ビジネスフォンの価格相場は?導入・工事費用までわかりやすく解説

ビジネスフォンの価格相場は?導入・工事費用までわかりやすく解説 OA機器

こんにちは!IT解決コラム編集部です。

オフィスの移転や新設、電話設備の老朽化などにともない、「ビジネスフォンの導入費用ってどれくらいかかるんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

ビジネスフォン(ビジネスホン)の導入コストは、電話機本体や主装置の種類、新品・中古・リースなどの導入方法に加え、設置工事の内容やオフィスの規模によっても大きく変わります

実際、複数の見積もりを比較してみると、数十万円前後の差が出ることもあります。

本記事では、ビジネスフォンの価格相場をはじめ、構成や導入形態による違いを解説。さらにコストとパフォーマンスのバランスを取るための選び方まで、分かりやすく解説します。

価格の相場感を知りたい」「コストを抑える方法を知りたい」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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執筆者情報

株式会社MJE
IT解決コラム編集部 https://mjeinc.co.jp/

複合機、セキュリティ、ネットワーク等、オフィスに必要な様々な商品を取り扱っております。全国16,000社以上の導入実績と豊富なノウハウを活かし、業務の効率化やコスト削減、生産性向上につながる最適なソリューションをご提案します。

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ビジネスフォン導入にかかる費用内訳

ビジネスフォン導入にかかる費用

ビジネスフォンを導入する際、家庭用電話のように電話機だけを購入すればすぐに使える、というわけではありません。

ビジネスフォンには、複数の通話を一括で管理・制御するための「主装置(PBX)」が必要不可欠で、設置も専門業者に依頼する必要があります。

そのため、導入価格を決める要素は以下の3つです。

  • 専用電話機(子機) + 主装置(PBX)
    新品・中古・リースかによって異なり、メーカーや機種、台数の違いで価格は変動します。
  • 設置工事費
    主に専門業者による搬入・配線・設定作業にかかる費用で、設置環境やオフィスのレイアウトにより変わることがあります。
  • オプション機能
    通話内容を記録できる「通話録音機能」や、自動でガイダンスを流す「自動音声応答(IVR)」などの追加機能の導入にともなう費用です。

オプション機能は、顧客対応の質や業務効率を高めてくれるため、費用対効果を見ながら検討するのがおすすめです。

【導入方法別】ビジネスフォンの価格相場

【導入方法別】ビジネスフォンの価格相場

ビジネスフォンの導入方法は、大きく分けて以下の3つがあります。

  • 新品購入
  • 中古購入
  • リース契約

ここからは、それぞれの導入方法ごとの価格相場と特徴を詳しく見ていきましょう。

新品購入での価格相場と特徴

新品購入は初期費用は高くなりますが、長期的に使用する予定がある場合や、ランニングコストを抑えたい企業にはおすすめの導入方法です。

電話機本体(子機)の価格相場

新品の電話機は以下のような価格相場(目安)です。

  • 電話機:1台あたり4〜8万円

価格帯に幅があるのは、電話機のタイプや搭載されている機能の違いによるものです。
例えば、一般的には卓上型電話機(コード付き)よりもコードレス電話機のほうが高く、さらにカールコードレス電話機は最も高い傾向があります。

また多機能なモデルや、タッチパネル搭載型、デザインが凝った機種は比較的高額になります。

タイプごとの特徴や選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

主装置の価格相場

ビジネスフォンの導入費用を大きく左右するのが「主装置」の価格です。
主装置は、内線と外線のやりとりを制御する中枢機器であり、オフィスの電話環境を構築するうえで欠かせない装置です。

主装置は、接続できる電話機の台数や回線数によってS・M・Lサイズなどの種類が分かれており、それに応じて価格も異なります。呼び方や分類はメーカーごとに多少異なりますが、オフィス規模に合わせて段階的に分類されています。

以下は、主なサイズごとの価格相場です。

主装置のクラス接続可能台数回線数価格相場(目安)
Sサイズ10台程度4回線10万〜20万円
Mサイズ30台程度12回線20万〜30万円
Lサイズ80台程度24回線30万円以上

大規模なオフィスやコールセンター向けの機種では、100万円を超えるケースもあります。選定にあたっては、何台の電話機を接続するのか、どれくらいの同時通話が想定されるのかといった業務内容に応じて、スペックを検討しましょう。

中古購入での価格相場と特徴

ビジネスフォンをできるだけ安く導入したいなら「中古購入」という手もあります。

中古のビジネスフォンは以下のような価格相場(目安)です。

  • 電話機: 1台あたり5,000円〜1万5,000円
  • 主装置:小規模オフィス向けは5万円〜15万円程度
         中規模オフィス向けは15万円〜50万円程度

中古品はコスト面を大幅に抑えらえるのが魅力ですが、メーカー保証が付かない場合も多く、故障時の修理費が自己負担になる可能性があります。そのため、導入前には販売店独自の保証内容やアフターサポート体制をよく確認しておきましょう。

「価格を抑えつつも、業務に支障が出ない品質を確保したい」とお考えの方は、の場合は、信頼できる業者から購入することをおすすめします。

販売店独自の保証やアフターサポート体制が整っているかも、あらかじめ確認しておきましょう。

リース契約での価格相場と特徴

ビジネスフォンの導入方法の中でも、リース契約は初期費用をかけずに始められるため、よく選ばれています。
特に中小企業や新規オフィスの立ち上げなど、まとまった資金を抑えたい場合に向いています。

機種や台数によって月額料金は異なりますが、リース料金の相場は以下の通りです。

  • リース料金相場:月額3,500円〜1万2,000円程度(3〜10台構成時)

なお、リース料金は機種や台数、リース期間によって異なります。
一般的なリース期間は5年~7年で、リース料率は以下の通りです。

  • 5年契約:料率約2.0%
  • 6年契約:料率約1.7%
  • 7年契約:料率約1.5%

契約期間が長いほど月額費用は安くなりますが、総支払い額は増加する傾向にあります。

リース契約は、月々の支出を一定に抑えつつ、最新機種を導入できる点が大きなメリットです。
以下は、ビジネスフォンのリース契約の主なメリットです。

  • 初期費用は無料(工事費や機器代が月額料金に含まれる)
  • リース料金は経費処理が可能
  • 契約更新により、新しい機器の切替が可能

ただし、契約期間中の解約ができない点や、リース料率が上乗せされているため支払総額が購入よりも高くなる点には注意が必要です。

ビジネスフォンの設置工事費の相場と内訳

ビジネスフォンの設置工事費の相場

ビジネスフォンを導入する際には、機器本体の購入費用だけでなく、「設置工事費」も必要です。電話機や主装置の搬入、配線・設定は専門工事が必須であり、国家資格を持つ技術者による作業が前提です。

オフィスの規模や利用人数によって費用は変動しますが、工事費の目安は以下の通りです。

  • 電話機の搬入・設置:約6,000~8,000円/1台
  • 主装置の設置・設定:約8,000~10,000円/1台
  • 配線工事:約500〜800円/1m
  • 作業員の人件費:約5,000~15,000円/1人

このため、電話機1台あたりに換算すると設置工事費は1万〜2万円程度が一般的な相場です。

ただし、配線が長い、既存配線の再利用が難しいなどの場合は、追加費用が発生することもあります。

設置台数が多い場合は、割引されることもあります!ビジネスフォンの導入をご検討中の方はお気軽にご相談ください。

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【規模別】ビジネスフォンの導入費用の相場

【規模別】ビジネスフォンの導入費用の相場

ビジネスフォンの導入費用は、オフィスの規模や用途によって大きく異なります。

小規模オフィス(1~10人)、中規模オフィス(10~30 人)、大規模オフィス(30人以上)の3タイプに分けて、オフィス規模別の価格相場の目安をご紹介します。

小規模オフィス(1~10人)の場合

個人事業主、スタートアップ企業、小規模店舗など、従業員10人以下の小規模オフィスでは、ビジネスフォンに必要な機能が限られるため、比較的コストを抑えて導入できます。

構成によって価格は変わりますが、新品の場合、目安としては以下の通りです。

  • 導入費用の目安:約20万円~80万円程度

小規模オフィスなら、内線通話・外線通話・転送機能などの基本機能があれば十分なケースが多く、コストを抑えた構成でも実用性は高いです。

「コストを抑えたい」「導入後すぐに使いたい」という方は、中古品の活用やリース契約も検討してみてください!

中規模オフィス(10~30 人)の場合

中小企業や支店・部門単位での導入を検討している場合、利用人数に応じて電話機の台数も増え、必要な機能も増えるため、小規模なオフィスよりも高くなる傾向があります。

新品の場合、おおよその費用相場は以下の通りです。

  • 導入費用の目安:約80万~170万円程度

この価格帯は、部署間の内線連携、転送機能や履歴管理などの比較的高度な機能を備えた構成が中心となります。

中規模オフィスでは、部署間での迅速な連絡や通話履歴の管理が重要です。必要な機能を見極めて、コストと使いやすさのバランスを意識しましょう!

大規模オフィス(30人以上)の場合

大企業やコールセンター、営業会社、複数拠点を持つ法人では、規模に応じた台数の確保だけでなく、通信の安定性やセキュリティ性も重要です。

新品の場合、導入費用の目安は以下の通りです。

  • 導入費用の目安:約170万~300万円程度

大規模オフィスでは、次のような高度な運用が求められるケースがあります。

  • 拠点間の内線通話の一元化
  • 本社の代表番号での一括着信
  • コールセンターでの着信振り分け通話録音
  • 大量の通信に耐える高い信頼性とセキュリティ性

大規模オフィスほど費用も上がりやすいですが、リースなら初期費用を抑えやすいですね!

ビジネスフォンの価格を抑えるコツ

ビジネスフォンの価格を抑えるコツ

ビジネスフォンは、導入方法や構成の選び方によってコストに大きな差が出ます。
「一式でこのくらいだろう」とざっくり考えて導入を進めてしまうと、実際の業務には不要な機能や、過剰な設備にコストをかけてしまうことになりかねません。

ここでは、必要以上のコストをかけず、ビジネスフォンを賢く導入するための実践的な方法を紹介します。

規模や用途に適した製品を選ぶ

ビジネスフォンの導入で無駄な費用を抑えるためには、自社の規模や業務内容に合った製品を選ぶことが重要です。

たとえば、「価格が安いから」といった理由で小規模オフィス向けの主装置を選ぶと、子機を増設しようとした際に接続可能台数を超えてしまい、主装置ごと買い替えが必要になることもあり、結果的に高くつく可能性があります。

ビジネスフォンを選ぶ際は、現在の人数や内線数だけでなく、将来的な人員増減や事業拡大の可能性も見据えた構成にしておくことが大切です。用途や規模に適した製品を選ぶことで、長期的にみてもコストの最適化につながります。

リースや中古を活用する

導入コストを抑えたい企業にとって、「リース契約」や「中古ビジネスフォン」の活用が向いています。

まず、リース契約の最大のメリットは初期費用がかからないことです。購入する場合は数十万円〜数百万円の費用が一括で必要ですが、リースなら月額数千円〜数万円で、最新のビジネスフォンを導入できます。

一方、中古のビジネスフォンは本体価格が大幅に安く、うまく活用すれば大きなコスト削減につながります。ただし、メーカー保証が付かない場合があるため、万一の故障時には自己負担になる可能性があります。

そのため、中古品を選ぶ際は、信頼できる販売店や保証内容をしっかり確認することが重要です。

クラウドPBXで初期費用・運用コストを削減する

初期費用やランニングコストをできるだけ抑えたいという企業には、「クラウドPBX」の導入がおすすめです。

クラウドPBXとは、従来のPBXをクラウド上に構築し、インターネット回線を使って通話や内線機能を提供する仕組みのことです。物理的なPBXの設置が不要なため、配線工事や機器購入といった初期投資を大幅に軽減できます。

さらに、クラウドPBXには以下のようなメリットがあります。

  1. 配線工事が不要:インターネット接続環境があればすぐに利用できるため、導入がスムーズです。
  2. 通信コストの削減:拠点間の通話を内線として扱えるため、通話料の節約につながります。
  3. 柔軟な運用ができる:社員が外出先や自宅からスマホで代表番号の発着信が可能。テレワークや多拠点にも対応できます。
  4. 将来的な拡張にも対応:社員数や拠点の増加に応じて、機能や回線数を手軽に増設できます。

複数業者に見積もりを依頼する

ビジネスフォンを導入する際は、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。

同じ機種・構成・台数でも、販売店や提供プランによって価格やサービス内容が大きく変わる場合があります。

比較することで適正価格を把握できるだけでなく、保守対応や保証内容なども含めて、コストとサービスのバランスが取れた提案を見つけやすくなります。

特に中古機器やリース契約では、業者によって保証期間やトラブル対応に差が出やすいため、価格だけでなくサービス面も含めて慎重に選びましょう。

ビジネスフォンの導入・入れ替えはMJEにお任せ!

ビジネスフォンの導入をご検討中なら、新品・中古・リースすべてに対応可能な当社にぜひご相談ください!

豊富な取り扱いメーカーから、ご希望の台数やご予算、業務内容に適した機種と導入方法をご提案します。

対応メーカーは以下の通りです。

  • NTT
  • NEC
  • サクサ(SAXA)
  • ナカヨ(NAKAYO)
  • 日立(HITACHI)
  • 岩通(IWATSU)

人気6メーカーに対応しているため、機能性・拡張性・コストなどのご要望にも柔軟に対応可能まずはお気軽にお見積もり・ご相談ください。専門スタッフが丁寧にサポートいたします。

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まとめ

ビジネスフォンは自社に合った構成が大切!

ビジネスフォンの導入費用は、新品・中古・リースなどの導入方法や、設置台数・オフィスの規模によって大きく変動します。
また、本体価格だけでなく、主装置や設置工事、必要な機能や拡張性も費用に影響するポイントです。

最適なコストで導入するには、自社のニーズに合った製品を選ぶこと、そして複数業者から見積もりを取って比較することで、より納得のいく選定がしやすくなります。

また、導入費用を抑えたい場合は、クラウドPBXも検討してみてください。

お見積もり・ご相談はお気軽に!

MJEでは、ビジネスフォンの主要メーカー全てを取り扱い、新品・中古・リースなど多様な導入方法に対応しています。

お客様のご予算・業務内容・拠点数などに応じて、最適な構成と導入プランを個別にご提案いたします。

お見積り依頼や無料相談は、24時間365日受付中!
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