複合機のカウンター料金とは?相場と仕組みを解説!低コストなおすすめ複合機も紹介

複合機のカウンター料金とは OA機器

コピー機・複合機をリース契約で導入し、カウンター保守契約を結ぶと、必ずカウンター料金が発生します。しかし、「カウンター料金が何に対して発生しているのかよくわからない」という方も多いのではないでしょうか?

本記事では、カウンター料金の相場やカウンター保守契約の詳細、さらにカウンター料金のメリット・デメリットについて詳しく解説します。また、比較的カウンター料金が安い複合機メーカーも併せてご紹介します。

複合機のリース料金については、こちらをご覧ください。

カウンター料金は月々の費用に直結するので、導入前にしっかり理解しておきましょう。複合機の導入でお困りの場合は、お気軽にご相談ください!

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「ワークプレイスをより良くすることで企業の成長に貢献する」をミッションとして、複合機、セキュリティ、ネットワーク等、オフィスに必要な様々な商品を取り扱っております。全国16,000社以上の導入実績と豊富なノウハウをもとに、事業を加速させる最善策についてご紹介します。

コピー機・複合機のカウンター料金とは?

カウンター料金とは、カウンター保守契約を結んだ場合に発生する料金のことで、印刷枚数に応じて請求される仕組みです。コピー機・複合機には印刷枚数をカウントする「カウンター機能」が搭載されており、この機能を使ってカウンター料金が割り出されます。

カウンター料金を支払うことで、「メンテナンス・修理費」「修理時の部品代」「トナー代」が無料になります。

リース料金に保守料金が含まれていると誤解される場合がありますが、一般的にリース料金は複合機の本体代金にかかる料金のことで保守料金は含まれていません。
本体代金とカウンター料金の2つの費用を合わせた金額が、複合機にかかる毎月の主な費用となります。

複合機の主なコスト

コピー機・複合機のカウンター料金の相場

カウンター料金はカラー印刷とモノクロ印刷で異なる料金が適用されます。カラー印刷には「2色カラー」と「フルカラー」の2種類があり、一般的に料金は「モノクロ」<「2色カラー」<「フルカラー」の順で高くなります。

また、カウンター料金は、複合機の性能(印刷速度や機能など)やメーカー、販売会社(代理店)によって大きく異なりますが、一般的には以下のような料金体系や相場で設定されることが多いです。

カウンター料金の算出方法

カウンター料金 = 月間印刷枚数 × カウンター単価

カウンター料金の単価相場
モノクロ2色カラーフルカラー
1~3円/枚5円~10円/枚10~20円/枚
※お客様の利用環境やメーカー、販売会社によって各種料金は変動します。詳しくはご相談ください。

カウンター料金には月額基本料金(最低料金)が設定されている

カウンター料金には以下のような「月額基本料金」が設定されており、一枚も印刷していない場合でも料金は発生します。

月額基本料金(最低料金)2,000~18,000円

月額基本料金は機種によってかなり金額差があり、ハイスペックな機種ほど高い傾向があります。

コピー機・複合機のカウンター保守契約とは?

コピー機・複合機のカウンター保守契約とは?

複合機をリース契約した場合は、通常、保守契約も一緒に結びます。保守契約にはいくつか種類がありますが、その中でも「カウンター保守契約」は契約全体の8割を占める、最も一般的な契約形態です。

複合機は精密機械のため、長期間使用するためにはメンテナンスが欠かせません。保守のおかげで日々快適に使えるように保たれ、もしも故障した際には無料で修理してもらえます。

コピー機・複合機の保守契約の種類

複合機のリースには、以下のような保守契約があります。

  • カウンター保守契約
    毎月の印刷枚数に応じた「カウンター料金」を支払うことで、修理費用、修理時の部品代、トナー代が無料で受けられる仕組みになっています。
  • キットトナー保守契約(キット保守契約)
    トナーを購入することで、トナーを使い切るまでの期間は無償で修理やメンテナンスが受けられる契約です。トナーの購入が前提になっており、トナー代に保守費用が含まれています。
  • スポット保守契約
    トラブルや故障が発生したときに、その都度料金を支払う契約です。主に中古コピー機のみで結ばれる保守契約です。

カウンター保守契約は、修理費用、修理時の部品代、トナー代が含まれているため、導入後も安心して利用できます。特に、月間印刷枚数が多い場合やカラー印刷が多い場合におすすめです。

一方、キットトナー保守は使用しない期間がある場合や印刷枚数が少ない場合に向いている契約形態です。ただし、一般的なオフィスの印刷枚数を考えると、カウンター保守契約をおすすめすることがほとんどです。

弊社はこれまでに1万6000社以上の企業様の経費削減をサポートしてまいりましたが、複合機を導入されるほとんどのお客様に「カウンター保守契約」をおすすめしています。

カウンター料金は何で決まる?

カウンター料金が変動するケースは?

複合機の性能や利用状況によって、カウンター料金が変動するケースがあります。
ここでは、具体的な変動要因をいくつかご紹介します。

印刷枚数

前述の通り、カウンター料金は印刷やコピーの枚数に応じて算出されます。そのため、印刷枚数が多いと料金も上がり、印刷枚数が少ないと下がります。

また、両面コピー/プリントは表面/裏面でそれぞれカウント、長尺用紙へのプリントは用紙サイズに応じてカウントされます。

モノクロ印刷かカラー印刷か

一般的に、カラー印刷はモノクロ印刷に比べて、カウンター料金が高く設定されています。

白黒原稿であっても、カラーモードが[フルカラー]に設定されていると、カラー出力としてカウントされてしまうため注意しましょう。

オフィスの立地が都市部か郊外か

オフィスが「郊外」や「離島」にある場合、都市部に比べてカウンター料金が高くなることがあります。これは、複合機のカウンター料金に含まれる保守サービスのコストが影響しているためです。

保守拠点が近くにあり、サポートスタッフも多い「都市部」と比べると、郊外や離島では保守拠点から遠いため、交通費や人件費が高くなる傾向があります。その結果、地方ではカウンター料金が高めに設定される場合があります。

複合機の印刷速度

意外かもに思われるかもしれませんが、印刷速度が速い機種ほど1枚あたりのカウンター料金が安くなる傾向にあります。

印刷速度とは、A4サイズの紙を1分間に印刷できる最大枚数のことを指します。
例えば、印刷速度が「20枚/分」の複合機と「50枚/分」の複合機を比較すると、「50枚/分」のほうが1枚ごとのカウンター料金が低く設定されるケースが一般的です。

ただし、基本的には「印刷速度が速い機種=ハイスペックな機種」となり、本体価格は高くなるため、自社に合った機種を選択することが大切です。複合機選びにお悩みの場合は、お気軽にご相談ください!

カウンター料金のメリット

コピー機・複合機のカウンター料金制のメリット

ここでは、複合機のカウンター料金の主なメリットを解説します。

修理費用や修理時の部品代が無料

メンテナンスや修理を保守契約の範囲内で無料で受けることができます。

複合機は精密機械なので、長期間使用していると不具合が起こりやすくなるため、メンテナンスや修理を無料で受けられる点は大きなメリットになります。

高額な修理費用が突発的に発生しないという意味では、支払いの管理も他の保守契約に比べて分かりやすくなるため、トータルコストが把握しやすいでしょう。

トナー代がかからない

業務用複合機用の純正トナーの価格相場は、1本あたり約3万円~7万円です。

しかし、カウンター保守契約を結んでいる場合、トナーなどの消耗品代が保守料金に含まれているため、その都度トナー代を気にする必要がないというのもメリットのひとつです。

カウンター料金のデメリット

コピー機・複合機のカウンター料金制のデメリット

メリットの多いカウンター保守契約ですが、一方でデメリットも存在します。
本章ではカウンター保守契約のデメリットを解説します。

大量に印刷した分だけコストも増える

カウンター料金制は、印刷やコピーの枚数に応じて料金が発生します。
大量に印刷するとその分、費用が増えるため、思わぬ出費につながることがあります。

また、印刷ミスで白紙を印刷してしまった場合でもカウンター料金は発生してしまうため、印刷ミスを減らすことでコストを抑えることができます。

印刷枚数が極端に少ないと割高になる

大量印刷でコストが上がるとお伝えしましたが、逆に極端に印刷枚数が少ない場合も割高に感じることがあります。

カウンター保守契約には、基本料金(最低料金)が設定されており、印刷枚数が0の月でも支払いが発生します。

また、印刷枚数が少ない企業にとっては、インクの消費が少ないためトナーの無料交換のメリットを感じにくく、さらにメンテナンスや修理の発生も少ないため、カウンター保守契約の恩恵があまり感じられない場合があります。

「カウンター料金なし」や「カウンター料金無料」には要注意

契約時の注意点

一部の販売会社や代理店では、「カウンター料金なし」や「カウンター料金無料」といった宣伝を行っています。しかし、その場合、メンテナンス費用や修理費用、トナー代が別途有料になるケースや、カウンター保守契約ではなくキットトナー保守契約が適用されている場合があります。

これは、カウンター料金を無料にすると、保守に関する費用を別途回収する必要が出てくるためです。

通常のカウンター保守契約と同じサポートが提供されると誤解して契約してしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性があります。

カウンター料金の相場と比較して極端に安い場合は、契約内容や保守の内容をよく確認するようにしましょう。

各メーカーのカウンター料金の相場は、こちら記事でご紹介しています。

また、リース契約を賢く結ぶためのポイントを以下の記事で解説しているため参考にしてみてください。
関連記事:複合機リースのからくりとは?リース契約で損をしないためのポイントを解説!

カウンター料金が安い、おすすめの複合機

カウンター料金の安さで選ぶなら「京セラ TASKalfaシリーズ」がおすすめ

出典:京セラドキュメントソリューションズ株式会社

京セラは、カウンター料金が業界トップクラスの安さを誇っています。

安さの理由は、京セラ独自の感光ドラムにあります。ドラムは一個当たり数万円という高価な部品ですが、京セラの複合機はドラムの耐久性を向上させ、交換頻度を従来の3分の1に減らすことで、保守費用を安く抑えることができています。

※感光ドラムとはトナーを紙に転写するためのローラー状の部品です。「感光体ユニット」や「ドラムユニット」と呼ばれることもあります。

京セラ TASKalfaシリーズの価格表(一例)
機種名印刷速度本体価格(税抜)カウンター料金(参考)
TASKalfa 2554ci25枚/分1,300,000円(通常価格)
⇒お問い合わせ
モノクロ 0.7円~/枚
カラー 7円~/枚
TASKalfa 3554ci35枚/分1,410,000円(通常価格)
⇒お問い合わせ
モノクロ 0.7円~/枚
カラー 7円~/枚
TASKalfa 4054ci40枚/分1,740,000円(通常価格)
⇒お問い合わせ
モノクロ 0.7円~/枚
カラー 7円~/枚
本体価格は2024年7月時点。

カウンター料金の差は数銭単位であることが多いため、一見小さな違いに思えるかもしれません。しかし、例えばモノクロ印刷のカウンター料金が0.7円/枚と1.2円/枚の複合機を比較すると、1万枚印刷した場合、その差は5,000円にもなります。

これが大量印刷を行う場合のコスト差に大きく影響するため、長期的には大きな経費削減につながります。

印刷枚数が多いほど、京セラの複合機を導入するメリットは大きいと言えます。毎月2,000枚以上印刷する企業で、特にメーカーにこだわりがないのであれば、京セラの複合機をおすすめします!

まとめ

この記事の内容をまとめると以下の通りです。

この記事の要点
●コピー機・複合機のカウンター料金は「カウンター保守契約の費用」のこと
●コピー機・複合機のカウンター料金の相場はモノクロ1~3円/枚・カラー10~20円/枚

●カウンター料金には、修理費用、修理時の部品代、トナー代が含まれている
●カウンター料金は印刷枚数、モノクロ/カラー、オフィスの立地、複合機の印刷速度で決まる
●カウンター料金の安さで選ぶなら京セラのコピー機・複合機がおすすめ

コピー機・複合機を安く導入するには

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