こんにちは!IT解決コラム編集部です。
複合機・コピー機の導入で、こんなお悩みはありませんか?
- 電気代やランニングコストを少しでも抑えたい
- セキュリティ性能が高く、安心して使える機種を選びたい
- できるだけ長く安心して使えるモデルを導入したい
数あるメーカーのなかでも、東芝の複合機・コピー機は、省エネ性能、セキュリティの高さ、堅牢な設計といったバランスのとれた製品で、多くの企業から選ばれています。
本記事では、東芝の複合機の特長やメリット・デメリット、代表機種の価格帯、向いている企業のタイプまでわかりやすく解説します。
「複合機を見直してコスト削減や業務効率を図りたい」という担当者さまは、ぜひ最後までご覧ください!
東芝の複合機・コピー機とは?

東芝の複合機事業は、東芝の連結子会社である「東芝テック株式会社」が担っています。オフィス機器や流通ソリューションに強みを持ち、複合機やPOSシステムなど、ビジネスを支える幅広い製品を展開しています。
東芝の複合機は、省エネ性能・クラウド対応・直感的な操作性など、オフィスの生産性向上を支える機能が搭載されています。
特に、印刷待機時の電力消費を抑える定着技術や、操作画面のカスタマイズ性の高さは、東芝複合機の魅力の一つです。
また、ICカード認証などのセキュリティ機能も充実しており、機密情報を扱う環境でも安心して使える設計となっています。
全国対応の保守サポート体制も強みで、長期利用にも耐えうる堅牢な構造と高いメンテナンス性から、多くの法人ユーザーに選ばれています。
東芝複合機の歴史と革新の歩み
東芝テックの複合機事業は、1950年の設立以降、省エネ・環境配慮・高い業務効率性を追求し続けてきました。特に世界初のIH定着器や、印刷物を消して再利用できる「Loops」など、独自の技術開発に取り組み、業界に新しい選択肢を提供してきました。
以下に、東芝の複合機事業における主要なトピックをまとめました。
年 | 出来事・革新の歩み |
---|---|
1950年 | 東京芝浦電気(現・東芝)の大仁工場が独立し、「東京電気器具株式会社(現・東芝テック)」設立 |
1994年 | 東芝からファクシミリとレーザープリンタ事業を移管、事業を一本化 |
1999年 | 東芝から複写機事業を譲り受け、「東芝テック株式会社」に商号変更 |
2000年 | 世界初のIH定着器を開発。省エネ・高速ウォームアップを実現 |
2003年 | カラー複合機「e-STUDIO 3511/4511」発売。モノクロ機の使い勝手を継承しカラー対応 |
2004年 | 消せるトナー「e-blue」対応のe-STUDIO 350EBを発売 |
2006年 | 高画質対応カラー複合機「e-STUDIO 3150c」発売 |
2009年 | 複写機の累計生産台数が750万台を突破 |
2013年 | 印刷物を消して再利用できるペーパーリユースシステム「Loops」発売 |
2017年 | 「消す印刷」と「残す印刷」を1台に搭載したハイブリッド複合機「Loops LP35/45/50」発売 |
2021年 | 複合機事業部を「ワークプレイス・ソリューション事業本部」へ改称、オフィス全体の課題解決へシフト |
長い歴史のなかで、東芝は省エネ・セキュリティ・操作性の技術を高め、今もなお複合機の進化に貢献し続けています。

長年の技術開発で培ったノウハウに加え、時代に合わせた省エネ性能やクラウド対応も充実。業務の効率化とコスト削減を両立したい企業にぴったりです!
リコーと合弁会社を設立
東芝テックは2024年7月、リコーとの合弁会社「ETRIA(エトリア)」を設立し、複合機の開発・生産体制を強化しました。
ただ、複合機のブランドはこれまで通り、東芝は「e-STUDIOシリーズ」、リコーは「RICOH IM Cシリーズ」としてそれぞれ展開されています。
東芝の複合機・コピー機のメリット

東芝の複合機には、省エネ性・操作性・堅牢性など、オフィスでの使いやすさを追求した機能が多数搭載されています。
特に「業務効率化」や「コスト削減」を重視する企業にとっては、導入を検討する価値があるといえるでしょう。
ここでは、東芝複合機の主なメリットをご紹介します。
IH定着技術 × 低温トナーの省エネ性能
東芝は、2000年に世界で初めて「IH(誘導加熱)定着技術」を複合機に採用しました。
この技術により、ウォームアップ時間が大幅に短縮され、待機中の消費電力も抑制。さらに、低温で定着できる専用トナーとの組み合わせにより、印刷時のエネルギー効率もより高くなっています。
日々の業務で使うからこそ、こうした省エネ性能はトータルコスト削減にもつながります。

コピー機は待機時やウォームアップ時にも電力を消費するため、こういう工夫は嬉しいポイントですね!
操作性に優れたタッチパネルUIとカスタマイズ性
東芝の複合機には、スマートフォンのように直感的に操作できるタッチパネルが搭載されています。わかりやすいアイコンと画面遷移で、初めて使う方でも迷わず操作できる設計が特長です。
また、業務内容や部署ごとに画面構成を最適化できる「e-BRIDGE Next」プラットフォームを採用。
たとえば営業部ではスキャン、総務部ではコピーやFAXを優先表示するといった形で、よく使う機能をすぐに呼び出せるようカスタマイズすることができます。
高水準のセキュリティ機能で情報漏洩リスクを低減
東芝の複合機は、ICカード認証やパスワード印刷、データ自動削除など、情報漏洩リスクを未然に防ぐセキュリティ機能を搭載しています。
特にICカード認証は、印刷物の取り違え防止や、利用者ごとのアクセス制御にも有効です。
また、国際的な情報セキュリティ基準「ISO/IEC 15408」の認証を一部のモデルで取得しており、第三者機関によって高い安全性が証明されています。
東芝の複合機・コピー機のデメリット

どんな製品にも一長一短があるように、東芝の複合機にも注意しておきたいポイントがあります。
ここでは、導入前に知っておきたい2つのデメリットをご紹介します。
高画質なカラー印刷にはやや不向き
東芝の複合機は、日常業務における文書出力や社内資料の作成には十分な画質を備えています。
一方で、デザインや広告など高精細なカラー印刷が求められる業種では、他メーカーのほうが適している場合もあります。
たとえば、富士フイルム(旧ゼロックス)の複合機は、色再現性や発色の安定性に優れており、クリエイティブ業界での評価が高いとされています 。
複合機を選ぶ際は、自社の用途や目的をしっかり見極めることが重要です。
「業務効率とコストパフォーマンスのバランスを重視したい」企業にとっては、東芝の複合機も検討に値する選択肢のひとつといえるでしょう。
ブランドイメージ・知名度では他社に一歩及ばないことも
リコーやキヤノンといった大手メーカーと比べると、東芝の複合機は市場での認知度が低い印象があります。
「東芝が複合機を出しているとは知らなかった」という声を耳にすることもあり、導入を検討する際に、上司や他部署への説明が必要になることも考えられます。
東芝って複合機あったんやな。見たことない
— ひ (@ammichimot) May 19, 2023
すまん、東芝が複合機をつくってたのを知らなかった。> リコー・東芝、複合機統合へ デジタル化で市場縮小(時事通信) https://t.co/S6QS0nQpDH
— SEAHAL(Ja) (@SeahalJa) May 18, 2023
#wbs 東芝の複合機って見たことがない。
— せな (@sena7) May 19, 2023
ただし、知名度の高さと製品の実力は必ずしも比例するわけではありません。製品自体の品質や機能面では十分に信頼性があり、価格や性能で総合的に比較すれば、コストパフォーマンス重視の企業には選ばれる価値があるメーカーといえます。
東芝の業務用複合機の価格
東芝の業務用複合機の価格は、機種や印刷速度、搭載機能によって大きく異なります。オフィス向けのスタンダードモデルから、高速出力・大容量対応の上位モデルまで幅広いラインナップが用意されています。
代表的なモデルの価格帯は以下のとおりです。
機種名 | 印刷速度(カラー/モノクロ) | 本体価格(税抜) |
---|---|---|
e-STUDIO2525AC | 25枚/分 | ⇒お問い合わせ |
e-STUDIO2021AC | 20枚/分 | ⇒お問い合わせ |
e-STUDIO2329A(モノクロ機) | 23枚/分 | ⇒お問い合わせ |
※本体価格は2025年5月時点。価格は目安であり、オプション構成や販売店によって異なる場合があります。
東芝の複合機は「高性能な分、価格も高そう」と感じられる方もいるかもしれません。
しかし実際には、100万円を下回るモデルも多く、必要な機能を絞って選べば、中小企業や小規模オフィスでも導入しやすい価格帯です。
また、複合機の導入コストは本体価格だけでなく、リース契約やカウンター料金といった維持費も含めた「トータルコスト」で比較することが大切です。
シェア率は?複合機メーカー別シェアランキング
アメリカの調査会社IDCによると複合機・コピー機の世界シェアランキングは、以下の通りです。
※国内市場シェアは公式な調査はないようです。
参考:日経新聞「複合機再編、リコー危機感「安値競争に未来はない」」のデータを基に作成
出所:米国調査会社IDC 注:A3レーザー複合機・複写機の23年出荷台数シェア、四捨五入で合計が100にならない
この統計では、東芝の複合機は「その他」のカテゴリーに分類されています。
そのため、キヤノン・リコー・コニカミノルタといった大手メーカーと比べると、世界シェアでは存在感が小さいのが現状です。
東芝の複合機は、ICカード認証やデータ暗号化、使用後のデータを自動的に消去する機能など、多層的なセキュリティ対策を備えており、社内の情報管理を重視する環境でも安心して利用しやすい設計となっています。
Microsoft 365やGoogle Workspaceなどのクラウドサービス、社内の認証システムとの連携にも対応しており、セキュリティ面を重視する企業でもスムーズに導入・運用しやすい仕様となっています。
東芝の複合機・コピー機が向いている企業

東芝の複合機・コピー機は、次のような企業に特におすすめです。
省エネ性能を重視する企業
東芝の複合機は、独自のIH定着技術と低温トナーの採用により、印刷時の消費電力を抑えることができます。
「ランニングコストを少しでも抑えたい」「環境配慮に取り組みたい」と考える企業にとって、導入のメリットが大きいと言えます。
また、使用状況に応じて自動的に電力制御を行う省エネモードも搭載されており、 使わない時間帯には自動でスリープ状態になり、無駄な待機電力をカット。 日々の業務の中で、無理なく節電に取り組める点も評価されています。
セキュリティ性を重視する企業
東芝の複合機は、ICカード認証(オプション)やデータ暗号化、オーバーライト機能といった多彩なセキュリティ機能を搭載しています。
印刷物の取り間違いや不正アクセスを防ぐ仕組みが整っており、顧客情報や機密文書の取り扱いが求められる環境でも安心して使用できます。
情報管理への意識が高い企業や、厳しいセキュリティ基準が求められる業務にも、無理なく対応できる設計となっています。
※一部モデルは国際標準規格「ISO/IEC 15408」の認証も取得しています。
クラウド連携やDX推進を重視する企業
東芝の複合機は、Microsoft 365やGoogle Workspaceといった主要なクラウドサービスとスムーズに連携できるため、「ペーパーレス化を推進したい」「テレワーク環境を強化したい」といったDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みにも対応できます。
ファイルのスキャン保存や共有が簡単に行えるため、紙の業務フローをデジタルに置き換えたい企業にとっても大きなメリットです。
まとめ
いかがでしたか?
東芝の複合機・コピー機は、省エネ性、セキュリティ性、クラウド連携といった現代のオフィスニーズに応える多彩な機能を備えており、特定業界でも高い支持を集めています。
改めて今回の記事のポイントをまとめました。
・独自のIH定着技術と低温トナーによる高い省エネ性能
・ICカード認証・データ暗号化など高水準のセキュリティ機能
・Microsoft 365・Google Workspaceとのスムーズなクラウド連携
複合機の導入にあたっては、本体価格だけでなく、維持コストや設置スペース、操作性なども含めて総合的に比較検討することが大切です。
自社の業務スタイルや環境に合ったモデルを選ぶことで、日々の業務効率を無理なく高めることができるはずです。
複合機・コピー機の導入はMJEにおまかせ!
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