【ホテルのWi-Fi】部屋ごとに対策が必要?基礎知識や改善方法を解説

ネットワーク

こんにちは!IT解決コラム編集部です。

ホテルを運営・管理する立場にとって、Wi-Fi環境はいまや宿泊者満足度を左右する重要な要素です。
口コミ評価やリピーター獲得にも直結するため、“安定した通信環境の整備”が欠かせません。

十分な対策をしていないと「部屋によってつながりにくい」「接続できても速度が遅い」といった不満が生じ、口コミ評価やリピート意向に影響することもあります。

現在では多くのホテルで無料Wi-Fiが標準完備となっており、単に利用できるだけでは不十分で、宿泊者は“どの部屋でも快適にWi-Fiを使えるか”を重視するようになっています。

本記事では、「宿泊者向けWi-Fi」が重視される背景から、基礎知識、そしてWi-Fi環境改善の具体策まで、ホテル管理者の方向けに分かりやすく解説します。

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執筆者情報

株式会社MJE
IT解決コラム編集部 https://mjeinc.co.jp/

複合機、セキュリティ、ネットワーク等、オフィスに必要な様々な商品を取り扱っております。全国16,000社以上の導入実績と豊富なノウハウを活かし、業務の効率化やコスト削減、生産性向上につながる最適なソリューションをご提案します。

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なぜ今「宿泊者向けのWi-Fi」が重視されているのか?

宿泊者向けのWi-Fiの必要性は?

「無料Wi-Fiの有無」がホテル選びの基準に!

宿泊客の多くは、ホテル滞在中もインターネットを利用することを前提としています。

実際、ホテル検索の際には「無料Wi-Fiの有無」を条件に検索することが多く、特に10~30代の若年層ではその傾向が多くみられます。

また、GMOのアンケート調査でも、快適なWi-Fi環境がホテル選びの重要な基準の一つとなっていることが明らかになっています。

国内出張時の宿泊ニーズに関する調査

無料Wi-Fiがないと、宿泊先の選択肢から外されてしまうこともあるようです。ホテルとしては見直しを考える良いタイミングかもしれませんね!

参照:BUFFALO「ホテル用Wi-Fi導入で選ばれる「これから」のホテルへ。バッファローのインバウンドWi-Fi活用ソリューション」

外国人やビジネス利用客の増加でWi-Fi需要が拡大

Wi-Fiの需要が高まっている背景には、訪日外国人の増加に加え、ワーケーションやリモートワークといった新しい働き方の広がりが挙げられます。ここでは主な要因を解説します。

訪日外国人の増加

外国人旅行者は、宿泊中に次のような用途でWi-Fiを使用しています。

  • 観光地や飲食店の検索
  • SNSへのリアルタイム投稿
  • 地図・翻訳アプリの使用
  • 家族や友人とのビデオ通話
  • YouTubeやNetflixなどの動画視聴

加えて、日本国内でSIMカードやポケットWi-Fiを契約するには手間や費用がかかるため、ホテルのWi-Fiを頼りにする人も多くいます。

観光庁によると「外国人観光客の6割以上が無料Wi-Fiを利用して情報を得ている」という調査結果もあり、Wi-Fi環境が整っているかどうかがホテル選びやホテルへの評価を左右するポイントになっていると考えられます。

訪日外国人旅行者の通信手段に対する利用意向調査

コロナ禍以降、テレワークやリモートワークが普及

コロナ禍をきっかけに、テレワークやリモートワークの需要が高まり、自宅だけでなくホテルで仕事をする人も増えています。実際に日本国内では観光と仕事を組み合わせる「ワーケーション」市場が成長しており、2022年の国内ワーケーション市場規模は約845億円、2023年には1084億円へと+28.2%成長しました。

特にビジネス利用の宿泊客は、Web会議やクラウドへのデータアップロードなどの通信負荷の高い業務を行うため、高速かつ安定したWi-Fi環境を求めています。

参照:矢野経済研究所「ワーケーション市場に関する調査を実施(2022年)」

口コミでの悪評につながるリスク

Wi-Fi環境に関する不満は、宿泊時にスタッフへ直接伝えられるとは限りません。

むしろチェックアウト後に、じゃらんや楽天トラベルなどのホテル予約サイト、Googleの口コミなどで「Wi-Fiが遅かった」「接続が不安定だった」と投稿されるケースが目立ちます。

★★☆☆☆
Wi-Fiが使えると案内されましたが、部屋では全くつながらず…。接続はできても「インターネットが使えません」と表示されて、結局2泊とも利用できませんでした。仕事でWi-Fiが必要だったので、正直がっかりです。

形態:ビジネスホテル

★★★☆☆
Wi-Fi環境があまり整っておらず、客室内の電波状況もあまり良くありませんでした。夫のスマホは入りますが、私のスマホはほとんど圏外で、キャリアによって通信状況に差があるようです。スタッフ対応や設備は満足でしたが、少し惜しい印象です。

形態:リゾートホテル

※実際の口コミをもとに作成。

Wi-Fiに関する不満はささいに思えても、そのせいで評価の☆が減るのはもったいないですし、実際、このような評価が次の宿泊検討者の判断に大きく影響します。

ただWi-Fiを設置しているだけでは、かえって顧客満足度を下げてしまうリスクもあるため、口コミの低下を未然に防ぐという意味でも、部屋ごとに安定したWi-Fiを整備することは、集客や稼働率の面でも無視できない要素になりつつあります。

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押さえておきたいWi-Fiの基礎知識

知っておくと便利!Wi-Fi導入の基礎知識

Wi-Fi環境を整備する際、「ルーターを置くだけで大丈夫」と思われがちですが、設置方法や費用だけでなく、通信規格や機器の性能の違いを理解しておくことも大切です。

一見すると似たようなルーターやアクセスポイントでも、通信速度・安定性・同時接続数などに大きな差があり、導入後の満足度やトラブル発生率に関わってきます

アクセスポイント(AP)とは
Wi-Fiの電波を飛ばして端末(スマートフォンやPC)をネットワークに無線接続するための機器です。ルーター単体では電波が届かない場所にも、アクセスポイントを各フロアや部屋ごとに設置することで、安定した通信環境を実現できます。

この章では、Wi-Fiの基本規格や周波数帯(2.4GHz/5GHz/6GHz)の違い、家庭用と法人用ルーターの機能差など、ホテルの通信設計に関わる担当者が押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。

Wi-Fiの規格と使用周波数帯の違い

Wi-Fiは技術の進化にともない、これまでに複数の規格が策定されてきました。

2025年現在、宿泊施設で主流となっているのは Wi-Fi 5 および Wi-Fi 6/6E です。さらに、2023年に規格が発表され、対応機器が登場し始めた次世代規格 Wi-Fi 7 も、今後の普及が期待されています。

ここでは、ホテルへの導入を前提に、主なWi-Fi規格と使用周波数帯の違いをわかりやすく整理します。

主なWi-Fiの規格と周波数帯の違い(比較表)

呼称 規格名 最大通信速度 周波数帯
Wi-Fi 5 IEEE 802.11ac 6.9Gbps 5GHz帯
Wi-Fi 6/Wi-Fi 6E IEEE 802.11ax 9.6Gbps 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯(6Eのみ)
Wi-Fi 7 IEEE 802.11be 46Gbps 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯
※最大通信速度は、理論上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。お客さまのご利用環境(端末機器の仕様など)や回線の混雑状況などにより大幅に低下することがあります。

規格によって電波の周波数帯が異なり、規格の世代が新しくなるほど、理論上の最大通信速度や同時接続性能が向上しています。

Wi-Fi 5は最大通信速度が6.9Gbpsで、 5GHzのみの周波数帯を使用していることが特徴です。

Wi-Fi 6は最大通信速度が 9.6Gbps に達し、 2.4GHz帯と5GHz帯の両方で利用できます。 さらに拡張版のWi-Fi 6Eは、6GHz帯にも対応しています。Wi-Fi 6/6Eは、Wi-Fi 5に比べて同時接続台数も大幅に増加しているため、 ホテルなど多くの人が同時にWi-Fiを利用する環境に適しています

Wi-Fi 7 では理論上の最大通信速度が46Gbps (実用レベルでは30Gbps前後) となり、2.4GHz/5GHz/6GHz帯のすべての帯域に対応しています。 また、 新機能 「MLO (Multi-Link Operation)」 によって、 3つの周波数帯を同時利用できるようになったため、通信遅延や安定性の改善が期待されています。

ホテルでの導入を考えるなら、現時点ではWi-Fi 6/6Eが最も現実的です。Wi-Fi 7は将来性の高い規格ですが、対応機器がまだ少ないため、普及状況を見ながら検討するといいでしょう。

周波数帯(2.4GHz/5GHz/6GHz)の違い

ではここから、Wi-Fiの周波数帯ごとの特徴について整理します。
Wi-Fiの周波数帯には2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つがあります。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

周波数帯 メリット デメリット
2.4GHz 障害物に強く、遠くまで電波が届きやすい 電子レンジやBluetoothなどの干渉を受けやすく、混雑しやすい
5GHz 2.4GHzよりも電波干渉が少なく、高速通信が可能 壁などの障害物に弱い
6GHz より広い帯域幅を利用でき、高速通信が可能 対応機器がまだ少ない、障害物の影響を受けやすい

周波数が高いほど、通信速度は高速になりますが、障害物による減衰が大きくなるため、設置環境に合わせた使い分けが重要です。

家庭用と法人用のWi-Fiルーターの違い

これまで紹介したように、Wi-Fiの規格や周波数帯を理解することは大切ですが、実際の快適さを左右するのは「どんなルーターを使うか」も大きなポイントです。

家庭用のWi-Fiルーターは、同時接続台数が10~20台程度に限られるものが多く、利用人数が多い環境やルーターから離れた客室(角部屋など)では通信が不安定になりやすい傾向があります。

家庭用Wi-Fiルーター 法人用Wi-Fiルーター
主な用途 家庭内でのインターネット使用 オフィスや施設での業務用Wi-FiやフリーWi-Fiの提供
同時接続台数 10~20台 最大50台以上も可能
保証期間 1年が多い 3~5年間の長期保証が主流
セキュリティ 一般的 家庭用に比べて強固
遠隔管理 ×
導入コスト 低価格 家庭用に比べて高い

家庭用ルーターの同時接続台数が少ないからといって、単純に複数設置しても電波干渉を招き、かえって速度低下を引き起こす可能性があります。ホテルや旅館などの業務利用の場合は、安定性やセキュリティ面を考慮し、管理機能や拡張性に優れた法人向けルーターを選ぶことが基本です。

ホテルや旅館のWi-Fiに求められる3つのポイント

ホテルや旅館のWi-Fiに求められる3つの要素

この章では、ホテルや旅館におけるWi‑Fi整備で押さえておくべき3つのチェックポイントについて解説します。
これらはいずれも、顧客満足度や口コミ評価に直結する大きな要素になります。

① Wi-Fiの通信速度と安定性は十分か

Wi-Fiが使われる場面は、Web会議・動画視聴・SNS投稿・大容量ファイルの送受信など多岐にわたるため、利用シーンに応じた通信速度が求められます。

用途ごとの通信速度の目安

用途ごとの快適な通信速度の目安は、以下の通りです。

利用シーン 快適な通信速度の目安
メール・テキスト送受信 約1Mbps
SNS・Webサイトの閲覧 約10Mbps
Web会議 約10~30Mbps
高画質動画の視聴 約30Mbps
オンラインゲーム 約100Mbps

ホテルや旅館では、Web会議や動画視聴、SNSの利用といった用途が考えられるため、最低でも10〜30Mbps以上の通信速度を安定して提供できる環境が1つの目安になります。

また、速度そのものだけでなく、時間帯による混雑や接続切れといったトラブルが起きにくいことも大切です。
特に、夜間やチェックイン直後などアクセスが集中しやすい時間帯でも、快適に使えることが重要です。

② Wi-Fiが館内のどこでもつながるか

宿泊施設におけるWi-Fi環境では「つながる場所が限定されている」「接続はできるが通信が安定しない」といったケースがよく見られます。

特に以下のような場所では、Wi-Fiルーターからの距離や建物構造の影響で、電波が弱くなりやすい傾向があります。

  • 建物の角にある客室(角部屋)
  • 廊下の奥まった部屋
  • 地下階や厚い壁に囲まれた部屋
  • 鉄筋や断熱材など、電波を遮る素材が使われているエリア

こうしたエリアで通信品質を改善するために、アクセスポイントや中継器を増設するケースもありますが、増やすだけでは干渉や速度低下を招き、かえって不安定になる場合もあります。

詳しくは次の章で解説しますが、安定した館内Wi-Fiを実現するには、業務用ルーターやアクセスポイントなど「適切な機器選定と設置」が前提条件になります。

③ Wi-Fiのセキュリティー対策は十分か

ホテルや旅館のWi-Fiは、不特定多数の宿泊者が利用するため、快適さと同じくらい「安全に使える環境」であることが求められます。

総務省の調査によると、公衆Wi-Fiを利用しない理由の第1位が「セキュリティ上の不安」で、その割合は約62%にものぼります。つまり、宿泊者が安心してWi-Fiを利用できるかどうかは、施設選びの大きな基準になっているのです。

以下のような設計を事前に行うことで、セキュリティリスクを大幅に軽減できます。

参考:総務省「無線LAN利用者に対するアンケート調査 集計資料 令和3年3月」

セキュアなWi-Fi運用に向けた基本対策

  • 業務用とゲスト用でSSID(Wi-Fi名)を完全に分離
  • WPA2またはWPA3の暗号化方式を必ず使用
  • ゲスト用ネットワークにはアクセス制限を設定(例:内部共有フォルダへの遮断)
  • 管理画面へのアクセス制御(IP制限・パスワード強化など)
  • 定期的なファームウェア更新と設定の見直し

宿泊者にとって「安心して使えるWi-Fi」が提供されているかどうかは、口コミやリピート意向にも直結します。ネットワークの設計段階からセキュリティを考慮し、万が一に備えた構成を整えることが、トラブルを未然に防ぐ最善策と言えるでしょう。

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ホテルや旅館のWi-Fi環境を改善する方法

ホテルや旅館のWi-Fi環境を改善するためには?

Wi‑Fi環境の整備に取り組んでいるものの、「遅い」「つながらない」といったクレームがある場合には、機器の増設や設置、プロバイダーの変更などを見直すことで改善する可能性があります。

この章では、ホテルや旅館で実施のしやすいWi-Fi改善方法を紹介していきます。

アクセスポイントの増設や中継器の設置

ホテルや旅館でWi-Fi環境を改善する方法のひとつに、アクセスポイント(AP)の増設や中継器の設置があります。

ホテルや旅館においては、部屋ごとに専用のアクセスポイントを設置するのが理想ですが、費用が高額になるため、全室対応が難しいケースもあります。そのため、予算とパフォーマンスのバランスを見ながら、廊下などにアクセスポイントを増設したり、中継器を補助的に活用したりするほうが現実的です。

実際に、新宿ワシントンホテルでは、各フロアのアクセスポイント設置数を9台から12台に増やし、設置方法を見直すことで客室内の電波状況を改善した事例があります。

ただし、アクセスポイントをむやみに増やすと、電波干渉によって全体の速度が低下するリスクがあります。建物の構造や利用状況に応じた設計が求められるため、安定した運用には専門業者による設計・配置の最適化が重要です。

参考:エクシオ「導入事例 新宿ワシントンホテル様」

契約プロバイダーや回線の見直し

Wi‑Fiの整備をしていても、契約している回線やプロバイダーによって、インターネットの速度や安定性は大きく変わります

プロバイダーとは、インターネットに接続するための通信経路やIPアドレスを提供する業者のことです。一方、回線業者とは光回線などの物理的な回線を提供する企業のことで、NTTやKDDIなどが代表的です。通常はこの両方と契約して初めてインターネットを利用することができます。

近年注目されているのが、通信方式の違いです。

従来主流だった PPPoE方式は利用者が多い時間帯に混雑しやすく、速度低下や遅延の原因になりがちです。一方、比較的新しい IPoE方式はネットワーク終端装置を経由せずに接続するため混雑に強く、安定した速度を確保しやすいのが特徴です。

PPPoEとIPoEの2つの通信方式の特徴は以下の通りです。

PPPoE(従来の通信方式) IPoE(次世代の通信方式)
仕組み ネットワーク終端装置を経由して接続 ネットワーク終端装置を経由せず、インターネットに直結
最大通信速度 最大概ね1Gbps※1 最大概ね10Gbps※1
通信品質 混雑しやすく、速度低下や遅延が発生しやすい 混雑が少なく、速度が安定しやすい
※最大通信速度は、理論上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。お客さまのご利用環境(端末機器の仕様など)や回線の混雑状況などにより大幅に低下することがあります。

「夜になると遅くなる」「チェックイン後に一気につながらなくなる」といった声がある場合は、回線そのものよりも、通信方式やプロバイダーの見直しが有効な場合もあります。

伝送データを調整する

一部の宿泊者が高画質動画の視聴などで大量のデータ通信を行うと、回線を独占してしまい、他の宿泊者の通信速度が極端に低下することがあります。こうした状況は、特に夜間など利用が集中する時間帯に起きやすく、「つながりにくい」「遅い」といったクレームにつながりやすくなります。

このような問題を解決する手段として注目されているのが、無線LAN安定化システム「Tbridge®(ティーブリッジ)です。Tbridgeは、ネットワーク内のデータ送信量を自動で最適化し、利用者間で公平に分配することで、特定の端末による独占を防ぎます。その結果、全体の通信が安定し、宿泊者全体にとって快適なWi‑Fi環境の維持に貢献します。

アクセスポイントやルーターの増設が「電波の届きにくさ」や「接続台数不足」への対応であるのに対し、Tbridgeはネットワーク内部の通信制御そのものに働きかけるため、通信の質を根本から整える改善策と言えます。

実際、Tbridgeを導入したホテルのクレーム件数が1/3件ほどに減少したケースも報告されています。

まったくつながらない」という状況は、宿泊者にとって大きなストレスになりやすいですよね。「全員が安定して使えるWi‑Fi」を目指すなら、こうした機器の導入も検討してみてください。

Tbridgeについての詳しい資料はこちらからダウンロードいただけます。
【客室や館内Wi-Fiの不安定対策に】Tbridgeについて詳しく見る

5年以上見直していない場合は要注意!

Wi-Fi運用時の注意点

Wi‑Fi機器には寿命があり、一般的に4〜5年での入れ替えが目安と言われています。

機器の物理的な劣化に加え、Wi-Fiの規格(例:Wi-Fi 4 → 5 → 6)が進化しているため、古い機器を使い続けると最新回線の性能を十分に活かせず、通信速度の低下につながります。

例えば、導入当初は最大1Gbpsだった機器でも、経年劣化や規格の制約によって、実際の速度が100Mbps程度に落ち込むケースもあります。

5年以上お使いの機器がある場合は、ぜひ一度見直しを検討してみてください!弊社ではお見積りやご相談は無料で承っていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください!

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まとめ

この記事では、ホテルのWi-Fi環境が重視されている背景や知っておくと便利なWi-Fi基礎知識、ホテルWi-Fiに求められる要素、改善方法について解説しました。

昨今では、ビジネス出張や観光に限らず、動画視聴・Web会議・SNS利用など、「通信品質の高さ」がホテル選びの基準になっています。

特に、以下のようなポイントは顧客満足度に直結することがあるため確認しておきましょう。

  • 部屋ごとに安定して接続できるか
  • 利用者が多い時間帯でも遅くならないか
  • セキュリティ対策がされているか
  • 古い機器を使い続けていないか

どれか1つでも当てはまった場合、アクセスポイントの見直しや、Tbridgeのような通信最適化機器の導入を含め、ネットワーク全体の最適化を検討してみてください。

顧客満足度を向上させるために部屋ごとのアクセスポイントの設置は効果的ではありますが、コストが高額なため、費用対効果を考慮したうえで検討しましょう。

また、セキュリティ対策を講じ、宿泊客が安心してインターネットを利用できる環境を整えることも重要です。

よく分からないときはプロにご相談を!

弊社は2006年に創業以来、1万6,000社以上のオフィスや店舗のインフラ改善に携わってきました。さらに、導入後も安心してご利用いただけるよう、メンテナンスとサポート体制も充実しています!

  • 何がボトルネックになっているのか判断できない
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  • Wi-Fi設備を5年以上見直していない

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