【遅い】クレーム続きの社内ネットワークが面倒な作業0で劇的に改善した話

【遅い】クレーム続きの社内ネットワークが面倒な作業0で劇的に改善した話 ネットワーク

こんにちは。IT解決コラム編集部です!

本日は「クレーム続きの社内ネットワークが面倒な作業ゼロで劇的に改善した話」をご紹介します。

「なぜ社内のWi-Fiが遅い・・・?」

MJEの情報システム部門マネージャーKさんと、部下のYさんは、悩んでいました。

ネットワーク機器やケーブルの老朽化に加え、コロナ禍でのリモートワーク、オンライン会議、クラウドサービスなど通信ニーズが急増。

これらのことから回線の混雑により慢性的に通信速度が低下し、社内からのトラブル報告やクレームの声が多くなっていました。

営業拠点の本社統合や高性能なルーターに入れ替えるなどで多少改善されたものの、それでもまだオンライン会議が途切れる状況が続き、「なぜ・・・?」と頭を悩ませていた2人。

今回は、そのような状況から通信環境を劇的に改善した2人にインタビューを行いましたので、そのお話をご紹介します!

この記事の要点
●LANケーブルの破損、ネットワーク機器の老朽化などによりWi-Fiが慢性的に遅い状況に
●オフィス移転を機にネットワーク機器を新調するも解決せず
●LAN内の輻輳を緩和する「Tbridge」の導入により状況が改善
●ネットワーク監視もでき、通信トラブル時の原因特定がスムーズに

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「Wi-Fiが遅い」社員からのクレームが続出

「Wi-Fiが遅い」社員からのクレームが続出

これまでMJEでは、通信が不安定でオンライン会議が中断したり、社内システムに接続しづらいことが多くあり、トラブル対応に時間を割かれていたといいます。

マネージャーKさん:
以前は、ネットワーク機器が老朽化し、OAフロアの下でLANケーブルが知らず知らずの内に損傷していたところに、大人数が同時にインターネット接続していたため、常に通信速度が遅く、社員からのクレームやトラブル報告が絶えず、対応に追われていました。

また、ネットワーク接続トラブルが発生した際、明らかに原因が分かる場合はすぐに対応できますが、複合的な原因の場合は、特定が難しく、応急措置で終わることが多くありました。そのため、根本的な改善がなされないまま、運用せざるを得ない状況でした。

担当者Yさん:
社員から「オンライン会議が中断した」「社内システムに接続できない」「インターネットが遅い」と報告されるたびに情報システムチームのスタッフが駆けつけて、端末再起動の案内や原因の調査をする必要があり、それらに時間がかかっていましたね。

特に複合的な問題の場合は、原因がどこで起きているかのアタリをつけるだけでも多くの労力と時間が割かれていました。

拠点を統合しネットワーク機器を新調するも解決せず

そのような中で、大阪の営業拠点を本社へ移転・統合することになり、老朽化したネットワーク機器やLANケーブルを入れ替えるなど、通信の高速化を図りました。

しかし、「期待した効果を発揮できなかった」と言います。

マネージャーKさん:
2022年6月に大阪の営業拠点を本社に移転・統合したことをきっかけとして、ネットワーク機器やLANケーブルを新調したほか、本社オフィスでは最大速度1Gbpsの専用ダークファイバー回線を利用していたため、当初は「それだけすれば通信が高速化するだろう」と考えていました。

しかし、ある程度の改善は見られたものの、通信が集中した場合などでオンライン会議が中断するなどの現象は解消できませんでした。

当時は原因が分からず、最大10Gbpsの回線へのアップグレードも検討しましたが、コストが見合わず断念しました。

そこでいくつかのネットワーク安定化ソリューションを検討していたなかで「Tbridge」をご紹介していただきました。

無線LAN通信安定化装置「Tbridge」とは

実際に導入したTbridge300の外観
実際に導入したTbridge300の外観

「Tbridge」は一言でお伝えすると「中小企業あるあるのネットワークが遅い問題を解決してくれる装置」です。

データ伝送を自動制御することにより、アクセス集中による通信の混雑を抑えて通信を安定化してくれ、これまで主流だった「通信回線・ネットワーク機器のアップグレード」とは異なるアプローチで通信改善をすることができます。

参考:無線LAN最適化ソリューション|Tbridge(ティーブリッジ)

Tbridgeには主に次の3つの特徴があります。

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特徴① 独自アルゴリズムでデータ転送を高速化

「Tbridge」は、独自のデータ伝送アルゴリズムにより、アクセス集中で速度低下を招く「輻輳(ふくそう)」現象を回避することができます。

参考記事:オフィスのWi-Fiが遅い原因「輻輳(ふくそう)」のメカニズムと解決法

「輻輳」=ネットの交通渋滞のようなもの

通信回線には、道路と同じように同時通行できるデータ量の上限が決まっており、多くのユーザーが同時に容量の大きいデータ通信を行うと、データの交通渋滞が発生してしまいます。

これらのことからデータが正確に伝送できず消失してしまう「パケットロス」という現象が発生します。

インターネット通信で一般的に使われる「TCP」という通信ルールでは、データが正確に伝送されるまで送信側から受信側へ何度も再送信することになっているため、パケットロスが発生すると、ただでさえ混雑している通信回線にさらに大量のデータが送り込まれてしまいます。

これらが原因で通信回線がパンクし、通信の遅延が深刻化してしまいます。

無線LANを安定化させる仕組み
無線LANを安定化させる仕組み

これを防止するのが「Tbridge」です。

「Tbridge」は、通信回線の渋滞が発生しないように、独自のデータ伝送アルゴリズムによってデータ通信を制御するほか、通信中のデータを記憶する機能(バッファリング機能)によって、パケットロスが発生しても即座にデータを再送信でき、渋滞の拡大を防止します。

これらの機能により「Tbridge」は通信速度を最大約350%まで向上させることができます。

Tbridgeの効果検証データ
引用元:Tbridge紹介サイト(https://tbridge-mje.jp/

実際に弊社で検証した結果もありますので、以下の記事もご参照ください。

特徴② 面倒な設定・メンテナンスが不要

「Tbridge」は、ルーターとアクセスポイント・スイッチングハブの間に接続するだけで自動的に通信を安定化してくれるため、サーバ構築やソフトウェア設定が不要で、専門知識がなくても誰でも簡単にスピーディに運用できます。

また「Tbridge」には万が一不具合が発生してもネットワークを遮断しないようにするバイパス機能があるため、安心して接続することができます。

教育機関を中心として全国で既に3,000台以上の導入実績もあり、信頼性が高いという特徴もあります。

Tbridgeの接続方法
Tbridgeの接続方法

特徴③ 通信障害の原因をスピーディに分析

「Tbridge」には、リアルタイムで通信状況を数値化・グラフ化するダッシュボード機能があります。そのため、ネットワークの状況を客観的に評価し、通信障害が発生した場合も、スピーディに原因分析をすることができます。

Tbridgeの管理画面イメージ
Tbridgeの管理画面イメージ

「Tbridge」導入にあたっての懸念点

上述のような「Tbridge」ですが、導入時にはいくつかの懸念点があったそうです。どのようなポイントに気をつけたのでしょうか。

マネージャーKさん:
私は、機器の設置工数がどれほどか?機器が故障したときにネットワークが遮断されないか?ほかのネットワーク機器の通信規格が対応していない場合はどうなるのか?などの点に注意しました。
これに対して、メーカーのチエル様に説明会を開催していただき、LANケーブルの接続だけで簡単に設置できること、故障時も正常に通信できるバイパス機能があること、そして、端末・機器の通信規格に対応していない場合も例外措置が設定され接続可能であることなど詳しく説明を受け、全て問題ないと判断しました。

担当者Yさん:
私は、初めて導入する機器だったので、そもそもどういう仕組みなのか?どういう場所に設置するのがよいか?無線LANだけでなく有線LANも対応しているのか?また、営業部ではWEBサイトを閲覧することが多く、管理部では社内システムを見ることが多いなど、部門によってネットワークの利用ニーズが異なっており、それぞれに応じたデータが取得できるか?という点が気になりました。

これらの疑問については、メーカーのチエル様の説明会のほか、実際にトライアルで試験運用をしたことで、実際に運用するイメージをつかむことができ、疑問点を解消していきました。

通信速度が大幅にアップ・ネットワーク構築もラクに

Tbridgeの導入効果
Tbridgeの導入効果

社内で検討を重ねた結果、接続端末上限100台の「Tbridge 300」を2台、本社オフィスにトライアル導入することになりました。

すると、通信速度が高速化しただけでなく、ネットワーク管理の面でもメリットがあったそうです。

マネージャーKさん:
当社では、すでにネットワーク機器を新調し、回線も専用のダークファイバー回線(最大速度1Gbps)を利用しており、これ以上通信速度が上がるのかと疑問でした。

しかし、「Tbridge」を導入した結果、最大平均セッション数は2.1倍に増加。スループット(通信速度)についても、最大約100Mbps向上し、通信環境が大幅に改善されました。
テレビ会議などデータ容量の大きい通信をしている際に通信速度が遅いことがあったのですが、これが改善されたおかげで、実感としても無線LANが快適に使えるようになったと思います。

担当者Yさん:
そのほかにも、ソフトウェアで組み立てようとすると複雑で専門的な設定や評価テストが必要だったり、サーバを構築する必要があったりと面倒なことが多いのですが、「Tbridge」は専門知識がなくてもLANケーブルを接続するだけで自動的に通信環境を改善してくれて、メンテナンスも不要なので、運用面でも非常に優れていると感じました。
また、通信環境を可視化・監視することで、ネットワーク障害の発生を把握したり、原因となっているエリアを特定することができるという点もよかったです。

導入する際に気をつけるべきポイント

以上のような効果のあった「Tbridge」ですが、実際に導入した後に気づいた注意点がいくつかあるとのことです。

マネージャーKさん:
まず、「Tbridge」は無線LANの通信安定化を謳っている製品なので、無線LAN通信だけに効果があると思っていましたが、実際は有線LAN通信でも良好な効果が見られ、全社的に通信が安定したなと感じました。

ただし、「Tbridge」は、異常なトラフィックが発生したエリアを分析することはできますが、端末レベルでは特定することができないので、注意が必要です。もし、端末レベルでの分析を行いたい場合は「T-Manager」というサービスの導入が必要となります。
(T-Managerの製品紹介ページ)
https://www.chieru.co.jp/products/system/t-manager/

「Tbridge」は設置・運用が簡単で運用コストが低い反面、機器の購入が必要で、接続端末数に応じて機器代金が高くなります。

自社のネットワーク管理コストと照らし合わせて、十分な費用対効果が発揮できるか?という観点からも検討する必要があると思います。

たとえば、ネットワーク管理を外部に委託している会社の場合は、外部委託費用が月額どれぐらいか?自社管理の場合は、管理スタッフの作業工数・人件費がどれぐらいか?など、現在かかっているコストを算出し、「Tbridge」の購入代金を上回っているか、という点が重要だと思います。

高いコストパフォーマンスを発揮するケースとしては、例えば「同時接続端末数が数十台以上の拠点・店舗が複数あり、ネットワーク管理に多くの時間がかかる」という企業様にとっては、特に大きな効果が得られると思います。

なぜか通信が遅い…とお困りなら「Tbridge」がおすすめ!

無線LANを自動最適化するソリューション「Tbridge」

MJEの社内ネットワークの通信速度が遅かったのは、ネットワーク機器の老朽化やケーブルの破損なども要因の一つではありましたが、それだけではなく「コロナ禍で急増したリモートワーク、オンライン会議、クラウドサービス」などの大容量のデータ通信により通信回線が混雑していたことも、大きな要因となっていました。

従来であればそうした原因の特定には多くの労力と時間が必要なため、根本的な改善がなされないまま運用されるケースが多いと思いますが、「Tbridge」を導入すれば、通信回線の混雑状況が一目瞭然です。

さらに自動的に通信を安定化してくれて、ネットワークの管理に課題を感じておられる企業様には、非常に頼りになる装置です。

Tbridgeは2024年でリリース10周年を迎えました

オフィスでの効果も十分に発揮しますが、学校などの教育機関でも大きくサポートをしてくれます。

1人1台環境に対応した校内LANを実現し、授業運営を円滑にすることから、学校や自治体などのユーザーにも評価されており、これまでの累計出荷台数は2000台以上、国内の約10%の自治体の教育委員会(約170自治体、約2000校)で利用されています。

「なぜ通信速度が遅いの…?」とお困りでしたら、ぜひ「Tbridge」を試してみてください!

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「よくわからないけど会社のネットが遅いし使ってみたい」という企業様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お試しください!

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