Wi-Fiが遅いフリーアドレスの原因と改善方法

Wi-Fiが遅いフリーアドレスの原因と改善方法 ネットワーク

こんにちは!IT解決コラム編集部です。

近年、より柔軟な働き方や社員間の交流促進を目的として、従来の固定デスクから、座席を自由に選べるフリーアドレス(フリーデスク)制を導入する企業様が増えています。

しかし、従来の有線LANよりも通信が不安定になりやすい無線LAN(Wi-Fi)の利用度合いが増えたことや、脱・紙文化によってクラウドサービスの利用が増えたことで、次のようなトラブルにつながるケースもあります。

今回は、社員の皆さんがオフィスですぐに実践できるWi-Fi高速化方法をご紹介します。
以下の3つの問題に直面している方はいませんか?

  • フリーアドレス導入で生産性UPのはずが、Wi-Fiが遅く非効率に…
  • オンライン会議が何度も途切れてしまう…
  • Wi-Fiを高速化したいが、どうすればいいか分からない…

フリーデスク制に向けて大きな投資をしたのに、通信環境で失敗に終わるのは避けたいところです。

この記事の要点
フリーアドレスでは電波障害やアクセス集中などによりWi-Fiの通信が遅くなる
●接続人数によらず通信が遅い場合は、高性能なアクセスポイントの導入がおすすめ
●一時的なアクセス集中で通信が遅い場合は「Tbridge」の導入がおすすめ

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1.フリーアドレスのWi-Fiが遅くなる理由

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Wi-Fiが遅くなる理由については、上記の記事でも取り上げましたので、よろしければぜひこちらもご参照ください。

こちらで取り上げた原因を、さらにフリーアドレスのオフィスの事例に合わせて具体的に説明すると、次のようになります。

①アクセスポイントが遠い/障害物がある

アクセスポイントと端末の距離が離れている場合、壁やドアなどの障害物が多いと、電波が届きづらくなり、通信速度が遅くなります。

フリーアドレスのオフィスでは、広い空間に対してアクセスポイントの数が不足していたり、壁に囲まれた小部屋が多い場合は、電波が届きづらくなる傾向にあります。

②同時接続している端末が多すぎる

ルーターやアクセスポイントに同時に接続できる台数には上限があります。一般的に、家庭向けの製品なら10台~20台、法人オフィス向けでは数十台の接続端末数の上限が設定されています。

フリーアドレスのオフィスの場合は、一時的に社員の利用端末数がルーターの接続上限を超えてしまい、通信が不安定になってしまうケースが考えられます。

③電波干渉が発生している

利用している端末の近くで電子レンジなどの電子機器やBluetoothなどを使用していると、電波干渉が発生し、ネットワークに接続できなくなる場合があります。

これは、多くの電子機器がWi-Fiの2.4GHz帯域を利用しているため、電波がぶつかり合うからです。近隣で2.4GHz帯のWi-Fiを使用している場合も同様の影響が発生します。

④ネットワーク輻輳が発生している

「ネットワーク輻輳(ふくそう)」とは「多くのデータアクセスが1か所に集中して混雑している状態」のことを指します。

同じネットワーク内で多くの人が同時に大量のアクセスを試みると、ルーター、アクセスポイントなどのネットワーク機器への負荷が高まり、通信データ(パケット)が正常に送受信されず消失する「パケットロス」が発生しやすくなり、通信速度が低下します。

輻輳の詳細なメカニズムについては、関連リンクを参照してください。

オフィスのWi-Fiが遅い原因「輻輳(ふくそう)」のメカニズムと解決法
Wi-Fiの電波が届いているのにつながらない…という悩みありませんか?それは「輻輳」が原因かもしれません。「輻輳」とはなにか?や、防止する方法について解説していきます。

2.フリーアドレスのWi-Fiを高速化する方法

Wi-Fiが遅いときの対処方法について、原因ごとにご紹介します。

①アクセスポイントの増設/中継器の設置

Wi-Fiの電波は、障害物がなければ一般的に50m~100m程度の範囲で届くとされていますがと言われていますが、オフィス空間では壁や家具によって電波が弱まるため、電波状況に応じて、適度な距離間隔でアクセスポイントや中継器を設置することが良いでしょう。

②接続上限の多いネットワーク機器の導入

ルーター・アクセスポイントへの接続端末数が多すぎる場合、機器の見直しが必要です。

法人向けのルーターやアクセスポイントは、数十名から数百名規模の接続台数に対応したものが幅広く販売されています。

宿泊者数や、通信ニーズに合わせて、最適なネットワーク機器を導入することで、通信を改善することができます。

③5GHz帯のチャンネル使用

電波干渉が発生している場合、Wi-Fiでよく使われている周波数帯の2.4GHz帯から5GHz帯にチャンネルを変更することで、改善される場合があります。

5GHz帯は、周波数が高いため距離が遠いと電波が弱まる、また障害物がある場合も電波が弱くなるという短所がありますが、他の電化製品などと電波干渉が起こりにくいため、通信を安定化することができます。

④伝送データを調整する

上述の要因のほか、オフィス利用者が一時的に大量のデータを送受信したり、多くの社員が一斉に通信をすることで、ネットワーク輻輳が発生し、通信が遅くなるケースも考えられます。

従来、ネットワーク輻輳が発生した際の対処方法としては、余裕をもってオーバースペックなルーターを購入するか、プロバイダーの見直しを行うといった方法しか選択肢としてありませんでした。

しかし、根本的な解決策として、帯域幅を最大限活用できるように通信データ(パケット)の送信量を調整することでネットワーク輻輳を防止し、通信速度を安定化させる「Tbridge(ティーブリッジ)」という装置が開発されました。こちらについて、次章でご紹介します。

Tbridge専用ページ

3.Tbridge(ティーブリッジ)のご紹介

「Tbridge」は、無線LANの状況を「把握→改善→安定化」するサイクルを自動的に繰り返すことで、「速度が遅い」「よく切れる」「つながらない」といった問題を解決し、安定的な無線LANの運用管理を可能にする無線LAN最適化ソリューションです。

機能① 無線LANの問題を可視化

Tbridgeは、無線LANの状況をリアルタイムで数値やグラフとして表示することで、現在ネットワーク内でどのような問題が発生しているかを瞬時に把握することができます。

Tbridgeの管理画面イメージ
Tbridgeの管理画面イメージ

機能② 独自アルゴリズムでデータ転送を高速化

「Tbridge」は、無線通信に特化した独自のTCPアルゴリズムにより、通信データ(パケット)の送信量自体を自動でコントロールし、ネットワーク輻輳を回避することができます。

これにより、パケットロス、再転送、遅延を改善し、最大約3.5倍のデータ転送速度を実現します。

Tbridgeの効果検証データ
引用元:Tbridge紹介サイト(https://tbridge-mje.jp)

機能③ トラフィック制御

「Tbridge」は、データ通信を自動調整することにより、容量の大きなデータ通信を行う端末による帯域幅の独占を防止し、安定した通信トラフィックを実現します。

以上の3つの機能で、Tbridgeはこれまでになかったアプローチでネットワーク輻輳の根本的な問題解決に貢献します。

また、Tbridgeはルーターとスイッチングハブ・アクセスポイントの間に接続するだけで利用でき、ネットワーク構成の変更が不要なので、スピーディに導入することができます。

この革新的な機能は特許取得済み(第6145190号)ですので、他社にはない強み「Tbridge」にはあります。

Tbridgeは2024年でリリース10周年を迎えました

オフィスでの効果も十分に発揮しますが、学校などの教育機関でも大きくサポートをしてくれます。

1人1台環境に対応した校内LANを実現し、授業運営を円滑にすることから、学校や自治体などのユーザーにも評価されており、これまでの累計出荷台数は2000台以上、国内の約10%の自治体の教育委員会(約170自治体、約2000校)で利用されています。

今なら「Tbridge」をレンタルから始められるキャンペーンを実施しているので、ぜひ下記からお問い合わせください!

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無線LANを自動最適化するソリューション「Tbridge」

今回は、フリーデスクの利用シーンに向けて、Wi-Fiが遅くなる原因と対処法について紹介しました。「会社のネットなんか遅いな」と感じたら、是非一度お問い合わせください。

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