【操作性と省スペース設計】ムラテックの複合機・コピー機の特徴と導入メリット

【操作性と省スペース設計】ムラテックの複合機・コピー機の特徴と導入メリット OA機器

こんにちは!IT解決コラム編集部です。

複合機・コピー機の導入で、こんなお悩みはありませんか?

  • オフィスが狭いため、スペースを圧迫しないコンパクトな複合機を探している
  • 信頼性の高いメーカーの複合機を導入したい
  • 価格を抑えつつ、必要な機能がしっかり備わった複合機がいい

このようなニーズに応えられるのが、ムラテックの複合機です。ムラテックは、コニカミノルタ製のOEM複合機を提供する国内メーカーです。ムラテックの複合機は、省スペース設計・シンプルな操作画面・コストパフォーマンスの高さが特徴です。

本記事では、ムラテックの複合機のメリット・デメリット、主要機種の価格帯、導入に向いている企業について詳しく解説します。他社製品との違いや導入すべき企業の特徴もあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!

各メーカーの比較については、こちらをご覧ください。

関連記事:【実はもっと安くなる】コピー機・複合機のリース料金の相場/選び方/おすすめメーカーは?

執筆者情報

株式会社MJE https://mjeinc.co.jp/

複合機、セキュリティ、ネットワーク等、オフィスに必要な様々な商品を取り扱っております。全国16,000社以上の導入実績と豊富なノウハウを活かし、業務の効率化やコスト削減、生産性向上につながる最適なソリューションをご提案します。

ムラテックの複合機・コピー機とは

ムラテックの複合機・コピー機とは
出典:ムラテック複合機(ムラテック)

ムラテック(村田機械株式会社)は、1935年に繊維機械の製作所として創業し、その後、日本で初めて一般向けのFAXを販売した老舗の企業です。

現在、ムラテックは自社内での開発や製造は行っておらず、コニカミノルタと企業提携することで複合機製品をOEM提供しています。つまり、ムラテックの複合機は、ハードウェアにコニカミノルタ製を採用しており、コストを抑えながらも品質や機能面ではほぼ同等のモデルを展開しています。

大手メーカーと比べると認知度はやや低いものの、「メーカーにこだわらず、安くて品質が良い複合機を導入したい」とお考えの企業におすすめのメーカーといえます。

また、コンパクト設計やシンプルな操作性を特徴としたモデルが多く、中小企業やスペースに限りがあるオフィスにもフィットする仕様となっています。

ムラテックの複合機・コピー機の歴史

ムラテックは、1973年のファクシミリ市場参入以来、50年以上の歴史を持つ老舗メーカーです。
以下では、さまざまな技術革新を重ねてきたムラテックの歩みを紹介します。

出来事・技術革新
1973年「dex180」が電電公社(現NTT)のファクシミリ型式認可第1号を取得。ファクシミリ市場に参入。
1981年デジタルファクシミリ「F-300/400シリーズ」 を自社開発し発表。
1987年業界初の10万円以下のファクシミリ「M-1」 を発売。普及に貢献した。
1991年統一ブランド「ムラテック」を導入。
1997年複合機市場へ本格参入。「ファプリコシリーズ」第1号機「V-950/950P」を販売開始。
2006年初のカラー複合機「V-2500C」を発表。
2008年カラー複合機「MFX-C3400」を発表。
2010年コンパクト モノクロデジタル複合機「MFX-2010/MFX-1820」 を発表し、省スペースモデルを展開。
2013年コニカミノルタと資本・業務提携を締結。
2015年「ルーフカセット」を搭載したA3モノクロ複合機「MFX-5180」を発表。コンパクト設計が特徴。
2016年ネットワークセキュリティー対策を強化。「InformationGuard」を発表し、オフィスのセキュリティ対策を支援。

ムラテックは、ファクシミリや複合機市場で培った技術力を活かし、オフィスの業務効率化を支援する多機能な製品を開発し続けています。また、単なるハードウェアメーカーではなく、企業の業務効率化を支援するパートナーとしても進化しており、近年ではネットワークセキュリティや情報管理システムの開発にも力を入れています。

「老舗だからこそできる安定した技術」と「時代に合わせた革新」の両方を持つメーカー として、ムラテックの複合機・コピー機は、導入後の安定性を重視する企業にとって魅力的な選択肢となりますね!

ムラテックの複合機・コピー機を選ぶメリット

ムラテックの複合機・コピー機を選ぶメリット

ムラテックの複合機・コピー機には、以下のようなメリットがあります。

操作性に特化したシンプルUI

ムラテックの複合機・コピー機は、ユーザーのスキルレベルや業務内容に応じた使いやすいインターフェースを搭載しており、誰でも直感的に操作できます。

たとえば最新のカラー複合機では、2種類の操作画面を搭載し、利用者に合わせたカスタマイズが可能です。

  • ベーシックスタイル
    初めてでも直感的に操作できるシンプルなデザイン。基本機能をわかりやすく配置し、スムーズに利用可能
  • クラシックスタイル
    従来の複合機操作に慣れたユーザー向け。詳細な設定が可能で、高度な機能を活用する業務に最適

また、「MFX-C7360シリーズ」などの一部モデルには、タブレットのように操作できる静電式大型タッチパネル搭載しており、視認性も高くて操作しやすいのが特徴です。

そのほかにも、よく使う機能をカード型のボタンとして登録できる便利機能もあります。ワンタッチで簡単に操作できるので時短にもつながります。

省スペース設計

ムラテックの複合機・コピー機は高性能でありながら、省スペース設計でコンパクトなデザインになっています。

小規模な事務所の場合、 スペースの制約により、大型の複合機を設置できない場合があります。
ムラテックは、デスクの上に置ける卓上型やスリムなタイプの複合機も展開しており、スモールオフィスにおすすめです。

以下は、ムラテックの省スペースモデルと一般的な複合機のサイズを比較した表です。

ムラテックの複合機・コピー機と一般的な複合機とのサイズ比較

項目 ムラテック MFX-8239
(A3対応モノクロ複合機)
ムラテック MFX-5209
(A3対応モノクロ複合機)
他社A3モノクロ複合機
サイズ(幅×奥行×高さ mm) 594×585※×491
(※パネル角度85°のとき)
502×585※×538
(※パネル角度85°のとき)
600×600×1,200
特徴 デスクにも設置可能なコンパクト設計 ルーフカセット採用でA3対応ながら小型化 サイズが大きく、設置スペースを取りやすい

上記の比較から、ムラテックの複合機・コピー機は一般的な複合機よりもコンパクトであることが分かります。

省スペース設計と高性能を両立しており、レイアウトの自由度が限られるオフィスや小規模企業にも導入しやすいのが特徴です。

複合機・コピー機の最適な設置場所や、オフィスに合わせた選び方については、詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連記事:複合機・コピー機のベストな設置場所とは?設置の条件や避けるべき場所を解説!
関連記事:【コピー機・複合機のサイズ】大きさや重さ、オフィスに合う選び方やおすすめを解説

最大100枚セットできるA3対応ルーフカセット

出典:ムラテック複合機(ムラテック)

ムラテックの一部の複合機には、A3印刷をスムーズに行うために「A3対応ルーフカセット」 が採用されています。最大100枚のA3用紙をセットできるため、給紙の手間を減らすことができます。

また、一般的なA3対応の複合機は大型な自立型が主流ですが、ルーフカセットを活用することで、コンパクトなデスクトップサイズを維持しつつ、オプションカセットなしでA3対応が可能です。

耐久性が高く、故障しにくい設計

ムラテックの複合機・コピー機は、耐久性が高く、トラブルが少ないことで知られています。

コピー機Gメンのレビューでは、「ムラテックの複合機は他社製品と比較して故障が少ないだけでなく、紙詰まりなどのエラーも含めて少ない」との評価がされています。

業務用機器には安定した運用が求められますが、ムラテックの複合機は長期間にわたって、安定した動作を維持することができます。

ムラテックの複合機・コピー機を選ぶデメリット

ムラテックの複合機・コピー機を選ぶデメリット

ムラテックの複合機・コピー機には以下のようなデメリットがあります。

知名度が低い

ムラテックの複合機は品質や性能面で優れているものの、国内でのブランド認知度はリコーやキヤノン、富士フイルムなどの大手メーカーに比べて低いのが実情です。

また、ブランド力の低さから、導入時に口コミや評判を調べても、他メーカーと比べて情報が得にくく、選定の判断材料が限られてしまいます。そのため、実際に導入した企業の事例や、販売代理店からの情報収集が重要になります。

リセールバリューに影響する場合も

ムラテックの複合機は知名度の低さが影響し、中古市場での評価がつきにくい傾向があります。

一般的に、知名度の高いブランドは市場での流通が活発で、中古市場でも高い評価を得やすいですが、ムラテックは流通量が限られるため、価値が下がる可能性があります。

リースでの導入であれば問題になりませんが、もし購入を考えている場合はその点も踏まえて検討しましょう。

保守体制の地域差

ムラテックは全国対応の保守サービスを提供していますが、サポート拠点の数は大手メーカーほど多くないため、地域によって対応速度に差が生じることがあります。

例えば、都市部では代理店やサポート拠点が充実しており、故障やトラブルが発生した際も迅速な対応が期待できます。一方、地方によっては対応可能な技術者の数が限られており、修理や点検の手配に時間がかかるケースがあります。

特に、複合機・コピー機の使用頻度が高い業種では、トラブル発生時のダウンタイムが業務に与える影響が大きいため、メーカーの保守体制を事前に確認しておきましょう。

ムラテックの複合機・コピー機の価格表

ムラテックの複合機・コピー機の価格表
出典:ムラテック複合機(ムラテック)

ムラテックは、オフィスの多様なニーズに応えるため、さまざまな複合機・コピー機を提供しています。以下に主な機種をご紹介します。

機種名 印刷速度 本体価格(税抜)
MFX-C5280 28枚/分(A4ヨコ) 1,298,000円(通常価格)
⇒お問い合わせ
MFX-8239 23枚/分(A4ヨコ) 1,008,000円(通常価格)
⇒お問い合わせ
MFX-5209 20枚/分(A4ヨコ) 838,000円(通常価格)
⇒お問い合わせ
本体価格は2025年2月時点。

具体的な見積もりや導入相談については、お気軽にお問い合わせください!

ムラテックの複合機・コピー機のシェア率

アメリカの調査会社IDCによると複合機・コピー機の世界シェアランキングは、以下の通りです。
※国内市場シェアは公式な調査はないようです。

複合機の世界市場シェア
順位メーカー名出荷台数シェア
第1位キヤノン17.7%
第2位リコー16.1%
第3位コニカミノルタ14.1%
第4位京セラ9.7%
第5位シャープ8.5%
第6位富士フイルム8.3%
7位以下その他25.7%

参考:日経新聞「複合機再編、リコー危機感「安値競争に未来はない」」のデータを基に作成
出所:米国調査会社IDC 注:A3レーザー複合機・複写機の23年出荷台数シェア、四捨五入で合計が100にならない

ムラテックの市場シェアは、キヤノンやリコーなどの主要メーカーと比較すると低く、上記の「その他」に分類されています。また、コピー機Gメンが3,792社を対象に行ったアンケート調査によると、ムラテックを利用している企業は32社のみと報告されています。この結果からも、国内市場におけるムラテックの認知度や導入実績は、他の大手メーカーと比べて限定的であることが分かります。

しかし、ムラテックの複合機は、省スペース設計や直感的な操作性、コストパフォーマンスの高さといった独自の強みを持っています。市場シェアは大手と比べて小規模ながらも、実用性を重視する企業に支持されているのがムラテックの特徴です。

各メーカーの特長についてはこちらの記事で解説しています。

関連記事:【実はもっと安くなる】コピー機・複合機のリース料金の相場/選び方/おすすめメーカーは?

ムラテックの複合機・コピー機が向いている企業

ムラテックの複合機・コピー機が向いている企業
出典:ムラテック複合機(ムラテック)

ムラテックの複合機・コピー機は、大手メーカーと比較すると市場シェアは高くありませんが、コンパクトな設計、柔軟なカスタマイズ性、そしてコストパフォーマンスの高さといった強みを持っています。

ムラテックの複合機・コピー機は、以下のような企業に適しています。

きめ細かなサポートを求める企業

ムラテックの複合機は、メンテナンス対応が丁寧だと定評があります。全国に拠点があり、製品の検討段階から導入、購入後のアフターサポートまですべてにおいて手厚いサポートを受けられます。

小規模メーカーならではの融通が利くメンテナンス対応もムラテックの魅力の1つです。

設置スペースが限られている企業

中小企業や個人事業主では、オフィスのスペースが限られているため、大型複合機を設置する余裕がないケースがあります。

ムラテックの場合、A3対応の複合機でありながらコンパクトな省スペース設計を採用しており、狭いスペースにも収まりやすいのが特徴です。なかには、スモールオフィスでも設置しやすい卓上型タイプもあります。

「オフィスは狭いけど、A3対応の複合機を導入したい」という企業であればムラテックの複合機を検討してみてはいかがでしょうか。

スモールオフィスに最適な複合機・コピー機一覧については以下の記事をご覧ください。

関連記事:スモールオフィスに最適な複合機5選!コンパクトさと機能を両立した選び方とは?

Macを使用している企業

ムラテックの複合機にはコニカミノルタ同様、MacOSが標準搭載されています。

他のメーカーの場合、MacOS対応をオプションで追加する必要がある場合が多いのに対し、ムラテックは標準装備されているため、追加コストを抑えられるのがメリットです。

近年、ベンチャー企業でもMacを採用する流れが広がり、オフィスでのMac利用の需要が増えつつあります。そのため、MacOSを標準搭載しているムラテックの複合機は、Macを使用する企業にとって便利な選択肢といえるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

ムラテックの複合機・コピー機は、操作性の高さ、省スペース設計、そして耐久性の面で優れた特徴を持ち、多くの企業にとって魅力的な選択肢となります。特に、限られたスペースを有効活用したい企業に適していることが分かりました。

改めてこの記事のポイントをまとめました。

・国内メーカーとしての信頼性があり、1973年からオフィス機器を提供してきた老舗企業
・知名度は大手メーカーに比べて低いものの、コニカミノルタ製のOEM製品で品質・機能面では遜色なし
・「ルーフカセット」設計により、省スペースながらA3対応を実現

導入を検討する際は、コストや設置スペース、機能面のバランスを考慮しながら、自社に合ったモデルを検討するとよいでしょう。

複合機・コピー機の導入はMJEにおまかせ!

  • 複合機・コピー機のリース料金やカウンター料金をもっと安くしたい…
  • 新しく複合機・コピー機を導入したいが何を選んだらいいか分からない…

弊社は2006年に創業し、全国16,000社以上の取引実績を持っております。豊富な知識と仕入れ力を活かし、他社よりもお安くご提案が可能です!京セラ複合機に関しては「業界最安値」でご提供いたします!

またカウンター料金も格安でご提供させてただいており、さらに導入後も安心してご利用いただけるよう、充実したメンテナンスとサポート体制を整えています。

お見積り依頼や無料相談は、24時間365日受付中!
導入をご検討中の担当者さまや、複合機に関するご質問がある方は、下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください!

    お客さま情報入力

    ご担当者名必須

    電話番号必須

    ご住所必須

    (設置先の都道府県)

    相談希望内容必須

    (複数選択可)

    会社名任意

    メールアドレス任意

    お問い合わせ内容任意

    当サイトを知ったきっかけ任意

    いただいた情報をもとに担当者よりご連絡させていただきます。

    送信することで、当社の個人情報保護方針にご同意いただいたものとさせていただきます。

    MJE@最高のオフィスづくり
    株式会社MJE

    オフィス機器やネットワークに関する情報を発信します。オフィスのあらゆる課題を解決する株式会社MJE(エム・ジェイ・イー)のコラム記事です。

    株式会社MJEをフォローする

    ※ 記載されている会社名および商品名は各社の商標もしくは登録商標です。
    ※ 掲載している情報は記事公開時点のものです。

    OA機器
    この記事をシェアする
    株式会社MJEをフォローする
    タイトルとURLをコピーしました