2570(Model-PFS) | 25枚/分 | ⇒お問い合わせ | モノクロ 1.2円~/枚 カラー 12円~/枚 |
Apeos C3570(Model-PFS) | 35枚/分 | ⇒お問い合わせ | モノクロ 1.2円~/枚 カラー 12円~/枚 |
Apeos C4570(Model-PFS) | 45枚/分 | ⇒お問い合わせ | モノクロ 1.2円~/枚 カラー 12円~/枚 |
富士フイルムの複合機は、他社と比べると本体価格やリース料金がやや高めですが、その分、優れた印刷品質と信頼性の高い保守サポートが大きな魅力です。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
富士フイルムのシェア率は?複合機メーカー別シェアランキング
アメリカの調査会社IDCによると複合機・コピー機の世界シェアランキングは、以下の通りです。
※国内市場シェアは公式な調査がありません。
順位 | メーカー名 | 出荷台数シェア |
---|---|---|
第1位 | キヤノン | 17.7% |
第2位 | リコー | 16.1% |
第3位 | コニカミノルタ | 14.1% |
第4位 | 京セラ | 9.7% |
第5位 | シャープ | 8.5% |
第6位 | 富士フイルム | 8.3% |
7位以下 | その他 | 25.7% |
参考:日経新聞「複合機再編、リコー危機感「安値競争に未来はない」」のデータを基に作成
出所:米国調査会社IDC 注:A3レーザー複合機・複写機の23年出荷台数シェア、四捨五入で合計が100にならない
富士フイルムの複合機は、世界シェア第6位を誇る実力派です。他の大手メーカーに比べて若干シェアは劣るものの、複合機業界での激しい競争の中でもその長い歴史と高度な技術力を背景に、信頼性の高いブランドとして確固たる地位を築いています。
特に、デザイン業界や高品質印刷を必要とする分野では他のメーカーにはない強みを持っており、富士フイルムの複合機は、品質と信頼性を重視する企業にとって非常に魅力的な選択肢となります。
各メーカーの特長についてはこちらの記事でも解説しているため、ぜひご覧ください。
関連記事:【実はもっと安くなる】コピー機・複合機のリース料金の相場/選び方/おすすめメーカーは?
富士フイルムの複合機が向いている企業
ここでは、富士フイルムの複合機がどんな企業に向いているのかを詳しく説明します。
高品質な印刷を求める企業
富士フイルムの複合機は、細部のディテールや色彩再現が非常に優れているので、高品質な印刷表現にこだわりがあるデザイン系や建築系の会社には特におすすめです。
大量印刷が必要な企業
富士フイルムの複合機は耐久性が高く、月間の印刷量が多い企業でも安定して稼働させることができます。
特に大手企業など、日常的に使用する頻度が高く、扱う人数が多い企業には向いているでしょう。
サポート体制を重視する企業
富士フイルムは、全国に300以上の拠点を持ち、保守サポートの大半を自社やグループ会社で行っている点が特徴です。
このサポート体制により、迅速かつ質の高い対応が可能のため、地方の企業でも万が一のトラブル時も安心して導入することができます。
高機能な複合機を必要とする企業
クラウド連携やDocuWorksなどの機能を活用したい企業にも最適です。
業務効率化やペーパーレス化を進めたい企業にとって、富士フイルムの複合機は強力な味方になるでしょう。
耐久性を重視する企業
富士フイルムの複合機は壊れにくい・故障しにくいことで有名で、その高い耐久性はメーカートップクラスとも言われています。
特に、全国のセブンイレブンで使用されている実績からもわかるように、過酷な環境にも強く、不具合の発生率はかなり低くなっているので、大量印刷をする企業や、長期間安定して利用したい企業にもおすすめです。
富士フイルムの複合機が向いていない企業
富士フイルムの複合機は、他メーカーと比べ価格が高いので、利用頻度が低い企業や小規模オフィスではコスト的に負担が大きい場合があります。
豊富な機能や高画質な印刷が必要ない企業やコストを抑えたい企業にとっては、富士フイルムの複合機はあまり向いていないかもしれません。そのような企業には、リーズナブルな「京セラ」などの複合機が適しているでしょう。
また、富士フイルムの場合は中古市場での流通が少ないため、中古品でコストを抑えたい企業にも不向きです。
まとめ
いかがでしたか?
富士フイルムの複合機は、業界トップクラスの印刷品質と耐久性、そして先進的な機能を兼ね備えており、特にデザイン業界や高品質な印刷を求める企業にとっておすすめです。
本体価格やランニングコストは他社製品と比べると高いですが、その分長期的な運用においては信頼性や保守サポートの充実度が大きなメリットとなるでしょう。
- コピー機・複合機のリース料金やカウンター料金をもっと安くしたい…
- 新しくコピー機・複合機を導入したいが何を選んだらいいか分からない…
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