こんにちは。IT解決コラム編集部です。
ビジネスフォンの導入を検討する際、多くのご担当者が最初に戸惑うのが「主装置って何?どれを選べばいいの?」という点でしょう。
主装置選びに失敗してしまうと、次のような思わぬトラブルに繋がってしまう可能性があります。
- 安さだけで選んだ結果、半年後に機能不足が発覚し買い替え
- 拡張性を考慮していなかったため、事業拡大時に電話機を追加できず業務に支障
- サポート体制を確認せずに契約したことで、故障時に数日間電話が使えない事態が発生
こうした事態を避けるためには、主装置の仕組みや機能、耐用年数、価格相場、そして選び方の基本を正しく理解しておく必要があります。
本記事では、それらのポイントを網羅的に整理するとともに、近年注目されている「クラウドPBX」との違いについてもわかりやすく解説しています。
これからビジネスフォンの導入・見直しを検討されているご担当者様は、ぜひ参考にしてみてください。
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ビジネスフォンの主装置とは?仕組みや価格相場を解説

ビジネスフォンの主装置とは、オフィス内の電話機同士の通話を制御したり、外線とのやりとりを可能にする中枢的な通信機器のことです。一般的には箱型で、ルーターに似た外観のものが多く、事務所の通信配線の中心に設置されます。
このセクションでは、主装置の役割や機能、耐用年数、価格相場、PBXとの違いなど、導入を検討する際に押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
主装置の役割と仕組み
主装置の役割:電話通信の司令塔
ビジネスフォンの主装置は、社内の内線通話や社外との外線通話など、すべての電話通信を制御する装置で、部署ごとの電話を正しくつなげる「司令塔」のような存在です。
主に以下のような機能を備えています。
機能 | 内容 |
---|---|
内線管理 | 各部署の内線をつなぎ、内線同士の通話を可能にする |
外線管理 | 電話回線を通じて社外との通話を仲介する |
転送・保留 | 通話中の保留や、他の内線への転送が可能 |
留守番電話 | 不在時の音声ガイダンスや録音機能を提供 |
番号表示 | 発信者の電話番号を受電側に表示させる |
以下の図のように、主装置は電話会社の回線と通信機器をつなぎ、電話機やFAX、外線回線などの各種通信機器を一元的に管理・制御することで、業務効率の向上を支えています。

主装置の仕組み:複数の通話を制御・整理する基盤
ビジネスフォンの主装置には、信号識別・通話制御・接続管理といった機能が内蔵されており、以下のように動作しています。
- 主装置が、外線と内線の発信・着信信号を識別
- 着信時、番号や設定された内線ルールに基づき、該当部署の電話機へ自動振り分け
- 通話中の保留や転送といった処理も、主装置が制御
- 内線発信も主装置を経由して、指定された相手の内線電話を呼び出し
このように主装置は、外部からの着信や社内の内線通話を含め、すべての通話の制御・振り分けを担っています。
部署や担当者ごとに電話を使い分けている職場では、まさに「通信の整理役」として欠かせない存在です。

主装置の中には、音声ガイダンスや自動録音、拠点間接続など、高度な制御が可能なモデルも存在しますよ!
主装置の耐用年数
主装置には、税務上の「法定耐用年数」と、実際の使用期間の目安となる「物理的な耐久年数」の2つがあります。
観点 | 内容 |
---|---|
法定耐用年数 | 6年(税法上の減価償却基準) |
実際の使用目安 | 約8〜10年(状況により異なる) |
部品保有期間 | 製造終了後 約7年(メーカーにより異なる) |
税法上の法定耐用年数は6年とされていますが、あくまで会計上の減価償却の基準であり、6年を過ぎたからといって機器が使えなくなるわけではありません。
実際には、8〜10年程度使用されているケースも多く、設置環境や使用頻度によってさらに長持ちすることもあります。
ただし、古くなるほど故障リスクは高まり、メーカー側の保守対応も受けにくくなっていきます。
とくに気をつけたいのが「部品保有期間」です。多くのメーカーでは、製造終了後から約7年を目安に、修理用の部品を保管・提供しているため、この期間を過ぎてしまうと、軽微な故障でも修理が難しくなることがあります。
主装置を長く使い続ける場合は、メーカーによる部品供給やサポート体制が継続されているかどうかを、あらかじめ確認しておきましょう。
主装置の価格相場
ビジネスフォンの主装置の価格は、接続する電話機の台数や機能構成によって大きく変わります。
メーカーごとに呼び方や分類には多少の違いがありますが、一般的には S・M・Lサイズ といった形で主装置の種類が分かれており、オフィスの規模に合わせて選べるようになっています。
規模 | 最大接続台数 | 主要回線数 | 主装置の価格帯 |
---|---|---|---|
SSサイズ | ~5台 | 2回線 | 5万~10万円 |
Sサイズ | ~10台 | 4回線 | 10万~20万円 |
Mサイズ | ~30台 | 12回線 | 20万~30万円 |
Lサイズ以上 | 80台超 | 24回線 | 30万円以上 |
主装置とPBXの違い
「主装置」と「PBX」は、どちらもビジネスフォンにおける通話制御や内線管理を行う装置であり、本質的には同じ役割を担っています。ただし、対象とする規模や機能に違いがあるため、ここで整理しておきましょう。
項目 | 主装置 | PBX(構内交換機) |
---|---|---|
機能 | 内線・外線制御、転送・保留・留守番などの基本的な通話機能中心 | スマホの内線化、PCとの接続、CTI、遠隔拠点を内線接続など高度機能あり |
想定規模 | 数台~数十台/単拠点中心 | 数十~数千台/複数拠点対応 |
主な用途 | 小~中規模オフィス向け | 中~大規模オフィス向け |
コスト | 比較的安価 | 高め |
主装置は、小~中規模のオフィス向けで、基本的な通話機能に特化しています。初期導入費用や運用コストを比較的抑えられるため、コストを抑えたい企業におすすめです。
一方、PBXは大規模オフィスやコールセンター向けで、数千台規模の電話機を接続でき、高度な通話管理機能や拡張性を備えています。
近年では、PBX機能をクラウド上で実現する「クラウドPBX」も登場しており、「主装置を設置しない選択肢」も広がっています。これらを比較しながら、自社の規模や運用スタイルに合った仕組みを選ぶことが望ましいです。
失敗しない主装置の選び方3選

ビジネスフォンの主装置を選ぶときは、いま必要な台数や機能だけに目を向けるのではなく、数年先の業務体制や利用シーンまで見据えておくと安心です。
たとえば、社員数が増えて電話機を増設したくなったときに、拡張できない機種だと再導入が必要になることもあります。こうした失敗を防ぐために、選定時に押さえておきたい3つの視点をまとめました。
①必要な台数を決める
ビジネスフォンの主装置は、接続できる電話機の数が機種ごとに決まっています。
電話機の数が足りないと、内線や外線のやりとりに時間がかかってしまい、結果的に業務効率を下げてしまいます。顧客からの着信に対応できず、大切なビジネスチャンスを逃してしまうリスクもあります。
そのため、主装置を選ぶ際は、今いる従業員の人数よりも少し余裕を持たせるのがおすすめです。
また、導入後に電話機やチャネルを増設するには、再度工事が必要になり、追加費用がかかってしまいます。
主装置を選ぶ際は、「いま何台必要か」だけでなく、“将来的にどのくらい増える可能性があるか”を踏まえて検討しましょう。
②必要な回線・チャネル数を決める
ビジネスフォンを選ぶ際、多くの方が混同しがちなのが「回線数」と「チャネル数」の違いです。
この2つを正しく理解していないと、導入後に「電話がつながらない」「同時に通話できる人数が足りない」といった問題が起こる可能性があります。
回線数とチャネル数の違い
項目 | 説明 |
---|---|
回線数 | 契約している外線の本数。 |
チャネル数 | 同時に通話できる数(外線・内線含む)のこと。 |
たとえば、以下のような将来的な変化を考慮しておくと、入れ替えや再設定の手間を減らせます。
- 従業員数の増加(採用や拠点拡大など)
- お客様対応窓口の新設(予約受付・サポート部門など)
- 外線を使う頻度の上昇(営業や問い合わせの増加)
こうした変化に備えて、チャネル数には少し余裕をもたせておくのがおすすめです。

必要な外線数とあわせて、無理のない構成を選ぶことが安定した運用につながりますよ!
③必要な機能・拡張性を考慮する
ビジネスフォンの主装置は、必要に応じて「ユニット」と呼ばれる拡張パーツを追加できる仕組みになっています。
現時点の用途だけでなく、将来的な業務拡大やシステム連携まで対応できる構成になっているか確認しておきましょう。
主装置にはさまざまな拡張ユニットがありますが、ここでは特によく利用されるものをご紹介します。
ユニット名 | 機能概要 |
---|---|
外線ユニット | 外線回線の数を増やすためのユニット |
内線ユニット | 電話機の台数(内線数)を増やすためのユニット |
ボイスメールユニット | 留守番電話・音声ガイダンス(IVR)などの録音機能を追加するユニット |
CTIユニット | パソコンと連携し、着信時に顧客情報を表示するなど、業務システムと接続可能 |
以下に該当する場合は、ユニットの有無や追加のしやすさも含めて確認しておきましょう。
- 留守番電話や通話録音が必要な業務を行っている
- 顧客対応の効率化のため、PC連携やクラウド管理を検討している
これらに当てはまる場合は、必要なユニットの有無だけでなく、「あとから追加できるか」「追加のしやすさ(在庫・対応機種)」なども確認しておくことで、無駄な入れ替えや再工事のリスクを減らすことができます。
ビジネスフォン導入時に必要な3つの工事

ビジネスフォンの主装置を導入する際には、本体を購入・リースするだけでは使えません。必ず、工事や初期設定を行う必要があります。
特に、オフィス移転や拠点開設といったタイミングでは、電話回線やLANとの接続、配線工事などが必要になり、準備が不十分だと「回線は開通したのに電話が使えない」といったトラブルが起こりかねません。
ここでは、導入時に必要となる3つの代表的な工事を解説します。
電話回線工事
ビジネスフォンを社外とつなげるには、オフィスに電話回線を引き込む「電話回線工事」が必要です。主装置と公衆網(NTTなどの通信事業者が提供する回線)を接続することで、外線の発着信が可能になります。
主に使われる回線は次の通りです。
回線種別 | 特徴 |
---|---|
アナログ回線 | 1回線で1通話まで。低コストだが拡張性に乏しい |
ISDN回線 | デジタル回線で1回線あたり2通話可能 ※現在は新規受付終了 |
光回線(ひかり電話) | IP電話サービス。音質とコストのバランスが良く、企業の主流 |
工事内容は物件の状況によって異なります。新築オフィスでは電柱から回線を引き込む工事が必要になるケースもあれば、既存ビルでは構内配線のみで済むこともあります。
また、光回線を利用する場合は、ONUやルーターと主装置を接続し、設定を行う工事も同時に実施されます。
電話機設置工事
回線工事が終わると、いよいよ各デスクに電話機を設置する「電話機設置工事」です。
この段階では、主装置から社内の各席まで配線を引き、実際に電話機を使える状態に整えます。オフィスの広さや席数によって工事の規模が決まるため、事前にレイアウト図を業者と共有しておくとスムーズです。
主な工事内容
- 交換機工事
- 電話配線工事
- 電話機設置工事
配線が雑になっていると、足を引っかけて転倒したり、電話機が落下して破損したりするリスクがあります。
安全性と見た目の両方を意識し、配線処理や設置方法を丁寧に確認しておくことが大切です。
主装置の設定工事
ビジネスフォンの主装置は、購入しただけでそのまま使用できるわけではありません。出荷時はビジネスフォンのボタンには外線も内線も設定されていないため、業務に合わせてさまざまな設定作業が必要です。
- ユニットの組み込み
外線や内線を接続するユニットのほか、録音機能や留守番電話機能などのオプションユニットを追加 - 電話番号や内線の設定
各電話機に内線番号を割り振り、部署ごとの着信グループや代表番号を設定 - 運用ルールの設定
転送・保留・夜間モードの挙動など、日常業務に合わせた通話ルールをカスタマイズ - 外部システムとの連携
CTI(顧客情報連携)やクラウドPBXなど、社内システムとの連携設定
これらの設定作業は、電気通信に関する専門知識と実務経験が求められるため、通常はビジネスフォンに精通した専門業者が対応します。
設定に不備があると、「着信が正しく振り分けられない」「通話音声が不安定になる」といったトラブルにつながることもあります。
こうしたトラブルを防ぐためにも、業者を選ぶ際は「導入実績や技術力」だけでなく、「導入後のサポート体制」もあわせて確認しておくと安心です。
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オンプレミス型PBXとクラウドPBXの違い

ビジネスフォンの仕組みには、大きく分けて以下の2種類があります。
- オフィスに機器を設置する「オンプレミス型」
- クラウド上でPBX機能を提供する「クラウド型」
どちらも通話制御や内線管理といった基本機能は同じですが、導入コスト・運用の柔軟性・セキュリティの考え方などに違いがあります。
以下に、主な違いを比較表にまとめました。
オンプレミス型PBXとクラウドPBXの比較表
比較項目 | オンプレミス型PBX | クラウドPBX |
---|---|---|
導入形態 | オフィス内に機器を設置し、配線で接続 | インターネット経由でクラウド上のPBXを利用 |
初期費用 | 高め(数十万円〜) | 比較的低コスト(数万円〜) |
工事の有無 | 機器・配線の設置工事が必要 | 基本的に工事不要 |
拡張性 | 物理的な増設が必要 | 管理画面で変更可能 |
通話品質 | 安定しており音質が良い | ネット環境に左右される |
セキュリティ | オンプレミスで管理しやすい | ベンダー側のセキュリティに依存 |
利用環境 | 拠点内の固定電話が中心 | スマホやPCでも通話可能 |
それぞれが向いている企業の特徴
オンプレミス型PBXが向いているケース
- 拠点内での安定した通話品質が求められる業種(例:金融機関・コールセンターなど)
- セキュリティ上、通信を社内ネットワーク内で完結させたい企業
- オフライン環境でも業務を継続させたい場合
- 一定規模・固定構成での長期運用を想定している企業
クラウドPBXが向いているケース
- 拠点が複数ある/在宅勤務など柔軟な運用をしたい企業
- スマートフォンやPCを活用した通信環境を構築したい場合
- 初期コストを抑えたい中小企業やスタートアップ
- 自社での保守・運用にリソースを割かず、サービス側に任せたい場合
導入形態は将来性とコストで選ぶのがおすすめ
クラウドPBXは導入が簡単で柔軟な運用が可能な一方、月額課金制のため長期的にはコストがかさむ可能性があります。
対してオンプレミス型PBXは初期投資こそ必要ですが、安定した音声品質や拡張性のわかりやすさから、長期的に運用したい企業に適しています。

クラウドPBXの多くは無料トライアル期間を提供しているため、主装置の導入と並行して検討することで、自社に最適な選択肢を見つけられますよ!
クラウドPBXについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
おすすめのビジネスフォンメーカー

ここまでビジネスフォンの主装置について解説してきましたが、いざ導入するとなった場合、「どのメーカーを選ぶべきか」で迷うご担当者も多いのではないでしょうか。
各メーカーには、標準機能の充実度や、業種に特化したモデル展開、大規模オフィス向けの拡張性など、それぞれ強みがあります。
ここでは、導入実績の多い主要メーカー3社(サクサ・ナカヨ・NTT)を取り上げ、それぞれの違いをわかりやすく紹介します。
サクサ(SAXA)
サクサ(SAXA)は、ビジネスフォンや火災通報システムなどを手がける日本国内の通信機器メーカーです。
一般的な知名度こそ高くありませんが、NTTなど大手メーカー向けにOEM(受託製造)を行ってきた実績があり、製品開発の信頼性には定評があります。
サクサのビジネスフォンは「コンパクト設計」と「高コスパ」が特徴です。中小企業はもちろん、医療・福祉施設や店舗など、幅広い業種で導入されています。
サクサの特徴
- 社外でも会社番号での発信や内線呼び出しができる、スマホ内線化機能(「MLiner」アプリ)
- 侵入者を感知するセーフティ機能(人感センサー対応)
- ディスプレイの視認性やボタンの押しやすさが考慮されたユニバーサルデザイン
- 防水・防塵対応のコードレス端末など、病院や工場でも使いやすい
- 価格帯と機能構成に優れており、コストパフォーマンスが高いと評価されることが多い
サクサのおすすめ機種:PLATIAⅢシリーズ

PLATIAⅢは、法人向けに開発された多機能電話機で、サクサの代表的なビジネスフォンです。
おすすめ機能は以下の通りです。
スマホを内線電話に!スマホ内線化アプリ「MLiner」
専用アプリ「MLiner」を利用することで、社外でも会社の電話番号で発信や、会社にかかってきた電話の内線呼び出しができます。
通話は携帯回線を使うため、インターネット接続が不安定でも高品質な音声が確保されます。Wi-Fiが弱い場所でも音声が途切れにくく、ストレスのない会話を維持できるのが強みです。
- 外出先やテレワーク中でも、オフィス電話と同じ感覚で通話が可能
- アプリからの発信時に、会社の番号とスマホの番号を選べる
- 着信履歴の確認や会社の電話帳利用もスムーズ
- 複数スマホへの同時転送もできるため、取りこぼしを防げる
音声ガイダンスを自社で簡単に作れる「らくらくGuidance」
音声合成サービス「らくらくGuidance」を利用すれば、オリジナルの応答メッセージを簡単に作成できます。これまでのように自分で録音する必要はなく、テキストを入力するだけで音声ファイルの自動生成が可能です。
年末年始・夏季休業の案内、留守番応答など、シーンに合わせて使い分けることもできます。
- テキスト入力だけで自動音声を生成
- 留守電やIVR(自動応答)にも活用可能
- 面倒な録音・編集作業が不要に
ナカヨ(NAKAYO)
ナカヨ(NAKAYO)は、医療機関や宿泊施設といった業種を中心に、多くの導入実績を持つ国産メーカーです。
現在も日立ブランドへビジネスフォンをOEM(受託製造)しており、開発力と品質の信頼性は業界内でも高く評価されています。
ナカヨのビジネスフォンは小規模構成でも無駄なく運用できる柔軟性と、視認性・操作性に配慮した設計がユーザーからも支持されています。
ナカヨの特徴
- 医療機関・宿泊業での導入実績が豊富
- 最小構成でもしっかり使える設計でコストを抑えやすい
- 操作パネルの視認性が高く、誰でも使いやすい
- NYC-iFシリーズはグッドデザイン賞(2013年)を受賞
ナカヨのおすすめ機種:NYC-Xシリーズ

ナカヨのNYC-Xシリーズは、多様な働き方に対応できる柔軟性と拡張性を備えたビジネスフォンです。
おすすめ機能は以下の通りです。
スマホでオフィスの電話を使える「どこでもでんわ」
「どこでもでんわ」機能を使えば、スマートフォンがそのまま内線電話として使えるようになります。
外出中でも取引先からの着信に直接応答することができ、また、スマホから会社の電話番号・通話料金で発信することもできます。
スマホ1台で社内と同じ通話環境を実現できるため、場所に縛られず効率的な働き方が可能になります。移動が多い現場職や営業職の方にも最適です。
- スマホから会社の電話番号での発着信が可能
- 外出中でも内線転送や通話履歴の確認ができる
- 回線ボタンや各種機能ボタンも使用できる
留守中も安心のボイスメール(通話録音&リモートアクセス)
スマホの通話も含めて、外線電話をまるごと録音できるボイスメール機能を搭載しています。必要に応じて通話をさかのぼって保存できる「戻って録音」や、外出先からも利用できる「伝言メモ」など、柔軟な使い方が可能です。
また、自動オペレータ機能による音声ガイダンスや簡易IVRにも対応しているため、不在時でも転送先を設定しておくことで、自動応答により担当者に転送し対応することができます。
- 外線通話をまるごと自動録音
- 「戻って録音」で重要な内容もさかのぼって保存可能
- 自動応答・IVRで不在時もスムーズに着信対応
NTT
NTTは、全国の企業や官公庁で広く導入されている国内最大シェアのビジネスフォンメーカーです。
通信インフラ全般を手がけるNTTグループの技術基盤を背景に、信頼性・安定性・サポート体制の3拍子が揃った製品を提供。地方拠点や複数オフィスを抱える企業にとっても、販売網・保守網の広さは大きな安心材料となっています。
NTTの特徴
- 最大576台まで接続可能なαZXⅡシリーズなど、幅広い規模に対応
- スマートフォンを内線化でき、社外でも会社番号での発着信が可能
- 全国に保守体制を持ち、導入から運用サポートまで一貫対応
- 国内シェアが高く、中古市場での部材確保や入れ替えもスムーズ
NTTのおすすめ機種:αZXⅡシリーズ

NTTのビジネスフォン「αZXⅡ」シリーズは、テレワークや外出が多い場合に役立つ機能が充実しています。
おすすめ機能は以下の通りです。
スマホで会社の電話番号を使用できる※
αZXⅡでは、スマホを会社のビジネスフォン代わりに使うことができ、会社の電話番号で発着信が可能です。テレワーク中にスマホから発信した際にも取引先には会社番号が通知されるため安心して利用でき、スマホ側に通話料がかからない点もメリットです。
また、スマホに内線番号を付与できるため、会社にかかってきた電話の取り次ぎも対応する内線番号をダイヤルするだけで簡単です。
- オフィス電話からスマホへの取り次ぎがスムーズ
- 着信番号表示機能もあり
- テレワーク中でも会社の電話番号で発信できる
※スマートフォンとの連携には、αZXⅡに加えモバイル内線アダプタ「MB510」が必要です。
悪質な営業電話や国際着信を自動で迷惑電話ブロック
トビラシステムズ社の迷惑電話リストと連携し、業務を邪魔する着信を自動で拒否できます。
対応不要な電話の処理に時間を取られず、スタッフが本来の業務に集中できます。対応にはライセンス契約が必要ですが、その価値は充分にあります。
- 業務に支障をきたす営業・勧誘電話の着信をカット
- 国別に着信制限もでき、海外からの不要なコールもシャットアウト
主要3メーカーの比較まとめ
各メーカーにはそれぞれ異なる強みがあります。
- サクサ:NTTのOEMも担う実力派メーカー。コスパの良さに定評あり。
- ナカヨ:医療機関や宿泊施設などの業種で人気。日立へOEM供給も行い信頼性が高い。
- NTT:国内シェア1位。知名度と信頼性抜群で、官公庁等で広く導入。
どのメーカーが最適かは、オフィスの規模や用途、将来的な拡張性などによって異なります。製品スペックだけでなく、導入後の使いやすさや保守対応のしやすさも考慮したうえで選ぶことがポイントです。
MJEでは、サクサ・ナカヨ・NTTをはじめとする主要メーカーをすべて取り扱っており、お客様のご要望に合わせて最適な機種・構成をご提案できます。
「何を選べばいいかわからない」「違いを比較して決めたい」などのお悩みがある場合は、お気軽にご相談ください。用途・規模・ご予算に応じて、最適なプランをご案内いたします。
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まとめ
いかがでしたか?
ビジネスフォンは、業務効率や社内外のコミュニケーションの基盤です。機種や機能だけでなく、メーカーごとの対応範囲やサポート体制にも目を向けることで、導入後のトラブルを防ぎやすくなります。
とくに法人での導入を考えるなら、オフィスの規模や業種に合っているか、将来的な拡張にも対応できるかを事前に確認しておくと安心です。改めて本記事の要点を以下に整理しました。
● 主装置とは、オフィス内外の通話を制御する中枢機器のこと
● 主装置は高額なため、将来の人員増加も考慮して選ぶと失敗しにくい
● ビジネスフォンの設置には専門業者による工事が必要のため、工事費もかかる
● コストを抑えたい場合はクラウドPBXもおすすめ
もし検討する場合は、各メーカーの強みを知ることで、オフィスの規模や業務のスタイルに最適な選択がしやすくなります。
はじめてビジネスフォンを導入する企業や、どの機種・メーカーが合うか迷ったら、販売・設置・保守まで対応できる業者に相談しましょう。
お見積り依頼や無料相談は、24時間365日受付中!
MJEでは、ビジネスフォンの主要メーカー全てを取り扱い、新品・中古・リースなど多様な導入方法に対応しています。
ご予算や業務内容に応じた柔軟なご提案が可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。