こんにちは!IT解決コラム編集部です。
Wi-Fi環境でお困りの医療・介護施設様に向けて、Wi-Fiが遅くなる原因や改善策について徹底解説します。
まずいきなりですが医療・介護現場で下記のようなお困りごとありませんか?
- 書類を電子化するためクラウドサービスを導入したが、Wi-Fiが遅く生産性が下がった…
- オンライン診療をしたいが、通信が何度も途切れてしまう…
- 通信トラブルが絶えず対応に追われている…
昨今、クラウドサービスの利用や、オンライン診療、動画視聴などにより、私たちが日々利用する通信量は急激に増加しており、ネットワーク環境のアップデートが急務となっています。
しかし、ネットワークに関することは難しい言葉ばかりで、ITの専門スタッフがいない施設様では、機器の選定や、通信トラブルが発生したときの心理的ストレスはとても大きいのではないでしょうか?
今回は、医療・福祉施設様に向けて、Wi-Fiが遅くなる原因や改善策について徹底解説していきます。
≫【オフィス/学校/公共施設に】Wi-Fi通信速度安定化が可能!Tbridgeについて詳しく見る
1.Wi-Fiが遅くなる理由
一般的な利用シーンでWi-Fiが遅くなる理由や、つながらない原因については、下記の記事でも取り上げましたので、よろしければぜひこちらもご参照ください。
こちらで取り上げた原因を、さらに医療・福祉施設様の事例に合わせて具体的に説明すると、次のようになります。
①アクセスポイントが遠い/障害物がある
アクセスポイントと端末との距離が離れていたり、壁やドアなどの障害物が多いと、電波が届きづらくなり、通信速度が遅くなります。
特に、医療・介護施設のように、ドア付きの小部屋がたくさんあるような環境では、電波が届きづらくなる傾向にあります。
アクセスポイントの選び方については以下の記事をご参照ください。
②同時接続している端末が多すぎる
ルーターやアクセスポイントに同時に接続できる端末(スマートフォン、タブレット、パソコン等)の数には上限があります。一般的に、家庭向けの製品なら10台~20台、業務用なら数十台~などの接続端末数の上限があります。
医療・介護施設の場合は、施設利用者の端末数や、スタッフが使う端末数が通信機器の接続上限を超えてしまい、通信が不安定になってしまうケースが考えられます。
通信における「渋滞」が起きている可能性があり、以下で詳しく解説をしておりますのでご参照ください。
③電波干渉が発生している
電波を発信する医療機器や電子機器の近くでWi-Fiを使用すると、電波干渉が発生し、ネットワークに接続できなくなったり、機器が誤作動を起こす場合があります。
これは、多くの電子機器がWi-Fiと同じ2.4GHz帯の周波数帯域を利用しており、電波がぶつかり合うためです。
また、近隣で2.4GHz帯のWi-Fiを使用している場合も同様の影響が発生します。
④ネットワーク輻輳が発生している
「ネットワーク輻輳(ふくそう)」とは、「多くのデータアクセスが1か所に集中して混雑している状態」のことを指します。
同じネットワーク内で多くの人が同時に大量のアクセスを試みると、ルーター、アクセスポイントなどのネットワーク機器への負荷が高まり、通信データ(パケット)が正常に送受信されず消失する「パケットロス」が発生しやすくなり、通信速度が低下します。
輻輳のメカニズムについての詳細はこちらをご参照ください。
2.医療・介護施設のWi-Fiを高速化する方法
Wi-Fiが遅いときの対処方法について、原因ごとにご紹介します。
①アクセスポイントの増設/中継器の設置
医療・介護施設においては、各部屋にアクセスポイントを設置するのが理想ではありますが、費用が高額になってしまいます。
期待するパフォーマンスと予算の兼ね合いをみつつ、アクセスポイントを廊下に増設したり、中継器を設置するなどの対策が良いでしょう。
②接続上限の多いネットワーク機器の導入
ルーター・アクセスポイントへの接続端末数が多すぎる場合、機器の見直しが必要です。
業務用のルーター・アクセスポイントであれば、接続台数が数十名規模~数百名規模まで、幅広く販売されています。
施設の利用者数や、通信ニーズに合わせて、最適なネットワーク機器を導入することで、通信を改善することができます。
③5GHz帯のチャンネル使用
電波干渉が発生している場合、Wi-Fiでよく使われている周波数帯の2.4GHz帯から5GHz帯にチャンネルを変更することで、改善される場合があります。
5GHz帯は周波数が高く距離が遠かったり、障害物がある場合は電波が弱くなるという短所がありますが、一方で他の電子機器と電波干渉が起こりにくいため、通信を安定化することができます。
また、5GHz帯の場合、互いに干渉しない19個のチャンネルを利用することができます。そのため、スタッフと利用者でWi-Fiの通信を分離することができるというメリットがあります。
④伝送データを調整する
上述の要因のほか、施設利用者が一時的に大量のデータを送受信したり、多くの利用者が一斉に通信をすることで、ネットワーク輻輳が発生し、通信が遅くなるケースも考えられます。
従来、ネットワーク輻輳が発生した際の対処方法としては、余裕をもってオーバースペックなルーターを購入するか、プロバイダーの見直しを行うといった方法しか選択肢としてありませんでした。
しかし、根本的な解決策として、帯域幅を最大限活用できるように通信データ(パケット)の送信量を調整することでネットワーク輻輳を防止し、通信速度を安定化させる「Tbridge(ティーブリッジ)」という装置が開発されました。
こちらについて、次章でご紹介します。
3.Tbridge(ティーブリッジ)のご紹介
「Tbridge」は、無線LANの状況を「把握→改善→安定化」するサイクルを自動的に繰り返すことで、「速度が遅い」「よく切れる」「つながらない」といった問題を解決し、安定的な無線LANの運用管理を可能にする無線LAN最適化ソリューションです。
機能① 無線LANの問題を可視化
「Tbridge」は、無線LANの状況をリアルタイムで数値化・グラフ化するため、現在ネットワーク内でどのような問題が発生しているかを瞬時に把握することができます。
機能② 独自アルゴリズムでデータ転送を高速化
「Tbridge」は、無線通信に特化した独自のTCPアルゴリズムにより、通信データ(パケット)の送信量自体を自動でコントロールし、ネットワーク輻輳を回避することができます。
これにより、パケットロス、再転送、遅延を改善し、最大約350%のデータ転送速度を実現します。
機能③ トラフィック制御
「Tbridge」は、データ通信を自動調整することにより、容量の大きなデータ通信を行う端末による帯域幅の独占を防止し、安定した通信トラフィックを実現します。
以上の3つの機能で、Tbridgeはこれまでになかったアプローチでネットワーク輻輳の根本的な問題解決に貢献します。
また、Tbridgeはルーターとスイッチングハブ・アクセスポイントの間に接続するだけで利用でき、ネットワーク構成の変更が不要なので、スピーディに導入することができます。
この革新的な機能は特許取得済み(第6145190号)ですので、他社にはない強みが「Tbridge」にはあります。
Tbridgeは2024年でリリース10周年を迎えました
オフィスでの効果も十分に発揮しますが、学校などの教育機関でも大きくサポートをしてくれます。
1人1台環境に対応した校内LANを実現し、授業運営を円滑にすることから、学校や自治体などのユーザーにも評価されており、これまでの累計出荷台数は2000台以上、国内の約10%の自治体の教育委員会(約170自治体、約2000校)で利用されています。
「なぜ通信速度が遅いの…?」とお困りでしたら、ぜひ「Tbridge」を試してみてください!
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