【最新】古いパソコンでもWindows11 23H2にアップデートする方法

【最新】古いパソコンでもWindows11 23H2にアップデートする方法 パソコン

こんにちは。IT解決コラム編集部です。

2023年11月1日(日本時間)よりWindows11 23H2がリリースされました。AI新機能「Copilot」が盛り込まれるなど、気になっている人も多いのではないでしょうか?

しかし、システム要件を満たさないPCはアップデートできないため、以下のようなお悩みの声もありました。

  • Windows11 23H2のAI機能を使いたいけどスペック不足でアップデートできない
  • Windows11 23H2のアップデート通知がなかなか来ない
  • 古いパソコンPCでも最新のWindowsを使ってみたい
  • 管理を効率化させるためにWindows 11に統一して運用したい
  • 企業は Windows 11 の導入を検討したほうがいいの?導入するべき理由は?

実際にXでお調べすると様々な方がお悩みであることが見受けられました。

これらのお悩みを解決するため、今回は「システム要件を満たさない古いPCでもWindows11 23H2へアップデートする方法」を詳しくご紹介します。

またこの方法であれば、22H2を使われている方は23H2にアップデート、Windows10の方も強制的にWindows11 23H2にアップグレードをすることが可能です。

Windows11 23H2の新機能や変更点については、以下の記事で紹介しておりますのでご覧ください。
関連記事:【リリース】Windows11バージョン23H2の新機能とは?22H2からの変更点を比較!

それでは早速、アップデート手順を解説していきます。

パソコン・OA機器の遠隔サポートサービス「biz-usクラウド」

要件を満たしていないPCに23H2をダウンロードする手順

方法としては、ISOファイルを利用し、システム要件のチェックを回避してインストールする方法です。

この方法は正規のインストール方法ではないため、PCが起動しないなどの重大な不具合が発生するリスクがあります。さらに、パソコンメーカーやMicrosoftの保証またはサポートを受けられなくなる可能性があることをご理解ください。実施する場合は自己責任でお願いします。

1.ブラウザで「Windows11 ダウンロード」と検索

ブラウザを開いて「Windows11 ダウンロード」と検索します。
Microsoft公式のダウンロードページにアクセスします。

1.ブラウザで「Windows11 ダウンロード」と検索

2.ISOファイルのダウンロード

Microsoftのページを少しスクロールをすると上から3番目あたりに「Windows 11 ディスク イメージ(ISO)をダウンロードする」という項目が見つかります。

2.ISOファイルのダウンロード

[ダウンロードを選択]から「Windows 11(multi-edition ISO)」を選択し、[ダウンロード]をクリックします。

[ダウンロードを選択]から「Windows 11(multi-edition ISO)」を選択し、[ダウンロード]をクリックします。

3.製品の言語を「日本語」に選択

画面が一瞬切り替わり、「製品の言語の選択」項目が表示されるので、「日本語」を選択して[確認]をクリックします。

3.製品の言語を「日本語」に選択

再び画面が一瞬切り替わったら、次に[64-bit ダウンロード]をクリックしてダウンロードを開始します。ダウンロード完了までには約5分かかることが予想されます。

[64-bit ダウンロード]をクリックしてダウンロードを開始

4.ISOファイルの展開し、「setup.exe」を実行

ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックで開き、ISOファイル内の「setup.exe」をクリックして実行します。

4.ISOファイルの展開し、「setup.exe」を実行

通常であれば、ここでWindows 11に問題なくアップデートできます。
しかし、システム要件を満たしていない古いパソコンの場合は、「このPCは現在Windows 11のシステム要件を満たしていません」という画面が表示されるため、[閉じる]をクリックして一旦戻ります。

5.「新しいフォルダ」の作成し、ISOファイル内のファイルをすべてコピー

デスクトップ上で右クリックし、[新規作成]>[フォルダー]を選択して、新しいフォルダを作成します。

デスクトップ上で右クリックし、[新規作成]>[フォルダー]を選択して、新しいフォルダを作成

この新しいフォルダに、ISOファイル内のすべてのデータとファイルをコピーします。

ISOファイル内のすべてのデータとファイルをコピー

6.「sources」フォルダ内の「appraiserres.dll」を探す

インストールを一度キャンセルすると、「sources」フォルダ内に「appraiserres.dll」というファイルが作られていますので、このファイルを探します。

まずは上から3番目の「sources」フォルダをクリックして開きます。

「sources」フォルダ内の「appraiserres.dll」を探す

少しスクロールすると「appraiserres.dll」が見つかります。
このファイルはパソコンのシステム要件をチェックするものですので、このファイルの中身を全削除することで機能を無効にすることができます。

少しスクロールすると「appraiserres.dll」が見つかる

7.「appraiserres.dll」をメモ帳で開いて編集

appraiserres.dll」上で右クリックし、[プログラムから開く]>[メモ帳]>[OK]を選択して、メモ帳で開きます。

7.「appraiserres.dll」をメモ帳で開いて編集

Ctrl+A」で全選択し、「Backspace」キーで内容を削除します。

「Ctrl+A」で全選択し、「Backspace」キーで内容を削除します。

メモ帳の中身が空になったら、この状態で「Ctrl+S」で上書き保存して、メモ帳を閉じます。

メモ帳の中身が空になったら、この状態で「Ctrl+S」で上書き保存して、メモ帳を閉じます。

8.「appraiserres.dll」のファイルサイズが0KBになったことを確認

「appraiserres.dll」のサイズが0KBになり、空になっていることを確認します。これでインストール時のシステム要件のチェック機能が働かなくなります。

「appraiserres.dll」のファイルサイズが0KBになったことを確認

9.「setup.exe」をダブルクリックしてインストールを再実行

前に戻って「setup.exe」をダブルクリックし、再びインストールを実行します。

9.「setup.exe」をダブルクリックしてインストールを再実行

すると今回は無事にインストールが始まりますので、画面の指示に従って順々に「次へ」をクリックしインストールを進めます。

画面の指示に従って順々に「次へ」をクリック

途中で「適用される通知とライセンス条項」が表示されるため[同意する]をクリックします。

途中で「適用される通知とライセンス条項」が表示されるため[同意する]をクリックします。

「インストール準備完了」の画面が表示されますので、「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」にチェックが入っていることを確認して[インストール]をクリックします。

「インストール準備完了」の画面が表示されますので、「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」にチェックが入っていることを確認して[インストール]をクリックします。

再起動が何度か繰り返された後、Windows11 23H2 アップデートが完了します!実際に手動で23H2にアップグレードされた方もX(旧Twitter)上で見受けられました。

アップデート完了までの時間は?100%のまま完了しない?

当社のテストPCでは、約40~50分ほどで無事にアップデートが完了しました。

完了時間はパソコンのスペックやアップデート前のバージョン、インストールされているソフトウェア、ネットワーク環境によって大きく異なります。Windows11 21H2からのアップデートの場合は、過去の更新プログラムを合わせてインストールする必要があるため、2時間程度かかることが予想されます。

X上でお調べしてみると1時間半で終わった方を見受けられました。

最後にアップデートされているかをチェック

念のため、最後にWindows11 23H2に正しくアップデートされているかを確認しましょう。

タスクバーの検索ボックスに「winver」と入力し、検索結果から[winver]を実行します。

タスクバーの検索ボックスに「winver」と入力し、検索結果から[winver]を実行

表示されたウィンドウで「Windows11 23H2」になっていることが確認できました!

表示されたウィンドウで「Windows11 23H2」になっていることが確認

これらの方法で古いパソコンでもWindows11 23H2にアップグレードをすることが可能です。実際にアップグレードに成功されている方も見受けられましたのでご紹介をします。

もしWindows 11へのアップグレード時に不具合があった場合は以下の資料を参考にしてみてください。
≫Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイドをダウンロードする

米MicrosoftがWindows 11 23H2を対応する全てのデバイスに対応開始

米Microsoftは7月17日(現地時間)、「Windows 11 2023 Update」(バージョン 23H2)を対応デバイスを持つすべてのユーザーへ広く展開すると発表しました。

「Windows Update」設定ページの[利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する]というチェックボックスをONにする必要がなくなることで、アップデートの手順が簡略化されました。

「設定」アプリの[Windows Update]ページを開き、[更新プログラムのチェック]ボタンを押します。システム要件を満たし、セーフガード(後述)が適用されていないHome/Proエディション搭載デバイスであれば、「バージョン 23H2」のダウンロードがバックグラウンドで自動的に行われます。

このアップデートにより、ユーザーはよりスムーズに最新の機能を利用できるようになりますので、対応デバイスをお使いのご担当者はぜひこの機会にアップデートをお試しください。

パソコン・OA機器の遠隔サポートサービス「biz-usクラウド」

23H2にアップデートしても「Copilot」がない不具合

Windows「Introducing Copilot in Windows 11, new AI tools, and more」

23H2にアップグレードをしても、稀に「Copilot」を利用できない不具合が発生しているようです。

そのような場合は、以下の方法を試すと「Copilot」が利用できるようになる可能性があります。

更新プログラムを通してアップデートを実行する

以下の手順に従って再度アップデートを実行すると、「Copilot」が使用できるようになる可能性があります。ぜひ一度お試しください。

最新版の更新プログラムを確認し、Windows Updateをする方法
Windows Updateをするためには、下記の手順で行うことができます。

最新版の更新プログラムを確認し、Windows Upadateをする方法
Windows Updateをするためには、下記の手順で行うことができます。
①Windowsボタンをクリック
②「設定」をクリック
③「Windows Update」をクリック
④「更新プログラムのチェック」を選択
⑤更新が必要な場合「再起動」を選択

オンラインアカウントでWindowsにサインインする

Copilotの使用に関して、Microsoft公式サイトに以下のような説明があります。

Copilotの使用を開始するには、Windows へのサインインに使用したものと同じ Microsoft アカウントまたは Azure Active Directory (Azure AD) アカウントを使用して Bing Chat に接続します。 ローカル アカウントでサインインしている場合、Windows の Copilot は使用できません

参考:Microsoft「Windows の Copilot へようこそ」

オンラインアカウントでWindowsにサインインしていない場合はCopilot利用できないため、サインインできているか確認してみてください。

他にもWindows11にアップグレードをして不具合が発生した場合は?

当サイトではWindows11にまつわる記事をたくさん紹介しております。
「アップグレードするときに100%から進まない」などの不具合が発生した場合は以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:【最新】Windows11 22H2アップデートの不具合と解決法まとめ
関連記事:100%のまま進まない?Windows11へアップグレードする際の注意点

Windows11のトラブル解決まとめ資料はこちらから

Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイド

Windows11へのアップグレード時に不具合が発生した場合は、弊社サポートサービスの「Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイド」も併せて参考にしてみてください。

≫Windows11アップグレード時のトラブル解決ガイドはこちらからダウンロード

古いパソコンにWindows11 23H2をインストールすることに関するよくある質問

Windows11にアップグレードをするとWi-Fiの表示が消えてしまった

弊社の以下サポートサービスの記事で対処法をご紹介しておりますのでご覧ください。
関連記事(別サイトへ移動):Windows11でWi-Fiの項目が見つからない場合の対処方法、詳しい手順を解説

古いパソコンにWindows11のアップグレードをすることはライセンス違反になりませんか?

正規ライセンスであれば問題ありません。ただし、Windows 11には公式のシステム要件が定められており、古いパソコンでは要件を満たしていない場合があります。

実際に、X(旧Twitter)で調べると古いパソコンでも動作している例が見られますが、すべての機能が正常に動作するとは限りません。アップグレードを検討する際は、公式のシステム要件を確認し、自己責任で対応する必要があります。

やっぱりWindows11をWindows10にダウングレードしたい・戻したい

こちらの記事にてダウングレード方法(戻す方法)について詳しく解説しています。
なお、ダウングレード期日は10日以内となっておりますのでご注意ください。
関連記事:【できない?】Windows11から10へダウングレードする方法【戻せない?】

企業・法人は最新のWindows11を導入すべき?

企業としてパソコンの環境を最新の状態に保つことは、セキュリティ面・効率性の向上に不可欠です。さらにいえばWindows10は2025年10月でサポート終了にもなりますので、Windows11への移行は企業にとって重要なステップと言えるでしょう。

「早くWindows11にアップグレードしなくてはいけない」と理解していてもWindows11への導入計画の策定に難航していたり、移行する上でのリソースが不足していたりなど、Windows 11の導入・移行がスムーズにできない場合は、弊社サービス「biz-us クラウド」などのサポートサービスを利用することも有効です。

biz-us クラウドならではの強み

  • Windows 11 の導入から運用まで一貫してサポート
  • Windows 11 移行後のトラブルにもヘルプデスクが対応
  • Windows 11 移行後の環境づくりもサポート

社内のリソース不足で「導入はしたものの、環境整備や運用管理が後回しになっている」といった課題にも対応可能です。

また、「biz-us クラウド」ではリモート対応に加え、現地訪問・出張サポートも承っています。お客様の状況に応じた柔軟な支援が可能です。

3分で分かる「biz-usクラウド」

その他、Windows11やパソコンの不具合に関するお問い合わせがありましたら、ぜひ以下のお問い合わせフォームよりご相談ください!

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