こんにちは!IT解決コラム編集部です。
昨今、動画視聴、WEB会議、クラウドサービスの活用など業務のデジタル化によって日常的に使うインターネットの通信量がますます増加しており、高速な通信環境はもはや必須のものとなっています。
一方で、通信回線への負荷が増えることで通信速度が遅くなり、業務効率が下がったという課題を抱えている企業様も多いのではないでしょうか。
それを解決するための方法として、インターネット回線(プロバイダ)を複数契約することで通信量を分散させる方法があります。
今回は、インターネット回線を複数契約する場合のメリットやデメリット、そして通信を安定化させるための代替方法について、徹底解説していきます。
株式会社MJE
「ワークプレイスをより良くすることで企業の成長に貢献する」をミッションとして、複合機、セキュリティ、ネットワーク等、オフィスに必要な様々な商品を取り扱っております。全国16,000社以上の導入実績と豊富なノウハウをもとに、事業を加速させる最善策についてご紹介します。
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インターネット回線を複数契約するメリット
通信を安定化させることができる
インターネット回線には、同時にやり取りできるデータ量の上限(帯域幅)があります。
1つのインターネット回線を多くのユーザーが使ったり、データ量の大きい通信を行うと、回線内の通信量が上限に達し、自動的に通信速度が低下するようになります。
これにより「ネットワークにつながっているのにWEBサイトの読み込みが遅い…」といった状況が続くようになり、業務効率が下がってしまいます。
そこで、複数のインターネット回線を用意することで、特定の通信回線へアクセスが集中する状態を回避することができ、通信速度を安定化することができます。
障害が発生しても別回線で補うことができる
1つのインターネット回線のみを使う場合、NTTなどの回線事業者で通信障害が発生するとインターネットを利用できず業務が停滞する可能性があります。
一方で、複数の回線事業者のインターネット回線を利用すると、障害が発生しても他の回線で補うことができ、万が一の時にも事業を継続することができます。
回線別に分けて管理することができる
複数のインターネット回線を契約することで、別々に管理する手間が発生する一方で、用途に応じて回線を使い分けることができるというメリットもあります。
例えば、事業別に収支を別々に管理する独立採算制を採用している会社では、インターネット回線を一本化すると各事業部の利用分を明確に切り分けることが難しくなります。
そこで、インターネット回線を分けることで事業別での利用状況が明確になり、事業別の採算を計算しやすくすることができます。
インターネット回線を複数契約するデメリット
通信コストが増える
一般的に、通信料金の料金体系は、通信料=インターネット回線の利用料+プロバイダ利用料という形式で計算されます。
そのため、複数のインターネット回線を契約すると、その分だけ通信料金が増加します。
障害対応や回線別管理が不要で、通信速度についてのコストパフォーマンスが見合わない場合は、インターネット回線の複数契約はおすすめできません。
ネットワークの管理・運用の工数が多くなる
複数のインターネット回線を契約すると、その分だけネットワークの管理工数が増加します。
具体的には、ルーター、サーバー、ファイアウォール、スイッチングハブ、アクセスポイントなど機器の設置、接続機器の設定、セキュリティ設定などのほか、ネットワークの保守・運用をする必要があります。
そのため、ネットワークに関する知識のある人材が不足している場合は、インターネット回線の複数契約はおすすめできません。
設備の都合で複数回線を導入できない場合がある
既存の回線で複数のプロバイダと契約する場合は問題ありませんが、物理的に複数回線を引き込む場合、建物の配管に新しい回線を引き込むスペースがなかったり、ビルオーナーが特定の光回線業者のみ指定するなどで複数回線の導入が難しいケースがあります。
そのため、何らかの制約によりインターネット回線の複数契約ができない場合は、それ以外の方法で通信の安定化を検討する必要があります。
インターネット回線を複数契約する以外の通信安定化方法
上述のとおり、インターネット回線を複数契約するのは、通信コストが増えたり、管理工数や専門人材が必要となったり、そもそも物理的に複数契約できないなど、さまざまなデメリットがあります。
そのため、インターネット回線を複数契約する方法以外で通信を安定化・高速化する方法はないのか…?と思われた方もおられると思います。
実は、「そもそもインターネット回線へのアクセス集中を防止する」ことで、こうした問題を解決することができます。
以下では、その理由や方法についてご紹介します。
なぜ高速回線なのに通信速度が遅くなる?
「うちは1Gbpsの高速回線を契約しているから大丈夫」と思っていても、実際に使ってみると50Mbpsしかなかった、というケースがよくあります。下記の記事でも解説しましたが、プロバイダが提示する通信速度は理論値の最大速度であり、実際の数値とは異なるからです。
端的にいえば、次のような理由により、同時に処理できる通信データ量の上限値(帯域幅)は低くなります。
・周辺住民が大容量のデータ通信を行っている(回線を共有するベストエフォート型の場合)
・光信号をデジタル信号に変換するONU(回線終端装置)の処理性能が低い
・ルーターやアクセスポイントなどのネットワーク機器の処理性能が低い
そして、ネットワークを通過する通信データ量(帯域)がその上限値に達すると、輻輳(ふくそう)という現象が発生します。
輻輳(ふくそう)とは?
輻輳(ふくそう)とは、「ものごとが1ヶ所に集中し混雑している状態」のことを指し、特にネットワークの分野においては、「通信回線にアクセスが集中している状態」を意味します。
通信回線は、回線の契約内容や、ルーターなどのネットワーク機器の性能などによって、同時に処理できるデータ通信量に限度があります。その限度を超えると、通信速度が自動的に制限されるようになっています。
そのため、回線の処理限度を超えないようにデータ通信量を適切に調節し、この輻輳現象を回避することで、通信速度を制限されることなく快適にインターネットを利用することができます。
従来は、一般的なオフィスにおいて輻輳現象を根本的に解決する方法がなかったのですが、スタンダード上場企業であるチエル株式会社が提供する「Tbridge(ティーブリッジ)」という商品の登場で、その問題をカンタンに解決できるようになりました。
次章では「Tbridge」の商品についてご紹介します。
Tbridge(ティーブリッジ)のご紹介
「Tbridge」は、無線LANの状況を「把握→改善→安定化」するサイクルを自動的に繰り返すことで、「速度が遅い」「よく切れる」「つながらない」といった問題を解決し、安定的な無線LANの運用管理を可能にする無線LAN最適化ソリューションです。
機能① 無線LANの問題を可視化
Tbridgeは、無線LANの状況をリアルタイムで数値やグラフとして表示することで、現在ネットワーク内でどのような問題が発生しているかを瞬時に把握することができます。
機能② 独自アルゴリズムでデータ転送を高速化
Tbridgeは、無線通信専用の独自のTCPアルゴリズムを採用しており、このアルゴリズムによって通信データ(パケット)の送信量を自動で調整し、ネットワーク輻輳を効果的に回避します。
これにより、パケットロス、再転送、遅延を改善し、最大約350%のデータ転送速度を実現します。
機能③ トラフィック制御
Tbridgeは、データ通信を自動調整することにより、容量の大きなデータ通信を行う端末による帯域幅の独占を防止し、安定した通信トラフィックを実現します。
以上の3つの機能で、Tbridgeはこれまでになかったアプローチでネットワーク輻輳の根本的な問題解決に貢献します。
また、Tbridgeはルーターとスイッチングハブ・アクセスポイントの間に接続するだけで利用でき、ネットワーク構成の変更が不要なので、スピーディに導入することができます。
この革新的な機能は特許取得済み(第6145190号)ですので、他社にはない強みが「Tbridge」にはあります。
Tbridgeは2024年でリリース10周年を迎えました
オフィスでの効果も十分に発揮しますが、学校などの教育機関でも大きくサポートをしてくれます。
1人1台環境に対応した校内LANを実現し、授業運営を円滑にすることから、学校や自治体などのユーザーにも評価されており、これまでの累計出荷台数は2000台以上、国内の約10%の自治体の教育委員会(約170自治体、約2000校)で利用されています。
≫【オフィス/学校/公共施設に】Wi-Fi通信速度安定化が可能!Tbridgeについて詳しく見る
実際に弊社で検証した結果もありますので、以下の記事もご参照ください。
「なぜ通信速度が遅いの…?」とお困りでしたら、ぜひ「Tbridge」を試してみてください!
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「よくわからないけど会社のネットが遅いし使ってみたい」という企業様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お試しください!