こんにちは!IT解決コラム編集部です。
- 「高品質なカラー印刷ができる複合機が欲しい…」
- 「トラブルの際、迅速に対応してくれるサポート体制があると安心…」
- 「クラウド連携ができる機種がいい…」
業務をスムーズに進めるためには、自社のニーズに合った複合機を選ぶことがとても大切です。しかし、多くの選択肢がある中で、どの複合機が自社に最適なのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
当社ではこれまでに16,000社以上の経費最適化や業務改善をサポートしてきました。その中でも「カラー印刷の美しさ」と「多機能性」を重視する企業には、キヤノンの複合機を特におすすめしています。

本記事では、キヤノンの複合機について、評判、メリット・デメリット、価格などを詳しく解説します。ぜひ自社に最適な複合機を見つけるヒントにしてみてくださいね。
リース料の相場や各メーカーの比較については、こちらをご覧ください。
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キヤノンの複合機・コピー機の概要

キヤノン株式会社は、日本を代表する光学機器メーカーであり、複合機やカメラ、プリンターなど幅広い製品を提供するグローバル企業です。
キヤノンの複合機の歴史
キヤノンがどのようにして複合機市場でその地位を確立してきたのか、その歴史を振り返りながらご紹介します。
年代 | 出来事/革新の歩み |
---|---|
1933年 | 精機光学研究所として設立。カメラの製造を中心に事業を展開。 |
1962年 | 事務機分野への本格参入を決定し、複合機市場への進出を目指す。 |
1970年代 | 1970年に国産初の普通紙複写機 「NP-1100」 を発表。続けて1972年には世界初の液乾式普通紙複写機「NP-L7」を、1973年には日本初のフルカラー普通紙複写機を発表し、文書管理の効率化に貢献し、複合機市場での地位を確立。 |
1990年代 | 1993年に複写機生産1,000万台を達成。1996年には「グローバル優良企業グループ構想」スタートさせ、グローバル企業への展開を加速。 |
2000年代 | 2000年に新世代ネットワーク複合機「iRシリーズ」発売。2009年には現行モデルにつながる新世代オフィスネットワーク複合機「imageRUNNER ADVANCEシリーズ」発売。 |
2010年代 | 環境への取り組みを強化し、2012年に複合機9モデルが、複合機で初めてカーボンフットプリント宣言認定を取得。2013年に「imageRUNNER ADVANCE」シリーズ8機種が米国環境評価システム「EPEAT」ゴールド製品に登録。 |
このように、キヤノンは創業以来、カメラ製造から始まり、複合機市場への進出、そして国際市場での成長を遂げてきました。

キヤノンは、AIやIoT技術を活用した次世代複合機の開発を進めており、デジタル化が進む現代のオフィスニーズに応えるべく、さらなる革新を目指しています。
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キヤノンの複合機・コピー機の評判・評価
以下は、キヤノン複合機に対する弊社独自の評価です。

キヤノンの複合機が多くの企業から選ばれる理由は、業界トップクラスのカラー印刷品質にあります。長年の技術により、鮮やかで美しい印刷を実現しており、印刷業界やデザイン業界からも厚い信頼を獲得しています。
操作面においても、多機能でありながらシンプルで直感的な操作パネルを実現しています。
サポート体制については、全国に200拠点以上のサポート拠点があり、迅速な保守対応を提供しています。リコーや富士フイルムと比較すると拠点数は劣りますが、トラブル発生時の対応スピードや満足度の高さには定評があります。
高品質な技術を搭載している分、本体価格とカウンター料金はやや高価格帯に位置しているため、シンプルな印刷やコピー機能のみを求める企業にとっては、オーバースペックに感じられる可能性もあります。
キヤノンの複合機・コピー機を選ぶメリット

キヤノンのコピー機・複合機は、品質と機能性、サポートのバランスが取れており、多くのユーザーから高い評価を得ています。以下では、キヤノンの複合機が選ばれる理由について詳しく解説します。
業界トップクラスの印刷品質
複合機で高画質と言えば富士フイルムが有名ですが、キヤノンの複合機も高い印刷品質に定評があります。
もともとカメラメーカーとして培ってきた技術を活かし、特にカラー印刷においてその美しさが際立っています。鮮やかな色彩と細部にいたる正確な表現力は高く評価されています。
例えば、プロダクション機「imagePRESS」シリーズには、赤色マルチレーザーを照射する「R-VCSELテクノロジー」や「グロスコントロール機能」が搭載されています。これにより、線ではなく点レベルでの精細な印刷が可能となり、微細なニュアンスや色合いを忠実に再現することができます。
POPやプレゼン資料などでカラー印刷が多い企業でキヤノンの複合機はその真価を発揮します。
画像認識技術を活用した高解像度スキャン
キヤノンの複合機は、高解像度スキャンにも定評があります。
キヤノンの代表機種「imageRUNNER ADVANCE DX」シリーズでは、画像処理技術によってゴミによるスジを正確に検知し、細かく補正することでクリアなスキャン画像を実現しています。

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使いやすさを追求した操作性
キヤノンの複合機は、使いやすさを追求した直感的な操作パネルが特徴です。
機種にもよりますが、キヤノンの複合機はスマートフォンのような直感的な操作性を実現しており、初めて使用する人でも簡単に使いこなせる設計になっています。
シンプルなログイン機能や使いやすいユーザーインターフェースが特徴で、複雑な操作手順を排除することで業務の効率化を実現しています。また、操作に関するトレーニングが不要なため、導入後すぐに実用できる点も評価されています。
キヤノンマーケティングジャパン公式チャンネルでimageRUNNER ADVANCE第3世代の操作感を見ることができます。
クラウド連携とセキュリティ機能
近年、多くのメーカーがモバイル連携やクラウド対応を進めていますが、キヤノンの複合機はその中でもクラウドサービスとの高い親和性を実現しています。
キヤノン独自のクラウドサービス「uniFLOW Online」を活用することで、Google DriveやOneDrive for Businessといった主要なクラウドプラットフォームとスムーズに連携が可能です。
また、クラウド機能の拡張に伴ってセキュリティ機能も強化されています。印刷データの暗号化やアクセス制限、ICカード認証機能など、包括的なセキュリティ機能を搭載しています。
世界第5位・日本第1位の特許取得数
キヤノンは国産初の普通紙複写機「NP-1100」を開発するなど、独自の技術開発に注力してきました。
その結果、2024年1月時点で米国特許取得企業ランキングで38年連続世界5位以内という驚異的な記録を維持しています。単なる機器の製造を超えて、技術革新によって業界全体をリードし続けているのがキヤノンの強みと言えるでしょう。
※参考:キヤノン「米国特許取得企業ランキングで世界第5位・日本第1位 38年連続で世界5位以内を維持」
全国約200拠点のサポート体制と高い顧客満足度
キヤノンのサポート拠点は北海道から沖縄まで約200か所あり、メンテナンスにも定評があります。この拠点数はリコーと富士フイルムに次いで多く、トラブル発生時にはほとんどの場合、即日での保守対応が期待できます。
また、顧客満足度に関する専門機関「J.D. パワー ジャパン」の2023年カラー複合機顧客満足度調査では、<ラージ&ミドルオフィス市場部門>および<スモールオフィス市場部門>でキヤノンの複合機が顧客満足度第1位を獲得し、高い評価を受けています。
環境への配慮
キヤノンは、「環境ラベル登録」や「グリーンプラットフォーム」など、製品ライフサイクル全体を通じた持続可能な事業運営を実践しています。
環境ラベル登録で、製品ライフサイクル全体の環境負荷「見える化」
キヤノンは、「SuMPO環境ラベルプログラム」に取り組み、環境ラベルを登録しています。
SuMPO環境ラベルプログラムは、製品やサービスの原材料調達から製造、廃棄に至るまでの製品ライフサイクル全体にわたる環境負荷を定量的に測定・公開することで、ユーザーが環境に配慮した製品選択を行えるよう支援しています。
参考:キヤノン「SuMPO環境ラベルプログラム登録製品」
独自の「グリーンプラットフォーム」による資源循環
脱炭素・資源循環を目指すキヤノン独自の技術基盤「グリーンプラットフォーム」では、革新的な取り組みを展開しています。
例えば、使用済みトナーカートリッジを分解し、耐衝撃性ポリスチレンを再生することで、廃棄物の削減に貢献しています。
また、使用済みの複合機を新品同様に再生する「リマニュファクチュアリング(使用済製品の再生)」にも1992年から取り組み、製品の開発段階から再生を視野に入れ、分解しやすく繰り返しの使用に耐えられる設計を行うことで、最新の機種では90%以上の部品リユース率を達成しています。
参考:キヤノン「あらゆる製品、企業活動を脱炭素・資源循環へと導く技術基盤グリーンプラットフォーム」

キヤノンの複合機は高い印刷品質、充実した保守体制、優れた耐久性を兼ね備えています。キヤノンの複合機に関するお見積りやご相談は、お気軽にお問い合わせください。
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キヤノンの複合機・コピー機を選ぶデメリット

キヤノンの複合機には多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。
立ち上がりが遅い?
調べてみると、「キヤノンの複合機は起動が遅い」との評判もあるようです。
主電源を入れてから印刷可能になるまでに一般的な業務用複合機では20秒前後かかると言われています。
一方、キヤノン「iR-ADV C3900シリーズ」では30秒以下※のため、10秒程度遅いようです。電源を入れてもなかなか立ち上がらないと待ち時間が発生して、ストレスを感じることがあるかもしれません。
ただ、最近のキヤノンの複合機は「高速起動」に対応した機種もあるため、そういった機種を選ぶことで解消できるでしょう。
※使用環境、使用条件によって変わることがあります。
やや高めの価格設定
本体価格は比較的高め
本体価格の高さもデメリットの一つです。同じスペックの他メーカーと比較して、キヤノンの複合機はやや高めの価格設定がされています。
特に予算が限られている中小企業やスタートアップ企業にとっては、導入のハードルが高くなることがあります。
カウンター料金も高め
カウンター料金(印刷単価)も他メーカーに比べて高めです。
特に、頻繁に大量印刷を行う企業では、長期的なコストを考慮するとランニングコストが高くつく可能性があります。
しかし、機能性やサポート力が総合的に優れたメーカーのため、品質に見合った価格設定とも言えるでしょう。
オーバースペックの可能性
キヤノンの複合機は高機能であるがゆえにオーバースペックになる可能性もあります。
特に、画質にこだわらない業務を行う企業やシンプルな機能を求める企業にとっては、キヤノンの複合機が必要以上の機能を持ち、その結果コストに見合わないと感じるかもしれません。
「コストをできる限り抑えたい」「最低限の機能で構わない」という場合には、京セラの複合機の方が適している場合があります。

これらのメリット・デメリットを踏まえたうえで、キヤノンの複合機が自社のニーズに適しているかどうか、検討することが重要です。
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キヤノンの複合機・コピー機のラインナップ
imageRUNNER ADVANCE シリーズ

キヤノンの主力オフィス複合機「imageRUNNER ADVANCE シリーズ」は現代のデジタルワークスタイルに最適化された高性能複合機です。業務効率化と柔軟な働き方の両立を目指し、高速印刷、優れた拡張性、充実したクラウド連携機能を一台に集約したビジネス向け複合機となっています。
ここでは、imageRUNNER ADVANCEシリーズの最新機種の特長をご紹介します。
※2024年9月時点の情報です。機種によっては対応していない場合もあります。
圧倒的な処理速度で業務を加速
高速起動により、待ち時間を最小限に抑え、効率的な業務運営をサポートします。
また、両面同時読み取りADF(自動原稿送り装置)は、毎分270ページの高速スキャンを実現し、大量のスキャン業務を迅速に処理できます。
最新のクラウド連携でDXを推進
業務システムやクラウドサービスとの親和性が高く、複合機向けクラウドサービス「uniFLOW Online」を利用すれば、スキャンデータの自動ファイリングやクラウドへの直接送信が可能です。
また、経費精算ソフト「SAP Concur」や「楽々精算」との連携により、スムーズに業務処理することができます。
直感的な操作性で誰でも使いこなせる
10.1インチの大型タッチパネルを搭載し、直感的な操作を実現しています。
また、専用モバイルアプリをスマートフォンにインストールすることで、個人のスマートフォンから複合機を遠隔操作することも可能です。外出先からの印刷指示や、離れた場所からの機器状況確認など、柔軟な働き方をサポートします。
キヤノンの複合機・コピー機の価格表
キヤノンの主要なカラー複合機の価格は以下の通りです。
機種名 | 印刷速度 | 本体価格(税抜) | カウンター料金(参考) |
---|---|---|---|
iR-ADV C3926F | 26枚/分 | ⇒お問い合わせ |
モノクロ 1.2円~/枚 カラー 12円~/枚 |
iR-ADV C3935F | 35枚/分 | ⇒お問い合わせ |
モノクロ 1.2円~/枚 カラー 12円~/枚 |
iR-ADV C5840F | 40枚/分 | ⇒お問い合わせ |
モノクロ 1.2円~/枚 カラー 12円~/枚 |

これらの料金情報を参考に、自社のニーズに合った複合機の導入を検討してみてください。具体的な見積もりや導入相談については、お気軽にお問い合わせください!
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キヤノンのシェア率は?複合機メーカー別シェアランキング
アメリカの調査会社IDCによると複合機・コピー機の世界シェアランキングは、以下の通りです。
※国内市場シェアは公式な調査はないようです。
参考:日経新聞「複合機再編、リコー危機感「安値競争に未来はない」」のデータを基に作成
出所:米国調査会社IDC 注:A3レーザー複合機・複写機の23年出荷台数シェア、四捨五入で合計が100にならない
キヤノンの複合機は世界シェア第1位を誇ります。複合機市場において、キヤノンは世界中の企業から絶大な信頼を集めています。この実績は、キヤノンの製品がいかに優れた品質と信頼性を備えているかを如実に示しています。
複合機以外のさまざまな機器でも上位シェアを達成
- レンズ交換式カメラ: 世界シェア1位(48%)
- レーザープリンター: 世界シェア1位(36%)
- インクジェットプリンター: 世界シェア3位(27%)
- 半導体露光装置: 世界シェア2位(29%)
- FPD露光装置: 世界シェア1位(54%)
出典:キヤノン株式会社「キヤノン主要製品の世界台数シェア(2023年度キヤノン推定)」
キヤノンは、A3オフィス複合機だけでなくレンズ交換式カメラやインクジェットプリンターでも上位シェアを達成しています。品質と技術力が高く評価されている証拠で、多くの企業から支持されていることがわかります。
世界中のオフィスや組織でキヤノンの複合機が選ばれ続けている理由は、ただ単に製品を提供するだけでなく、日常業務をよりスムーズにし、目標達成を支えるパートナーとしての役割を果たしているからです。
世界市場でのナンバーワンの地位は、キヤノンが常に技術革新を追求し、利用者のニーズに応える努力を続けてきた結果と言えるでしょう。

他社メーカーと比較しても、バランスの取れた性能と信頼性で、幅広い企業に選ばれるのも納得ですね!
キヤノンの複合機・コピー機が向いている企業

キヤノンの複合機は、特に以下のような企業に向いています。
高画質を求める企業
キヤノンの複合機は、高品質なカラー印刷や細部の表現力を求める企業に特に適しています。
カラーの再現性や細かいニュアンスを忠実に表現できるので、プレゼン資料や商品カタログ、マーケティング資料など、印刷物の品質が直接ビジネス成果に影響する業務では、キヤノンの高い印刷品質が強みとなります。
環境配慮を重視する企業
環境意識の高い企業にとっても、キヤノンの複合機は適しています。キヤノンは省エネルギー技術やリサイクル対応を積極的に取り入れており、環境負荷を低減する製品設計を行っています。
企業のCSR活動や持続可能な経営をサポートし、環境配慮を重要視する企業にとってキヤノンの複合機はメリットになるでしょう。
まとめ

キヤノンの複合機は、業界トップクラスのカラー印刷の品質と豊富な機能性を兼ね備えており、POPやチラシ等を自社で作成する企業や、書類のデジタル化を推進する企業におすすめのメーカーです。
価格帯は他メーカーと比較するとやや高めではあるものの、印刷品質の美しさ、直感的な操作性、安定した耐久性など、全体的に非常にバランスのとれた複合機です。多機能を活かせる業務環境であれば、投資に見合った満足度を得やすいでしょう。
複合機・コピー機の導入はMJEにおまかせ!
- コピー機・複合機のリース料金やカウンター料金をもっと安くしたい…
- 新しくコピー機・複合機を導入したいが何を選んだらいいか分からない…
弊社は2006年に創業以来、全国1万6,000社の取引実績をもとに、豊富な知識と仕入れ力を活かし、他社よりもお安くご提案できます!
さらに、導入後も安心してご利用いただけるよう、メンテナンスとサポート体制も充実させております。
お見積り依頼や無料相談は、24時間365日受付中!
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