こんにちは。IT解決コラム編集部です。
「Tbridgeって実際の効果はどうなんだろう?」
導入を検討するうえで、そんな疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、「実際に当社がTbridgeを導入してどのような成果が得られたのか」を、具体的なデータとともにご紹介します。
「Tbridgeとは何か」概要を知りたい方は、以下の公式サイトをご参照ください。
先に結論からお伝えすると、体感レベルの変化にとどまらず、安定性とスピードの向上が明確な数値として表れる結果となりました。
文章だけでお伝えするより、実際の数値をご覧いただいた方が分かりやすいと思いますので、さっそく導入後の成果についてご紹介していきます。


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無線環境の検証結果


検証結果:ユーザ数とセッション数について


- 平均ユーザ数の比較
[最適化OFF期間]13~19 ⇒ [最適化ON期間]15~22 大きな変化なし - 平均セッション数の比較
[最適化OFF期間]179~256 ⇒ [最適化ON期間]319~544 増加
以上2つの観点より Tbridge 最適化機能ON時では、セッション数を1.8~2.1倍ほど増加することができました。
最適化ONの期間では、セッション数(平均)の値が大きく上昇しているため、通信環境が安定化し、ユーザの快適性が向上したことが分かります。
検証結果:応答時間(RTT)について


- WANの平均応答時間の比較
[最適化OFF期間]8.10~18.38ms ⇒ [最適化ON期間]4.25~7.27ms 短縮 - LANの平均応答時間の比較
[最適化OFF期間]8.10~18.38ms ⇒ [最適化ON期間]5.27~10.97ms 短縮
応答時間は数値が低ければ低いほどネットワーク品質が良いと判断できます。
最適化ONの期間では、応答時間(RTT)が短縮していることから、LAN側及びWAN側のデー
タ転送速度が向上しているのが分かります。
検証結果:パケットロスと再送について


- WANの平均パケットロス率の比較
[最適化OFF期間]0.41~1.39% ⇒ [最適化ON期間]0.23~0.57% 低下 - WANの平均再送率の比較
[最適化OFF期間]0.48~1.53% ⇒ [最適化ON期間]0.25~0.64% 低下
パケットロス率と再送率もともに、数値が低ければ低いほどネットワーク品質が良いと判断できます。
以上より、Tbridge最適化機能による遅延抑制効果が無いと遅延が大きくなる傾向が認められます。
検証結果:パケットについて


- 平均パケットデータサイズの比較
[最適化OFF期間]800~1,790 ⇒ [最適化ON期間]1,243~2,116 拡大
最適化ONの期間では、WAN側のパケット数増加し、LAN側のパケット数減少しているため、外部との通信活性化と内部のデータ交換効率向上しているのが分かります。
通信量について


- 最大スループット(速度)の比較
[最適化OFF期間]290.4~480.0Mbps ⇒ [最適化ON期間]177.9~589.1Mbps 増加
最適化ONの期間では、全体的に値が高くなっており、通信環境の安定性の向上により、特にダウンロードトラフィックの上昇が確認できます。
少し眠くなる内容かもしれませんが、今回テストを行った環境と概要については下記の通りです。
Tbridge の効果検証概要(無線)
- 最適化機能 OFF 期間(1週間)は通常のネットワークのログのみ
- 最適化機能 ON 期間(1週間)はネットワークの通信を最適化した状態でログ取得
- 検証モデルTbridge 500 Air(1系統)
※設置日/撤去日/切り替え日の作業時間/ユーザー数の少ない夜間時間及び土日祝日は、データ確認の対象から除外しました。
要は、機能OFF状態で1週間、ON状態で1週間、合計約2週間にわたってネットワークの通信を記録し、通信状況にどのような違いが出るかを検証しました。
ご覧の通り想像以上に強力な結果を得られたことが分かると思います。
続いてTbridgeは無線がメインではあるのですが、なんと「有線接続にも効果をもたらす」ことが判明したのでデータ検証を共有させていただきます。早速ですが下記をご覧ください。
有線環境の検証結果


検証結果:ユーザ数とセッション数について


- 平均ユーザ数の比較
[最適化OFF期間]49~59 ⇒ [最適化ON期間]48~58 大きな変化なし - 平均セッション数の比較
[最適化OFF期間]696~859 ⇒ [最適化ON期間]1,158~1,490 増加
以上2つの観点より、Tbridge最適化機能ON時では、セッション数を1.7倍ほど増加することができました。
最適化ONの期間では、セッション数(平均)の値が大きく上昇しているため、通信環境が安定化し、ユーザの快適性が向上したことが示唆されます。
検証結果:応答時間(RTT)について


- WANの平均応答時間の比較
[最適化OFF期間]11.12~15.14ms ⇒ [最適化ON期間]5.48~8.32ms 短縮 - LANの平均応答時間の比較
[最適化OFF期間]11.12~15.14ms ⇒ [最適化ON期間]5.30~8.79ms 短縮
最適化ONの期間では、応答時間(RTT)が短縮していることから、LAN側及びWAN側のデー
タ転送速度が向上しているのが分かります。
検証結果:パケットロスと再送について


- WANの平均パケットロス率の比較
[最適化OFF期間]0.30~0.63% ⇒ [最適化ON期間]0.10~0.15% 低下 - WANの平均再送率の比較
[最適化OFF期間]0.33~1.06% ⇒ [最適化ON期間]0.12~0.22% 低下
以上より、Tbridge最適化機能による遅延抑制効果が無いと遅延が大きくなる傾向が認められます。
検証結果:パケットについて


- 平均パケットデータサイズの比較
[最適化OFF期間]995~1,146⇒ [最適化ON期間]1,078~1,971 拡大
最適化ONの期間では、WAN側のパケット数増加し、LAN側のパケット数減少しているため、外部との通信活性化と内部のデータ交換効率向上しているのが分かります。
通信量について


- 最大スループット(速度)の比較
[最適化OFF期間]383.7~937.2Mbps ⇒ [最適化ON期間]251.1~818.9Mbps 低下
最適化ONの期間では全体的に値が低くなってしまっていますが、その他の数値に改善が見られるため、最適化OFF期間での運用面において必要な通信量が上昇していたと考えられる。
Tbridge の効果検証概要(有線)
再度繰り返しで少し眠くなる内容ですが、念のためテストを行った環境と概要を共有しておきます。
- 最適化機能OFF期間(1週間)は通常のネットワークのログのみ
- 最適化機能ON期間(1週間)はネットワークの通信を最適化した状態でログ取得
- 検証モデル:Tbridge 300 Air(1系統)
※設置日/撤去日/切り替え日の作業時間/ユーザー数の少ない夜間時間及び土日祝日は、データ確認の対象から除外しました。
有線環境も無線と同じく、機能OFF状態で1週間、ON状態で1週間、ネットワークの通信を記録し、通信状況にどのような違いが出るかを検証しました。
実際に弊社のシェアオフィス(billage)で検証した結果も記事にしましたので、以下もご参照ください。
\ ネットが「遅い」でお悩みの事業者様へ /
検証まとめ:Tbridgeは“体感”だけでなく“数値”で実感できる

今回は、「当社がTbridgeを導入した結果、どのような変化があったのか」を、実際のデータとともにご紹介しました。
改めて結論をお伝えすると、Tbridgeの効果は“なんとなく良くなった”といった体感レベルにとどまらず、安定性と通信スピードの向上が、明確な数値として表れる結果となりました。
さらに、取締役やマネージャーといった社内の意思決定層からも「体感的に速くなった」との評価を得ており、導入の効果を実感しています。
「ネットが遅くて作業に時間がかかってしまう」「オンライン会議で頻繁にネットが途切れてしまう」「人数が多くなるとネットが重くなる」といった課題をお持ちの方には、Tbridgeは非常に有力な選択肢だと自信をもっておすすめできます。
累計出荷台数2,000台以上!法人から自治体まで幅広く導入
Tbridgeは2024年でリリースから10周年を迎え、これまでの累計出荷台数は2,000台以上となっています。
オフィス・工場・病院・ホテル・学習塾といった多端末かつ高負荷な業務環境においても、安定した通信環境を実現する効果が実証されています。
また学校や自治体などの教育機関にも導入が広がっており、国内の約10%にあたる自治体の教育委員会(約170自治体・約2,000校)での利用実績があり、1人1台環境での円滑な授業運営を支えています。
「Wi-Fiが遅い」「接続が不安定」といった課題を感じている担当者の方は、ぜひ一度Tbridgeの効果をご確認ください。導入事例や技術の詳細をまとめたサービス資料を、無料でダウンロードいただけます。
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