こんにちは!IT解決コラム編集部です。
「オフィスで使っている複合機やコピー機、どれくらい電気代がかかっているんだろう?」
そう疑問に思ったことはありませんか?
複合機やコピー機は、日々の業務に欠かせない存在ですが、どのくらい電力を使っているかまで把握している担当者は少ないのではないでしょうか。
最近は電気料金の高騰が続いており、オフィスのランニングコストを見直す企業が増えています。中でも、日常的に使うOA機器の電力消費を見直すことは、電気代の節約につながる大切なポイントです。
資源エネルギー庁の調査によると、オフィスビルにおける複合機の消費電力は全体の7.3%を占めており、空調(48.6%)、照明(23.1%)、パソコン(6.6%)に次いで4番目に多く、想像以上に電気代に影響を与えていることがわかります。
本記事では、複合機・コピー機の消費電力の種類や電気代の計算方法や節電のコツについて、わかりやすくご紹介します。コスト削減や環境負荷の軽減にもつながる内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
複合機・コピー機の消費電力の種類

複合機・コピー機の消費電力にはいくつかの種類があり、それぞれ測定の基準が異なります。そのため、意味を正しく理解しておくことが大切です。
ここでは、「最大電力」「動作時平均電力」「待機時電力」の3つについて解説します。
最大電力
最大電力とは、複合機・コピー機を使用する際に瞬間的に消費する最も大きな電力のことを指します。
主に電源を入れたときや、スリープ状態から復帰するときに多くの電力を必要とし、一般的な複合機では1,100W~1,500W程度と言われています。
起動時に最も電力を消費するため、節電を考えるなら、頻繁に電源のオン・オフを切り替えることは避けたほうがよいでしょう。
動作時平均電力
動作時平均電力とは、複合機やコピー機が印刷やコピーなどの作業を行っている際に継続的に消費する電力のことを指します。一般的に、この値は400W~600W程度とされています。
待機時電力
待機時電力とは、複合機やコピー機がスリープ状態やスタンバイモード中に消費する電力のことを指します。一般的に0.5W~3W程度とされ、動作時や起動時に比べると非常に低い電力消費です。
最新の複合機では、省エネ設計が進んでおり、待機時の消費電力がさらに抑えられたモデルも多く登場しています。
複合機・コピー機のTEC値とは?

複合機・コピー機の消費電力は、使用環境や稼働状況によって変わることがわかったかと思います。しかし、それだけでは実際にどれくらいの電力を消費するのかを正確に把握するのは難しいため、指標として「TEC値」というものが使われています。
TEC値とは、「Typical Electricity Consumption」の略で、日本語では「標準的な消費電力」を意味します。
TEC値は、概念的1週間(稼働とスリープを繰り返す5日間+スリープと電源オフの状態の2日間)に基づき、消費電力量(kWh)を算出したものです。つまり、1週間で消費する電力の目安がわかる指標と言えます。
TEC値の単位は「kWh(キロワットアワー)」で、数値が低いほど省エネ性能が高いことを示しています。例えばTEC値が2kWhの複合機であれば、その機器の1週間の消費電力量は「2kWh」であるということがわかります。
複数の機種を比較する際には、TEC値を確認することで、どの機種がより省エネなのかを判断することができます。
TEC値を使った電気代の計算方法
TEC値は、電気料金の計算にも活用できます。 電力単価と掛け合わせることで、年間の電気代を概算することが可能です。それでは、TEC値を用いた電気代の計算方法をみていきましょう。
電気代の計算手順
最初にTEC値を確認しましょう。TEC値はメーカー公式サイトや製品カタログに記載されています。
例えば、「複合機のTEC値が2kwh、電気料金単価が1kwhあたり31円」の場合、電気代は次のように計算できます。
1日の消費電力:2kwh÷7日=約0.29kWh
1ヶ月の消費電力:約0.29kWh×30日=8.7kWh
1ヶ月の電気代:8.7kWh×31円=269.7円
1ヶ月の電気代は約270円、1年間では約3,240円となります。
※これらの数値は、あくまで目安であり、実際の使用状況や電気料金によって変動します。
TEC値の違いによる消費電力の比較
複合機・コピー機のTEC値は、メーカーや機種によって大きな違いがあり、それによって消費電力や電気代も大きく変わります。例えば、10年前の古いモデルと最新モデルを比較すると、省エネ技術の進化によって消費電力に大きな差があります。
10年前のモデルと最新モデルの比較
10年前のモデル
- 機種名:富士フイルム ApeosPort-V C7785
- 発売年:2015年
- 印刷速度(A4ヨコ):モノクロ75枚/分、カラー70枚/分
- TEC値:7.7kWh/週
- 1か月の消費電力:7.7kWh ÷ 7日 × 30日 = 33.0kWh
- 1か月の電気代:33.0kWh × 27円 = 891円/月
最新モデル
- 機種名:富士フイルム Apeos C7071
- 発売年:2024年
- 印刷速度(A4ヨコ):モノクロ70枚/分、カラー70枚/分
- TEC値:0.87kWh/週
- 1か月の消費電力:0.87kWh ÷ 7日 × 30日 = 約3.73kWh
- 1か月の電気代:3.73kWh × 27円 = 約101円/月
10年前のモデルと比べて、最新モデルでは1ヶ月の電気代が約790円も安くなり、年間では約9,480円の節約につながります。この差は、トナー定着時の低温化や効率的な動作設計など、省エネ技術の進化によるものです。
また、最新モデルは省エネ技術の進化だけでなく、待機時電力や動作時の消費電力も改善されています。そのため、使用頻度が高いオフィスでも、電気代を抑えることができます。
今すぐできる複合機の手軽な節電方法3選

ここでは、特別な設備や追加コストなしで、すぐに実践できる簡単な節電方法を3つご紹介します。複合機をより効率的に使用するヒントとして、ぜひ参考にしてください。
低電力モード・スリープモードを活用する
複合機・コピー機を一定時間稼働しない場合、スリープモードや低電力モードを活用することで、消費電力を抑えることができます。
特に、昼休みや就業時間外など、長時間使わないタイミングでスリープモードや低電力モードに設定すると、効率よく節電することができます。
ただし、スリープモードから通常の動作に戻る際には一時的に大きな電力を消費するため、頻繁にオン・オフを繰り返すと、かえって電力消費が増えてしまうことがあります。
オフィスの使用状況に合わせてスリープモードの移行時間を調整し、無駄な電力消費を防ぐことが大切です。

機種によっては、スリープモードに移行する時刻を設定できるものもあります。 自動でスリープモードに切り替わるため、手間をかけずに効率よく節電できます。 上手に活用して、無駄な電力消費を抑えましょう。
一度にまとめて印刷する
複合機やコピー機の印刷作業は、まとめて行うことで消費電力を抑えられます。
先ほどもお伝えした通り、スリープモードやスタンバイ状態から復帰する場合、一時的に最大電力(1100W~1500W)を消費します。このため、短い間隔で印刷を繰り返すと、電力を無駄に使うことにつながります。
できるだけまとめて計画的に印刷することで、機器の起動回数が減り、電力の無駄を抑えることができます。
印刷回数・枚数を減らす
印刷する回数や枚数を減らすことで、機器の立ち上げにかかる最大電力や、動作時平均電力の節電につながります。
印刷回数や枚数を減らす方法
・集約印刷を活用する
集約印刷とは、1枚の用紙に複数ページ分の原稿を印刷する機能です。たとえば、A4の原稿を2ページや4ページ分に集約してA4用紙に印刷することができます。両面印刷と組み合わせると、印刷枚数をさらに節約できます。
・印刷ミスを減らす
印刷前に部数、用紙サイズ、用紙の向きなどの設定をしっかり確認することで、無駄な印刷を防げます。 特に、大量印刷を行う前にはプレビュー機能を活用し、誤った設定で印刷しないよう注意しましょう。

印刷回数や枚数を減らすことは消費電力だけでなく、用紙代・トナー代の節約にもつながります!
省エネモデルの新しい複合機に入れ替える
現在使用している複合機が5年以上前の機種であれば、最新の省エネモデルへ入れ替えを検討してみるのもひとつの方法です。
最近の機種は、省エネ技術が大きく進化しており、従来モデルに比べて消費電力が大幅に抑えられています。これにより、電気代の削減だけでなく、オフィス全体の環境負荷の軽減にもつながります。
その理由のひとつが、先ほどもご紹介した「TEC値」の改善です。
各メーカーは、印刷時や待機時の電力を抑える独自の省エネ技術を取り入れており、TEC値も年々低下しています。
「複合機の消費電力を少しでも抑えたい」「そろそろ最新モデルに買い替えたい」とお考えであれば、製品選びの際にTEC値や環境認証マーク(例:国際エネルギースタープログラム、エコマークなど)を参考にするとよいでしょう。
まとめ
複合機やコピー機の消費電力は、「最大電力」「動作時平均電力」「待機時電力」の3種類に分けられ、それぞれに適した節電ポイントがあります。また、省エネ性能を示す「TEC値」を活用すれば、消費電力や電気代を具体的に把握しやすくなります。
日々のオフィス業務では、「スリープモードの活用」や「1度にまとめての印刷」、「集約印刷」など、手軽に取り入れられる節電方法が効果的です。さらに、古い機種を最新の省エネ機種に切り替えることで、電力コストや環境負荷の大幅な削減が期待できます。
近年のモデルはTEC値が低く、待機時や動作時の電力を抑えた設計になっています。長期的なコスト削減を考えるなら、省エネモデルへの入れ替えを検討してみてはいかがでしょうか。
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